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うまくいかない時にしか出会えない自分がいる

日光の三猿ではないですが、
誰しも、見ないようにしていること、聞かないようにしていること、言わないようにしていることがあります。

たとえば、怒りを感じてはいけないと思って黙り込んだり、
「大丈夫」と笑ってみせたり。

自分や他人にとって良かれと思って、心を覆い隠すことで、和を乱さないようにしてきた。
ただ、それが長く続くと、やがて本当の望みまで覆い隠してしまうことがあります。

たとえば、
「人に頼りたい」気持ちを、弱さだと思って抑え込む。
「変わりたい」気持ちを、現状維持の安心感で包み隠す。

そんなふうに、自分の想いに無意識にフタをしてしまうのです。




フタの下にあるものほど、力を持っている


無意識にしていることは、自覚がないからこそ強い影響を持ちます。
それは心の奥に眠っている「未完了の感情」。

たとえば、昔うまくいかなかった経験、誰かに言えなかった悔しさ、
「どうせ私なんて」という小さな諦め。

それらは、放っておいても消えません。
ただ心の中につくったフタの下で生き続け、「進もう」としたときにだけフタを開いて顔を出してくる
だから、前に進めないときほど、フタの中を覗くチャンスです。


ネガティブな出来事は、心からのメッセージ


人は、うまくいかないことが起きると「またダメだった」と感じます。
でも本当は、そのうまくいかない状況が、心のフタの奥にしまい込んだ何かを教えてくれている。

たとえば、
・誰かの言葉に過剰に傷ついた
・努力が空回りして虚しくなった
・なぜか同じことで何度もつまずく

そんな出来事が起きたとき、「何が悪いのか」ではなく、
何を見ないように、何から耳に栓をして、何に口を閉じたんだろう?
と、そっと問いかけてみる。

答えはすぐには出なくても、その問いが、心の深い部分を緩ませてくれます。


うまくいかない時こそ、うまくいくためのヒントがある


人生がスムーズなときは、心の奥を探る必要がありません。
けれど、うまくいかない時期こそ、これまで見えなかった自分が浮かび上がってきます。

その姿を責めずに、フタから顔を出した想いを温かく迎えることができたら、そこから本当に現実が変わり始めます。

進めない原因は、外ではなく内側にある。
そして、その内側にある何かに気づいたとき、押しとどめていた自分自身が変わり始めます。


フタの中を覗いた先にあるもの


止まっているようで、ちゃんと進んでいる。
フタの向こうにいた自分を、少しだけ思い出してみることで、未来への扉は新しい方向を指し示してくれます。

進みたいのに進めないとき、それはフタをしてしまった自分と、もう一度向き合うタイミングなのかもしれませんね。


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