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そのLDK、キッチンが全部台無しにしています

「おしゃれなLDKにしたい」と言いながら、キッチンを設備としての目線だけで選ぶ。

これでは、どれだけ床材や照明、インテリアにこだわっても空間がまとまるはずがありません。


キッチンは家具だ

キッチンは料理をするための設備であると同時に、LDKの中で最も大きく、LDKの印象を左右する「家具」です。

特にアイランドや壁付けタイプは、キッチンの配置によってはLDKの主役にすらなり得ます。
にもかかわらず、多くの住宅では「収納量」「掃除のしやすさ」「食洗機の性能」ばかりが優先され、デザインは後回しにされがち。
いや、正確にはデザイン面も考慮はされているものの、その解像度が低すぎるのです。

その結果、床は無垢材、家具はヴィンテージ、照明はこだわりのペンダントなのに、キッチンだけが艶の強い木目調シート。
正面には不自然な収納、ゴツくて謎に横長の取っ手、側面にはメーカー標準のパネルがそのまま見えている。

これでLDK全体がおしゃれに見えるほうが難しいでしょう。


人気かどうかだけで選ぶと失敗する

よくあるのが、設備メーカーのショールームでキッチン単体を見て、「この扉色が高級感ありますね」「この柄が人気です」と決めてしまうケース。
しかし、ショールームは照明も広さも整えられたキッチンを売るための空間です。
そこで格好よく見えたキッチンが、自宅の中でも格好よく見えるとは限りません。

またショールームではアドバイザーが付くこともあるでしょう。
そのような方に設備面のアドバイスを聞くのは問題ないのですが、デザイン面の話を聞くのは要注意です。

先ほども書いたとおり、キッチン単体のオシャレさよりも、重要なのはLDKとの相性です。
そもそも家の床材、壁色や素材、目指しているスタイルをアドバイザーが正確に理解しているケースは少ないでしょう。
なので、抽象的なアドバイスしかできないのです。

本来は設計担当やインテリアコーディネーターが同行し、彼らが率先してデザイン面の責任を持てばいいのですが、結局は「施主任せ」になることが多いです。
施主自らが選んで、いざ住宅が完成した時に微妙な結果だったとしても、自分たちは責任を取らなくて済みますからね。

また、彼らの中にも「オシャレなキッチンを入れれば、オシャレなLDKになる!」と勘違いしている人が多いのも問題ですが…


ちょっと残念な事例

さて、ここからはハウスメーカーのHPなどに載っている施工事例を見ていきます。

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