めちゃくちゃ泣けて面白い恋愛映画『(LOVE SONG)』が観れば観るほど癖になる理由
最近映画やドラマで恋愛もの、観ました?
前は、映画といえば「恋愛!」な気がしてたけど、最近はミステリーとか友情ものとか、そっちのほうが多い?
「恋愛離れ」なんてニュースも見かけるし。やっぱり日本人は「恋」をしなくなってるのか……?
かくいう私も、そういや最後にキュンキュンしたのいつだっけ……と遠い目。
そんな時に出会ってドハマリしたのが
10月31日に公開になったこの映画『(LOVE SONG)』であります。
W主演で、ひとりはハリウッド映画にも出た経験のある甘いマスクな実力派俳優・森崎ウィンくん。
もうひとりは飛ぶ鳥落とす勢いの人気アイドルグループ Snow Manの向井康二くん。
「……あ、つまりBLね」
と思ったそこのあなた。違います。これは
【めちゃくちゃピュアな純愛物語】
なのです!(※それだけじゃない理由はのちほど)
かいつまんであらすじを紹介すると……
ソウタ(森崎ウィンくん)とカイ(向井康二くん)は、高校、そして大学も一緒の同級生で親友。
実はソウタはカイに密かに想いを寄せているんだけど、ある日、カイが突然大学を辞めて行方をくらましてしまう。
それから6年、研究職に就いたソウタは海外出張でタイへ。
というのも、同じ大学の同級生だった子から
カイがタイにいるらしい、と聞いたからで……
そして舞台はタイへと移り、二人が運命的な再会を果たしてからのストーリーが始まるんだけど、この映画のテーマは【両片思い】。
ん? つまりそれってお互い好きなわけだから……
気持ち伝えればよくない!?
と、私なんかは思ってしまうんですが、この二人は違うんですね~
まっっっっっったく言わない!気づかない!察しない!
鈍すぎるっ!!!!!!!
「いまのわかりやすすぎん?」って相手からの好き好き光線を、どうやったらかいくぐれるん? 自己肯定感どうなってるん?
ってお酒片手に問い詰めたくなる……とにかく、もどかしい!!!
そんな二人がどんな恋の結末を迎えるかっていう、言っちゃえば【どちゃくそシンプルなストーリー】で
誰か死ぬわけでも余命わずかになるわけでも
事故で記憶喪失になったり転生して悪役令嬢になるわけでもないんだけど
これがね…… はまるんですよ……
しかも「泣けて面白い」っていう一見相反する感想が両立できちゃってるの、この映画。なんで?
その理由を感想を書きながら突き止めようというわけです。
まず「面白い」から行ってみますね。
この映画、実は監督さんがタイ人の方で
手がけた「2gether」という作品は世界的ヒットだそう。
だからなのかな、ちょっと日本人からすると
「おおおお……独特な演出!」
「おおおお……すごい台詞!」
ってのがちょいちょいある。それがなんだろう、楽しい。
たとえばカイは公式さんいわく【ミステリアスなカメラマン】で
基本口数少ない。アンニュイ。本心つかみにくいタイプ。
少女漫画によくいますよね~これ系。ヒロインこじらせさせる、一歩間違えるとメンヘ〇製造機、的なね。
そのカイがですね、再会を経たあと、
それはそれは神出鬼没のごとくソウタの前に現れるんだけど
ほぼ全部スロー! スロー撮り!
そして背景に奏でられる切ないBGM。
え!めっちゃ少女漫画やん!!!!って思ったよね。
そうして気づいたらいつしか、今か今かと
カイのスローな登場シーンを待ちわびてる自分がいるわけです。
で、このカイがなかなかに独特な台詞を口にするんですよ。
あまりネタバレできないから言えないけど
公式座談会でキャストさんもおっしゃってたからOKと判断して一つ紹介。
おまえの口から食べるカイチアウは より美味しいな
すごくないですか!?
