窓がデスクになり、床が机になる
机がただの板に
木製の自作ローテーブル。公園で拾ってきた太い枝4本が脚となっていたが、私の足とぶつかって外れたり、大人しくしていると思いきや木の微粉を振り撒くようになっていた。
そもそも脚がある必要はあるのか?そう考えるやいなや、脚を4本とも外し、机はただの「板」になった。部屋の中央に何故か木の板が転がっているという、奇妙な風景が誕生した。また、これまで机の天板だったものが床に密着し始めたことで、床も机の天板に見立て始めた。
昼下がり、木の板の上に緑茶だけを置いてじっとするひと時は、自分を取り戻すのに最適な時間だ。
備え付けの出窓
部屋には備え付けの出窓がある。これまでは植物を置いたり、小物をディスプレイする棚のような役割を担っていたが、デスクとして使用するようになった。スタンディングにするにはやや低かったため、座面が高めのスツールを部屋に導入した。こちらのデスクは主に、パソコンを触ったり、何かを書いたりする時に使う。
これまではローテーブルであぐらをかきながら作業をしていたが、少し長い時間集中する時、あぐらは関節を痛め、作業中断の元となった。作業時は脚をぶらぶらさせる代わりに、瞑想時にだけしっかり脚を組もうと思った。何事もメリハリが重要だ。

机の概念
部屋の床が広い机の役割を果たしている。年末に部屋であんこう鍋を行った際、机では容量が足りないということで、床に鍋やら皿やら具材を広げていた。その時、いくら広げてもキャパシティに余裕のある机の天板(床)に感動し、机の常識についてにわかに疑い始めたことを覚えている。その時にはもう、机の固定概念を払いのけ、地べたにマグカップを置いたりする覚悟はできていた。
立体物としての机が無くなり、部屋の見晴らしがさらに良くなった。一番の成果は、坐禅時の風景が整ったことだ。いつも目の下に映り込んでいた机のことは気にしなくて良くなり、思う存分、雲を見て、カラスを眺めて、煌びやかな木々の揺れに集中することができるようになった。
私の部屋で起こった、奇妙な変化。
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