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「この場所なに...?」住宅街の「隙間」に潜む「異質な入口」その奥に...『御霊社(ゴレイシャ)』

2026/03/05 ヤフーニュース掲載記事

■この記事の好きなポイント■
ステンレスの鳥居と、古くからの信仰。その対比がこの神社の面白さだった。
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【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。161カ所目は、藤沢市辻堂元町の『御霊社(ゴレイシャ)』。別名「南のシャクジイさま」です。

JR「辻堂駅」南口から徒歩13分ほど。閑静な住宅街の“隙間”に、ステンレス製のメタリックな鳥居がひときわ異彩を放つ小さな神社があります。

鳥居をくぐると…

ソテツでしょうか...。

コンクリート塀に囲まれた細長い敷地には、南国の雰囲気をまとったワイルドな植物が茂り、どこか異国の空気が漂います。その奥には、木造の切妻屋根の社殿がひっそりと立っています。

足元には、浜辺を思わせるさらりとした砂が...

この『御霊社』について、境内の案内板には、次のような由緒が記されています(現代語で要約)。

辻堂の開拓が始まったのは、江戸時代中期の元禄年間(1688年〜1704年)のこと。地域の指導者であった名主・吉田平太夫が中心となり、まず「字久根下(アザクネジタ)」と呼ばれる場所に、最初の田んぼが作られました。

その後も、地面をならし、水を引いて、作物が育つように整えていく「開墾(かいこん)」が続けられ、五穀豊穣(ごこくほうじょう=作物が豊かに実ること)を願って、稲荷社(いなりしゃ)が奉られました。

創建は、宝暦12年(1762年)、当時の名主・吉田次郎兵衛。この神社は、別名・南の「シャクジイさま」と呼ばれています。

「シャクジイ」という呼び名の由来は、定説がなく、諸説あるもよう。

古代の石信仰に由来する「石神(しゃくじん)さま」や「石地蔵(しゃくじぞう)さま」がなまったとする説、「御霊(ごりょう)信仰」に由来する俗称とする説、または地域に根付いた呼び習わしとする見方などが挙げられています。

社殿の内部には、稲荷神の神使(しんし)「狐」の姿がありました。

辻堂の開墾の歴史とともに歩み、地域の豊穣と穏やかな暮らしを静かに見守り続けてきた神社『御霊社』。

現在は現代的な外観ながら、“土地と人の記憶”を今に伝える、静かな語り部ともいえる場所です。

基本情報
『御霊社(別名:南のシャクジイさま)』
住所:藤沢市辻堂元町3丁目15
※駐車場は無いため、行かれる際は公共交通機関をご利用ください。

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