家事と仕事をこなすだけで、疲れ切ってしまう方へ
■40代 女性
お悩み:家事と仕事をこなすだけの毎日で、疲れ切ってしまう
(冬の夕方。保健室のほんのり温かい灯り。女性はゆっくり椅子に座り、両手を膝の上でぎゅっと握りしめる。)
女性(力なく微笑んで):
「……もう、毎日が“やることリスト”を消化するだけで終わっちゃって。
仕事、家事、子どものこと……気づいたら夜になってて。
“生きてる感じ”がしないんです。」
コナツ(そっと顔を覗き込むように):
「“こなすだけの毎日”……すごくしんどかったでよね。
疲れが溜まりすぎて、心が追いついていない状態なんだと思います。」
女性はまぶたを伏せ、息をこぼす。
女性:「誰かに頼りたいけど、みんな忙しそうで。
家のことをやらないと、結局まわらないし……。」
コナツ:「全部“あなた一人”で支えてきたんですね。」
女性の目に涙がたまる。
コナツ:
「家事と仕事の両立って、実は“肉体疲労”よりも
“認知負荷(脳の負荷)”がすごく大きいんです。」
女性:「認知負荷……?」
コナツ:「はい、
“段取りを考える”
“いつまでに何を終わらせるか覚えておく”
“ミスできないタスクが続く”
こういうのが積み重なると、
脳が休むすき間を失ってしまうんです。」
女性は静かにうなずく。
コナツ:
「だから、“頑張りすぎている自覚がないまま限界に近い”という方が本当に多いんですよ。」
コナツ:「完全に休むのが難しいときは、
“脳の作業量を減らす工夫”をしてあげると疲れが半分になります。」
女性:「脳の作業量……?」
コナツ:
「例えば、
・毎日の家事を“曜日で固定”して悩む時間を減らす
・“これだけは絶対やる家事”だけを残して、他は減らす
・荷物整理や献立など“考える系の家事”を週1にまとめる
こうすると、“決める疲れ”が一気に減っていくんです。」
女性の顔が少し柔らかくなる。
コナツ:
「あなたは“手を抜いている”んじゃなくて、
限界の状態でも毎日を支えてきた人なんです。
それって、とても強いことですよ。」
女性は涙をこらえながら笑う。
コナツ:「毎日の中に、“あなたのための3分”でもいい。
温かい飲み物を飲むだけでも、心は少しずつ回復します。
まずはそこから、一緒に整えていきましょうね。」
女性:
「……うん。
久しぶりに、“助けてほしい”って言えた気がします。」
コナツは微笑んで、女性の言葉を静かに受け止めた。