※ちなみにカイチアウはタイの卵焼き
こんな決めぜりふあるんかい!って脳内突っ込みしたくなるも
なんでだ…? タイMagicなのか……?
胸きゅん台詞としてグッときてしまった自分がいてびっくりしたよね。
他にも最高のタイミングで土砂降りになるスコールとか
「ガンバッテネ!」と声をそろえるソウタ同僚たちとか
研究室の窓から他の男と話してるソウタをひょっこりはん並に覗くカイとか
「気になる!」って演出がちょいちょいあるんだけど
だけどね……それがまた味があるというか
結果いまこれだけはまってるんだから
今思えばすべて作戦で、この映画の手の上で転がされてるのかも。
そんな気がしてきてしまうくらい、癖になるんだよね……。
と、こんな雰囲気だと冒頭で言ってた「泣ける」ってホントなん!?
と思われるかもですが、先に言っておくと
うるうるしましたってレベルじゃなく、号泣案件です。
2回目以降の鑑賞、嗚咽すんじゃないか…の勢いで泣いてます
正直1回目の中盤くらいまでは
「うんうん切ないよね片思いって…」なんて思いながら
ソウタとカイがタイのナイトマーケットでいちゃいちゃデートしてる姿にも
(虫の食べ合わせっことか、ストリートミュージシャンに飛び入りとか)
観てるこっちが照れちゃったり……だったんだけど。
大学時代に離ればなれになって再会した二人の物語が、中盤から一気に動きだすんですね。その軸のひとつになってるのが
「カイが大学時代に作った、でも未完成のラブソング」
ソウタもその存在は知ってて、なんなら
「ちょっと気になるやつがいて…そいつを思って作ったっていうか…」
なーんてカイから聞かされてちょっと嫉妬もしてた、いわくつきの曲。
それがついに完成してカイがライブで披露するシーンがあるんです。
このライブもすごい切ないシーンではあるけど、正直1回目の鑑賞ではまだうるっと来たり、ツーっとひと筋涙が流れるくらい。
でも映画の終盤で「カイの視点で見たふたりの今まで」が語られることで
いっっっきに持ってかれます。心。
「あ、あのときの表情はそういうことだったの?」
「あの歌詞って、それを伝えたかったの?」
「だからあのとき、何も言わなかったの?」
そんな「気づき」が怒濤のように押し寄せ、すべてが紐解けていって
どうしてももう一度この映画を観たくなったら最後。
2回目の鑑賞、カイのライブシーンで静かに涙ドバドバ垂れ流してました
↓ のクリップ集でライブシーン少しだけ見せてくれてます。でも正直これ
めっちゃ良いとこで切ってくれちゃってて(シゴデキ編集さん)
この後から怒濤に泣くよ……カイの歌に……
このライブシーン、どうやらリップシンクとかではなく生歌音源だそうで、撮っていた監督やスタッフみんな涙したそう。
そりゃそうだ。スクリーン越しの私もこんなに泣いたんだから。
曲として配信もされていて、それももちろん良いんだけど
私としては劇場でこれは聴いてほしい。めちゃくちゃ魂揺さぶられます。
そして映画鑑賞2回目からは、このライブシーンはもちろん、
再会のシーン。ナイトマーケットのいちゃこら。
果てにはソウタやカイがこれでもかと(失礼)挟んでくる未完成ラブソングの鼻歌まで、号泣ポイントに変わってしまうわけで。
私は監督でも演出家や脚本家の方でもないから
実際のところはわからないけど、むしろ最初からこうやって
2回目、3回目と観てもらいたい……そんな狙いだったのかもしれない。
そう思えるくらい、回を重ねるほど良さがにじみでて飽きの来ない
まさに「スルメ映画」なわけです。
(ここでタイ風味の独特演出がいきてくるのです、泣けるだけの映画は数多くあっても、これは「面白くて泣ける」わけだから)
つづいてキャストについても少し。まず主演二人。
見終えたときに「主演がこの二人でよかったー!」って思ったのが正直なところ。
まず大事なポイントは二人とも「顔面がいい!」
身も蓋もない言い方だけど、これは恋愛ものにおいて大事。
やはり美しい二人の絵はキュンキュンも増すし目の保養。その点ソウタもカイも、スクリーンいっぱいのどアップもホント美しい。
撮影裏側の動画にも、想像できる場面出てくるので言ってしまうとこの映画、キスシーンあるんだけど(※それ以上はないのでご安心)、
このキスシーンがまたね、お二人のフェイスラインも抜群だからポスターにしたいくらい美しい。これは観た人全員うっとりすると思う。
それぞれで言うと、ソウタを演じる森崎ウィンくんは、
もう、かわいい!笑顔!子犬!太陽!(ときどき荒ぶるけど)癒やし!
