『サンセット・サンライズ』できればシリーズ化を!
この作品、あまりに良すぎて二度観賞してます。
とりあえず映画館に観にいかなかった事を後悔しました。
導入から釣りそして地域住民との交流で”えっ!最高じゃね?
このオフビートなテンポのまま令和の「釣りバカ日誌」行けるんじゃね?
菅田将暉の演技がすごくよい。
演出に彼の持ち味が嵌まっていてなんだかずっと見てられる。
仮面ライダーWで演じていたフィリップの初々しい姿からこんなにも成長しちゃって~父ちゃん嬉しいよって親戚視点になる。すんません。
中村雅俊と井上真央の、田舎の朴訥とした曰くありげな親子の雰囲気もすごく良い。そう言えば井上真央ってキッズウォーしか知らないな〜。
池脇千鶴?え?どこ?だれ?え?え?
あ~~~~、、役者ってすげーー!。
え、この人V6の人?三宅健?嘘でしょ。。歌も踊りもすごくて、粗暴だが田舎の気のいい兄ちゃん役もできて、なんなんこの人。
あとピストルさんの存在のクッションっぷりよ。
とりあえず出てくる人全員良かった(シゲさん、、泣)。
これを違和感なくまとめ上げた製作陣、ほんと凄い。
漫画っぽい箇所もあるにはあるが全然許容範囲。
演出は基本オフビートのまま進んでゆき、コロナの話から過疎の問題、東日本大震災の話が織り込まれ始めて、、
「あ~~、私が全く実感できていなかった要素がここに散りばめられてるな」って感じで姿勢を正し、襟を正して見直す。
正直”すんばる(シンバル)”の社長登場と芋煮会のあたりで多少警戒はしましたが、気仙沼で今起きている問題から大きく逸れることはなく、笑いと涙で最後まで走り切ったの、ほんと良かった。
災禍で直面していた方々の、耐えるしかない前に進むしかない残されたものの現状、去った人訪れた人残された人々それぞれの心の底にある微細な感情の揺れ、そういった私が蔑ろにしてきたであろう物事が観賞中スッと入り込んできて、結局直面してみないと何もわからんし、理解しようがないものも多くあるんだなってね。
エンディング間際の『しわのんぼりまたすずむ』の歌に関するくだり、最後の船で太陽に向かって行くくだりがずっと残ってる。
東北にせよ石川県にせよ、地元から向かうには物理的に少しだけハードル高め(雪を知らない、直行便がほぼ無いなど)ですが、観賞前より確実に強く”訪れよう”ってなりました。
温泉入って、美味いもん食って、私が帰った後地元の人に「なんだあのやろう」とか「おたづなよ」って陰口叩かれる事込みで。
蛇足
東日本大震災の頃、私は畑違いの職種へ転職。
通勤時間往復3時間やや(いやかなり)ハード寄りでしたが素敵に疲弊した毎日。
その時期のマイブーム、ほか弁の全メニュー制覇というトチ狂った縛りの昼食後の気だるい昼下がり、業務中急に本社と連絡が取れなくなり、たまたまその日出張で来ていた社長以下数名の幹部連が慌てた様子で事務所を訪れ、WEBでニュースや動画を確認し衝撃を受ける。
そこから数日東京の本社業務が停止。
それくらいが最初の衝動で、結局全て伝聞、受けた情報も流して聞いてたなって。なんだかこの作品を見て当時の事を少し振り返ってしまいました。
