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Netflix「自由研究には向かない殺人」を観た

原作を読む
自由研究には向かない殺人ホリー・ジャクソン 2021年翻訳初版
新しい作家なので、よく知らないが、YA(ヤングアダルト)のミステリー小説だ。
第2位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編となっていた。

自由研究には向かない殺人

本が読めない 
  69歳だと目がかなり弱ってくる。私の場合、近視に老眼が入ってくるので、ちょうど本を読む位置、目から20センチくらい離した時に文字が一番見えなくなる。また裸眼だと本を最低10センチまで近づける必要がある。

 よくやる方法として眼鏡を鼻の下へずらす。これで読めるようにはなるが、だんだん眼鏡をずらす位置が下がってくる。もうすぐ鼻から落ちるくらいだ。こんな時、歳は取りたくないと思う。

 それと前頭葉の萎縮の影響からカタカナの登場人物、地名がなかなか頭に残らない。結局最初の100ページを読むのにかなり時間がかかった。それでも久しぶりに600ページのミステリーを3日で読んだ。後2冊、シリーズものがある。今読み始めている。

 この小説はYA(ヤングアダルト)のミステリー小説だ。日本で言えば青春ミステリーだ。このジャンルの小説は多いが、今思いつくのは「ぼくと、ぼくらの夏樋口有介、1991年初版。私のお気に入りだ。
小説に出てくる女子校や場所が地元を舞台にしているので、読んでいて既視感があり、人の倍は楽しめる。

ぼくと、ぼくらの夏

 この時代において、YA(ヤングアダルト)の小説、映画の人気は凄かった。日本が若者の時代でもあった。
フランシス・F・コッポラの「アウトサイダー
私が観た映画のうち生涯ベスト10だろう。
恐らく違う映画を思うかべている人も多いと思うが、ヤクザ、格闘技は全く関係ない。1980年代、無数の星の輝きのようにあった青春映画。その傑作の一つだ。青春のバイブル的な映画だ。

アウトサイダー

 YA(ヤングアダルト)を私はこう理解している。
 子供もみたないは大人の正反対の言葉で、まだ子供だけど、考え方が老成している。大人よりしっかりた考えを持つ少年、少女達を指している。ドラマ「ブラッシュアップライフ」的に言えば3巡目くらいの子供達だ。

 「ブラッシュアップライフ」はNetflixで配信している。これもお勧めだ。
脚本がバカリズム 死後、自分をもう一度生きられる設定で物語は始まる。
主人公は33才で亡くなってから、同じ人生を繰り返す。それも前回の人生の記憶を持っている。主人公は当然、人生を修正していく。そして微妙に世界が変わって行く。

ブラッシュアップライフ

Netflix制作自由研究には向かない殺人
 ようやく辿り付いた。そう言えばNetflixは小説を原作として映画化することが多い。これって、あくまでも私が感じているだけの話。

 この際だから、また横道にそれましょう。
小説が原作となったNetflix配信もので面白かったものの一つ。
SF巨編「オルタード・カーボン
サイバーパンクの映画だが、根底はハードボイルだ。同じ路線で元祖サイバーパンク映画「ブレードランナー」もハードボイルドだった。
でも「ブレードランナー2049」はそうではなかった。何故だ?
だから1回しか観てない。

ブレードランナー
SF巨編「オルタード・カーボン」 愛蔵版

サイバーパンク(cyberpunk)
 近未来のディストピアを舞台としたサイエンス・フィクション(SF)のサブジャンルである。人工知能やサイバーウェアなどのテクノロジーが高度に発達した社会で、抑圧的な支配や腐敗した体制などのディストピアに反抗する姿勢が描かれる。

 ハードボイルド小説も好きな私としては、「オルタード・カーボン」はSFのハードボイルドだった。恐らく、スターウォーズ系のSF好きな人には向かないと思う。だから評判は余りよくなかった。
ただシーズン2はハードボイル感が消えた。シーズン1がいい。

