虫嫌いを克服させる千本ノック 224本目 ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切虫)メス
いつものように仕事帰りに駅近スーパーに寄って、刺身半額を買ってホクホク顔で家路につく。しかも昨日は半額だけでなく1/3でも2つ買えたのでよけいに。ちょっと買いすぎちゃったかなと思いながらも笑顔が漏れるやばいやつに。
と、地下の階段を昇るところに、何かいる。
ゴキブリ…?にしては大きいか。
近づくと、ゴマダラカミキリだ。
子どものころ、一番見たカミキリムシ。しかし、なぜか結婚してこの地に移ってからはあまり見ていない。今の家を買う前に7年住んだアパートで、玄関前にいたことはあったけど。
子どものころはシロスジカミキリを見たくて見たくて、一度だけ産卵シーンを見られたけどそれきりで、見られるのはいつもいつも似て非なるゴマダラカミキリだった。
見てガッカリする虫のトップ10でも上位に入る虫だった。
それが今ではレアなので、テンション上がる。
まずは25mm(35mm判換算50mm)で撮り、このあとマクロレンズにチェンジだ。
いつもならカバンに忍ばせているのは60mmマクロだが、わけあってこの日は90mmマクロ。


うーん、美しい。脚の色がこんな風に水色だったなんて、子どものころは意識すらしていなかった。
美しい、美しい…何度も言いながら何枚も撮った。
やっぱりなるべく大きく撮りたい。

別角度も。

フラッシュ撮影。

なぜ右側にレンズの影が出るのか撮ったときはわからなかったが、E-P7のフラッシュが本体の左側についているからだった。影は光の反対にできる。

名残惜しく、最後の1枚。

…のはずだった。
家に帰る途中、やはり、300mmレンズでも撮りたいという欲望がムクムクと湧いてくる。
OM-1には60mmマクロがつけてあり(朝に使ったのだ)、そのままにして、300mmレンズも持ち出した。
現場へとんぼ返り。
ここからしばらくは #300ミリレンズ最近接 1.4mからの距離固定で。



お股の開き具合が異なり、微妙に動いていることが分かる。
フラッシュ撮影。

ここからは60mmマクロにチェンジ。

撮るの楽だな。
フラッシュ撮影。

触角の影が鮮明に写るので、撮った直後に一瞬目に入る像では、触角が増えたようで、焦る。
この美しさは、きっと羽化したてなんだろうなとずっと思いながら撮っていた。
裏側も見たい。
60mmマクロの良いところは、片手撮りがいとも簡単にできること(それがしづらいからOM-3はやめた)。

え?むしろ老けてる?
ちょっと幻滅して、置いた。

と、

触角お手入れ始めた。触った記憶なかったが、左手でつかんだ時の写真を改めて見ると、確かに。

羽化したてではなかったが、やっぱり気になり、もう一度つかむ。


全然元気がないんだ。そして、この顎の汚れ具合といい、これはメスで、もう産卵したあとなのではないかと。

見せてもらおうか、陰部を。
処女どころか、経産婦なのではないか?



私は産婦人科医ではないので、よくわからないが、とりあえず、証拠の写真だけ撮っておく。
あまり元気ないとは思っていたが、ようやく?ギィギィカミキリムシ特有の音を出し始めた。

ジタバタ。

ゴマダラカミキリのオスメスの違いは触角の長さで分かる。
触角自体はほかの多くの昆虫に比べればずっと長いが、ゴマダラカミキリの中で比べるとこれは短い方。よって、やっぱりメスだ。
元気のなさといい、すでに産卵後で後は死を待つばかりと見ていいだろう。
飛ぶ素振りさえ見せなかった。
今日の出勤前に、忘れなければ、もう一度同じ場所を通ってみよう。死体になっているかもしれない。
以下、撮影機材。

E-P7+M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
E-P7+M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
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