もともと知ってたけど、こんなに笑顔のかわいいイケメンだったんだなあ。
意外と体格は男らしくてがっしりしてるのに、
とにかく顔面も演技も素晴らしいから、観ててきゅんきゅんするほど可愛い(ときどき荒ぶるけど)。
カイを演じる向井康二くんは、かっこいいし色気やばい…!
パブリックイメージは「バラエティ担当」だけど、
お笑い抜きだとめっちゃ綺麗な顔してるしスタイルお化けだし
「ギャップのかたまり」は彼のための言葉だと思う。
そして目の演技が良い! 涙をたたえて膜を張ったみたいな
今にも切なさが溢れそうな目に何度泣かされたか。もう!
脇をかためるキャストもーー
・出てくるだけで安心できて、この映画になくてはならないジン役の及川ミッチーさん。
・映画で実は重要な転換期を生み出す、「かわいすぎる」ワタル役の藤原大祐さん。
・ジンさんと同じく、作中でめちゃくちゃ良い味を出してるサン役のミーンさん(タイの俳優さん)
・ソウタの幼なじみで同僚、おそらく観た人全員が彼女に感謝する、ヒカリ役の齋藤京子さん。
「恋する二人に恋をする」
と宣伝で言われてたけど、観るうちに
みんなに恋してた気がするな。そんな映画なんだよな。
書きたいことはまだまだあるけど長くなってきたので、最後に主題歌について。
『(LOVE SONG)』の主題歌はOmoinotakeの「Gravity」
Omoinotakeと言えば「幾億光年」が有名だけど
正直それに並ぶくらい今回の曲、名曲だと思った。
おそらく歌詞が、一番はソウタ視点/二番はカイ視点なんだけど
めっっっっっっちゃくちゃ歌詞良い。
ソウタ側は、突然いなくなってしまった人を思い、名前なんていらないから生まれ直して風になりたい、と願う。
だって風になればどこにだって探しに行けるし、君にもう一度触れられるから。
カイ側は、どこにいても何を見ても
頭から離れないその人をただ一途に思い、ラブソングを歌い続ける。
産声は きっと君へ いちばん最初に 流した涙
つまりね、生まれた瞬間から、
産声にさえ君への切ない想いがあふれ。
なんならこの世に生まれてきたのは、
君に会うため。君に恋するため。
そんな激重だけどエモすぎる歌詞がソウタとカイにリンクしすぎてて
この曲が流れるエンドロールも号泣ものです。
エンドロールが終わる最後の最後まで想いが詰まってて
噛めば噛むほど 観れば観るほどハマッていく『(LOVE SONG)』。
この「めちゃくちゃ泣けて面白い」は
ぜひ体験してみてもらいたいなと思う次第です。
ちなみにノベライズも重版がかかるほど人気らしく
私も入手はしたけど未読なのでいつか読んでみたいなと思ってる。
(映画であえて行間を読ませてるところを補完してくれるらしい)
「好きと言えたら、世界は変わる。」
映画見終わったら、きっと誰かに恋したくなると思う。