シーズン1 ハードボイルド感あるよね・・・

ハードボイルド( hard-boiled 元来は(卵の)固ゆでの意)
 1920年代のアメリカの犯罪小説において登場した。作家ダシール・ハメットやレイモンド・チャンドラーなどがその代表的な作家だ。

  ハードボイルドな作品は、暴力が支配する世界で、そこで冷徹に行動する男が主人公となる。自分の行動基準においては、暴力もいとわずに問題を解決する。だからそこに軋轢が起こる。そして、それを押し通す姿が描かれている。男女の関係もそうなる。小坂忠さんの歌にその雰囲気がある。

 ようやく「自由研究には向かない殺人」に戻る。
このシリーズ。Netflixがシー人2を配信しているウェンズデー」にも出ていたイーニッド役の女の子が主演だ。エマ・マイヤーズ
気になる女優さんだったので、調べてみる。なんと既に24歳となっている。

ウェンズデーに出ていたイーニッド
エマ・マイヤーズ

 原作を読んでいたので、どんな脚本になっているのか気になった。観てみると骨格となるミステリーは変えていなかった。
登場人物が多いミステリー小説は初見だと、名前とその人の背景がなかなか覚えられないが、ドラマだと顔や家、仕事を見て記憶出来るので、本でミステリーを読むより早く結末を知る事が出来る。直ぐに楽しめる。
評判もいいらしく、シーズン2の配信が決まったようだ。
小説には回収していない謎と伏線があり、3部作になっている。

概要
 英国の郊外の町、リトル・キルトンにおいて、5年前(2012年)に17歳の女子高校生、アンディ・ベルが失踪した。その当時交際していた同じ学校の少年がアンディを殺して、自殺したとして事件は強引に幕引きされていた。
しかし、その少年をよく知っている少女ピップは、彼を犯人だとは信じられない。

 その無実を証明するために高校の最終学年となったピップは「自由研究」として真相追究を開始する。そして関係者へインタビューを始めると、次々と怪しい証言と証拠が出てくる。また見えない犯人の脅しも始まる。

 それに果敢に挑むピップ、若さ故に大胆な発想と行動、それが魅力だけど、そんな謎解きYAミステリーとなっている。
結果として「殺意のない殺人」だった。その理由は本の方がわかりやすい。

小説の3部作
自由研究には向かない殺人」これがシーズン1
優等生は探偵に向かない」これがシーズン2
卒業生には向かない真実」これがシーズン3となる?

優等生は探偵に向かない  卒業生には向かない真実

 ミステリーなので、ネタばらをしたり、伏線がどうのこうのと言うのもつまらない、ここでは視点を変えた感想を少し書きたい。

 ドラマで舞台となるは英国の郊外、田舎街だ。街はドラマ上では緑豊かで家々は花で飾られている。花はほとんどがプランターだ。

 ドラマでは緑豊かに見えるが、実は英国の森林面積は国土の13%、世界でもかなり低い方だ。ちなみに日本の森林率は7割くらいだ。日本は森と川、水の国。手つかずの森も多い。
一方、英国は産業革命や戦争で、国土が破壊されており、自然林は2%もない。自然破壊後に作った森だ。だから整然として綺麗なのかもしれない。

 私は2回、ロンドンとその郊外の学校を訪れたことがあるが、学校の回りには本当に緑が多い、でもゴルフ場みたいだ。また車が少ない。日本の郊外みたいに、でかいショッピングモールがあって、車で買い物へ行く。そんな光景はない。

 ドラマではドローンから撮っている車の移動シーンがある。こんな所を車で走ったとなと思いだしていた。
主人公のピップが目指すケンブリッジ大学も1度訪れたことがあるが、権威の塊みたいな大学だった。

 アイザック・ニュートンが万有引力を思いついたリンゴの木が祖先となるリンゴの木。ケンブリッジ大学なかにあった。
芝生を突きって歩けるのは教授だけだそうだ。

大学の入り口
芝生を歩く爺さん
アイザック・ニュートン
まだ40代の私

英国のパブリックスクールは私学だ。中古一貫校となる



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