ONE PIECE ルフィはフーシャ村を出た時点でどれくらい強かったのか
◆ONE PIECEについて
◆初めに
国民的マンガのトップを走り続けるONE PIECE。
改めて紹介することも憚られるこの作品に、私があえて今触れるためには、新たな視点が必要だと考えた。
麦わら海賊団の絆、ワンピースの正体、シャンクスの謎、なぜゴムゴムの実が選ばれたのか…。
いずれも手垢のついた話題である。
それだけONE PIECEを語る人が多いということなので、それはもう素晴らしいことなのだが。
今回、私が選んだテーマは「ルフィは最初から強かった説」である。
通常、少年漫画は主人公の成長を描くのが定番である。
ルフィに懸けられた懸賞金の推移は以下のようになっており、これだけを見ると、少しづつステップアップしていったように見える。
1 【3,000万ベリー】東の海の超新星:アーロン一味を壊滅
2【1億ベリー】国家救済の英雄:王下七武海クロコダイルを撃破
3【3億ベリー】世界政府への宣戦布告:司法の島でCP9を圧倒
4【4億ベリー】時代の中心へ:天竜人への暴行と頂上戦争への参戦
5【5億ベリー】闇の支配を終結:ドレスローザでドフラミンゴを討つ
6【15億ベリー】5番目の皇帝:四皇の牙城を崩しカタクリを撃破
7【30億ベリー】伝説の解放者:四皇カイドウを倒し新時代へ
しかし、ONE PIECEの冒険は作中時間に照らし合わせると、ルフィはあまりにも短い期間で四皇まで駆け上がっており、修行の隙がない。
ルフィはフーシャ村を出てレイリーと修行を始めるまで、3か月ほどしか経過していないのだ。
あのメリー号にも2か月ほどしか乗っていないというのは有名な話である。
覇気習得以前、「これはどうあっても敵わない……」という相手は、水の弱点に気づく前のクロコダイル、ロングリングロングランドに現れた大将青キジくらいか。
実はフーシャ村を小舟で出たあの時から、懸賞金10~20億ベリーくらいの実力はあったのではないか。
そういった仮説のもと、ONE PIECEを読み返してみることにした。
◆記録
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ルフィが戦った相手
ボスには■
多くの場合、ルフィは普通に戦うとあっという間に勝ってしまうため、各戦闘ごとに足止め展開が用意されている。そのパターンも記録している。
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・近海のヌシ
ゴムゴムのピストルでワンパンKO
海の生き物は水に浮いているため、体重が重くなってゆく。推定体重は2トン程あるんじゃない?
・アルビダ
ゴムゴムのピストルでワンパンKO
こいつも200キロくらいはあるだろう。。。
・ヘルメッポ
顔面パンチ。ヘルメッポは意識を保っている。
ルフィ同様、ヘルメッポも最初から強い可能性がある。
コビーも肩を撃たれているが、すぐに立ち上がっている。
■モーガン
モーガン戦でルフィはモーガンの攻撃を一撃も食らわない。危うさもなかった。
とどめはゾロ。
・コビー
コビーはぼこぼこにされているが、すぐに立ち上がり海軍将校になる夢を叫ぶ。
なお、欠けていた歯もすぐに治っている。
やはりこの男も強いのではないか…。
■バギー① 懸賞金1500万ベリー
足止め方法:ナミに捕らえられ、檻に入る。いったんゾロがカバジと戦う。
バギーもこの時点で実は元海賊王のクルーであり、のちの四皇である。
しかし、バギー自身のスペックはある程度のところで打ち止まっている。
四皇たる所以は求心力であり、集まった海賊の戦力を考えたときに脅威となる評価である。
とはいえ、インペルダウンの環境で枷さえなければある程度生存できていたため、序盤ボスとしてイメージされるほど弱くはないはずである。
懸賞金も、海軍に目を付けられることを避けるため、バギー自身が元海賊王のクルーであることを隠していたことで低く抑えられていたと推測される。
(赤子であるエースですら危険だと判断されていた。元クルーなどもってのほかである。)
おそらく本来の危険度はもう少し高い。
しかし、バギーのナイフによる一撃を、ルフィは檻の中で手を縛られた状態で口のみで防いでいる。
なお、当たり前のようにナイフはかみ砕かれている。
カバジと戦闘中のゾロを狙ったバラバラ能力で飛ばされた拳による奇襲も当然見切っている。
しかしバギーは、不意打ちによってルフィの麦わら帽子を串刺しにすることに成功している。
この時にルフィ本体を狙っていれば結果は違っていたかもしれない。
バギーの持つシャンクス憎しの心に救われた瞬間である。
帽子を傷つけられ、怒り心頭のルフィの蹴りを受け、一度はバギーも倒れる。しかし戦闘は可能である。
さすが元海賊王のクルーである。描写はないが、この時点で覇気を使える可能性もある。
その後、金的によって動きを止め、体のパーツを奪われた状態のバギーをゴムゴムのバズーカで吹き飛ばしている。
・モージ&リッチー
バギーから逃れた先で戦闘。
檻はこの際にリッチーに破壊される。
ライオンの本気パンチを受け、建物が破壊されるほど吹き飛んでいるが、打撃のため無効。
リッチーはゴムゴムの槌で一撃KO。
