見出し画像

かわいくてかっこいい彼女たちにありがとう│道徳の根本には憧れがある

概要
プリキュアにハマった子育て中のアラフォーが勢いに任せて書く、最終回の感想です。2500字くらいの文です。


初めての「アニメロス」

アニメ「キミとアイドルプリキュア♪」が最終回を迎えました。
大人になった主人公・咲良うたが仲間と再会し、舞台へ臨むラストシーン。
最後の最後までキラキラな、感動の大団円でよかったです。

公式ポータルによるとプリキュアとは、
プリティー(PRETTY=かわいい) + キュア(CURE=癒す・治す)
を合わせた造語。
ささやかで大切な日常を守るため、主人公たちがプリキュアに変身する物語です。

私が子どもの頃から好きなアニメは、
セーラームーン、クレヨンしんちゃん、名探偵コナンなど、ほとんどが有名どころの長寿番組。
プリキュアも20年以上続く長寿アニメであるものの、ほぼ1年ごとにストーリーと登場人物が一新する、仮面ライダー方式なのですね。

もう今作の彼女たちとはお別れなのかと思うと、
楽しかった気持ちとともに、何ともいえないさみしさがこみ上げる……。
長年のプリキュアファンの方々はこれを毎年乗り越えているのか!?

イベントでもらったサイン

同時に、1年で主人公たちの成長を描ききるストーリーだからこその良さもあるのだなと思いました。
個人的に好きだったのは、今作の初期メンバー3人がわりとごく普通の女の子たちだったところ。

喫茶店の手伝いで思うように動けず落ち込んだり、
ピアノ発表会でプレッシャーにのまれたり、
憧れていたアイドルプリキュア業の裏側(化け物と戦う)に心折れかけたり。

励ましあい、声をかけあって乗り越え、地道に成長していく姿がまぶしかったです。

妖精のプリルンメロロンにいたってはおそらく小学生くらいの精神年齢で描かれていたところから、
大人っぽいプリキュアの姿に見合うまでのジャンプアップ成長を遂げていて、子どもの憧れる要素がつまっているなあと思いました。

主人公たちはあくまでプリキュアなので、
「アイドルという職業」を頑張るというよりは、
「お互いを照らしあう」ためにどうしたらいいかというような、
人としてのあり方を問うようなテーマでした。

わんだふるプリキュアの時もそうでしたが、幼児向けと思って油断して子と一緒に見てると、気づいたら大人が泣き出してますからね…(自分)

ストーリーはシンプルに真っ向から、
そしてリアルなアイドルオタク(私)も目がくぎ付けになるような、
可愛さと楽曲に力を入れたようなお話だったなと思います。

後期エンディング曲「キミとルララ」の、
♪ 涙もキミの一部 本気の証 チャーミング
という歌詞が前向きなキミプリらしくて好きでした。

娘と一緒に毎週楽しんで感想を伝え合った日々も、
いつか懐かしい思い出になっていくんだろうと思いながら、エンディングを見ていました。

元気な人からもらう「やる気」

ロスから立ち直るべくネットで感想などを探していると、主人公・咲良うた役の声を務めた松岡美里さんのインタビュー記事を見つけました。

松岡さんにとってうたちゃんは「尊敬できる友達が横にいるという感覚」で演じていたそうで、これには納得しました。
松岡さん自身も明るさと挑戦力に満ちた雰囲気を持っている人ですね。

変身シーンで「ニヒッ」と笑うところ、主人公の親しみやすさが出ていて好きなのですが、アドリブだったと知り驚きました。

キャラクターに魂を吹き込む、その喜怒哀楽の巧みな表現に私は惹きつけられていたのだなと、
1年を通して松岡さんのファンになりました(←惚れっぽい)

環境や才能に恵まれていたとしても、人間辛いことや苦しい時期は必ずあると思いますが、表に出る時はパワーにあふれている人いますよね。

私の好きな鈴木愛理ちゃんも……と書こうと思ったら、もう一生動かないと思っていたBuono!の公式YouTubeが動いてる!??
伝説の3人組グループでした。

先日雑誌を読んでいて目に留まった記事があるのですが、
哲学者の鷲田清一氏がインタビューで、

フランスの哲学者ベルクソンは、『道徳の根本には憧れ(aspiration)がある』とも言っています。
あんなふうになりたいとの憧れから道徳は始まる。

という話をしていました(PHP誌2025年12月号)
理念で「人間はこう生きるべき」といくら思っても身につかないけれど、
具体的な誰かのうしろ姿を真似する中で学べることは多いと。

主人公たちの保護者の考え方や、子どもにかける言葉も温かくて。
親御さん登場のたびにこれは真似したい……と、
もはや子育てを教わる気持ちで見ていました。

今作のプリキュアは必殺技が歌唱というミュージカル形式であったり、
敵もそこそこ話の通じるキャラクターで、最終的には共存していく「罪を憎んで人を憎まず」。

理想ではあるけれども、現実を踏まえればそうはいかない面は多々あります。
でも「こんな人に自分もなりたい」と思えるようなかわいくてかっこいい、
幼児にとってちょっと年上の主人公たちをひたすら描く作品は人気が続くのもよくわかりました。

個人的にはプリキュアが歌いだした時に敵が、
「なに歌ってんだよ!状況わかってんのか!」とか「遊びは終わりだ」
とか、ごもっともなことを言うのがシュールでおもしろかったですが…笑
(歌には力があるし、ミュージカルも好きです)

終盤で先輩アイドルのカイトさんが、親友への思いからプリキュアになった回もよかったですね。
変身するのって何らかの変身アイテムありきだと私は思い込んでいたので、
そうか自力で変身するんや……さすがレジェンドアイドル……と思いつつ見てました。かっこよすぎやろ。
娘も「変身したー!!」とテンション上がってました。

うたちゃんとカイトさんの尊敬し合う関係性も、
私の中の猫屋敷まゆが顔を出しては浄化されました……。

産後うつで読書やジョギングができなくなった時期の私の救世主となってくれた、幼児向けアニメ。

プリキュアの魅力に触れた1年、楽しかったです。
ありがとうアイドルプリキュア。
おもちゃの販促が清々しいほど商魂たくましいのも、もはや大人として見習いたいと思いました… (笑)

トイザらスで葛藤する母プリ
プリティホリックかわいすぎる

そして最終回後に発覚したのですが、
娘、ずっと「ぷりきゅわ」だと思っていたらしい。
大丈夫、おもちゃと一緒にプリキュアのひらがな練習帳も買ったから!
読み書き練習するメロ…!

読んでいただきありがとうございました!
スキやコメントをいただけるとうれしいです。
スキはnoteの会員登録をしていなくても♡ボタンを押すと送れます♪

新番組の名探偵プリキュアも楽しみ

いいなと思ったら応援しよう!

小酒井ナミ|移住|小説 応援していただけるとうれしいです✨️ 励みになります。

この記事が参加している募集