モージは勢いをつけたパンチで一撃KO。
■キャプテンクロ 懸賞金1600万ベリー
足止め方法:ジャンゴの催眠で眠らせる。
一度覚醒するも、ひと暴れして雑魚を散らしたのちに再度催眠。
ルフィはナミに顔面を踏みつけられ覚醒。ジャンゴのチャクラムを後頭部に受けるも軽傷。結構めり込んでいるように見えたが、さすがゴムゴムである。
その後、300メートルほど先の距離にいるクロをパンチで吹っ飛ばしダウンを奪っている。
キャプテンクロも、実は懸賞金ほど弱くはない可能性がある。
彼は、自身の死を偽装し、長い期間潜伏状態だった。
彼を捕らえた功績でモーガンは大佐になっている。グランドライン外の海での階級とはいえ大佐である。
なお、クロが殴られた時の効果音は「ドゴォン!」である。
技名は叫ばれていなかったが、もしかすると近海のヌシは倒せるくらいのパンチだったかもしれない。
技の出し合いを行うが、両者相手の技を見切っている。
しかし、クロがカウンターのゴムゴムの槍を正面からよけたの対し、ルフィは姿の見えない背後からの一撃を普通によけている。
この時点で、クロは結構格下感が漂う。
ルフィのパンチを見切り、伸びた腕に乗ったシーンはかっこよかった。
しかし、せっかくの顔面キックはルフィに効いていない。ゴムだから。
だが、なぜかルフィは口を切った。歯もゴムだろう。
自慢の武器「猫の手」はルフィによって岩で折られ、そのまま一撃。
なんとか背後をとるも、普通に眼で追われて裏拳で一撃。
剃と同じ速さで動くクロを捕らえ、投げ。ゴムゴムの鐘でフィニッシュ。
せっかく刃物を持っているが、有効な一撃を入れることはできなかった。
仕方がない。相手は仮想10億ベリーの実力者だ。
戦闘後、出血の影響でややふらつくが、ルフィは肉を食べると回復できるので問題はない。
■首領クリーク 懸賞金1700万ベリー
足止め方法:バラティエでバイトをさせる。
いったんゾロ・サンジに戦わせる。(ミホークがやってきた。)
毒ガス攻撃。
ゾロが切られた後でミホークにも殴りかかるが、まぁよけられている。
ミホークの懸賞金は35億9000万ベリー。シャンクスのライバルだ。これは勝てない。
クリークは鉄球による攻撃を図るが、ルフィには特に気にされていない。
ゴムゴムのバズーカで跳ね返されている。
だまし討ちの手裏剣や槍は痛そうだったが、覚悟が決まったあとは剣山マントすら無意味。
クリーク最強の武器、大戦槍も特に活躍しないままパンチ5発で刃を粉々にされ棒つき爆弾に。
反撃の隙もなくボコボコにされる。
泳げないルフィを網で拘束し、海に引きずり込む作戦は良かったが、拘束状態のルフィにも全然対応され、普通に負け。
クリークの評価はクロには勝てるかもな~というレベル。これは、いくら早くても鎧に攻撃が通らなさそうなのと、まあ毒ガスは効くやろ、という甘い見立てによる予想。
今回、足止めも引き伸ばし程度にしかなっていない印象。
海外ドラマではルフィに出会う前にミホークにやられていたクリーク。
改めてまぁそんなもんでしょうという感じ。
グランドラインは早かったんじゃないか。。
しかし2年後、エッグヘッド編で彼らの姿が見切れている。相当頑張ったんでしょうな。
おなかがすいていなければもうちょっと強かったのだろうか。
グランドラインに入って7日目に七武海(ミホーク)にボコられ、かえって来た先でのちの四皇にとどめを刺される。
クリークも運が悪かったのかもしれない。
■アーロン 懸賞金2000万ベリー
足止め方法:技を放った後でルフィがうっかり足場に固定され、海に沈められる。
ルフィからは出会い頭に一撃。痛そうではあるが、さすがアーロン。軽傷。
アーロンもかつてはグランドライン、フィッシャータイガーの海賊団で暴れた猛者である。
地方の海で海軍を懐柔し、悪名の広まりを抑えていたのだとすれば、懸賞金はあてにならないだろう。
復帰後、ガトリング、銃弾。これもあまり効いていない。
ルフィはパンチでアーロンの歯を砕くが、これはほぼノーダメ。すぐに生え変わる。
しかし、アーロンの落とした歯を自分も咥えてみるなど、余裕がある。
肘を噛ませて、そのまま地面にたたきつける技で一瞬ダウンを奪う。
シャークオンダーツを初見でかすり、これはやや痛そう。
3回ほど攻撃を受けるが、4回目、ゴムゴムの盾で無効化。対応が早い。
ゴムゴムの網でアーロンを捕らえる様子も。クリーク戦から着想を得ているのかもしれない。
このあたりから攻撃が効きだす。ゴムゴムの槍で吐血。
キレたアーロンがたくさん刃のついた武器、キリバチを取り出すが、特に攻撃は受けていない。
むしろここで、ナミを道具扱いしたことにルフィもキレる。キリバチは握力で粉砕。大戦槍同様かませ武器である。
ルフィはアーロンの鼻をつかんでへし折り(痛そう)、ゴムゴムの戦斧でアーロンパークごと粉砕。
負けちゃうかも、、、と感じるシーンはここまで0。
さすが、のちの四皇。さす四。
■バギー(ローグタウン)
処刑台で拘束される。
戦闘状態であれば回避できた可能性がある。
最後に雷が落ちたことで生存。
■スモーカー(ローグタウン)
いわゆる負けイベント。
初のロギア系能力者。
打撃が効かず、完全に拘束される寸前まで追い込まれる。
モンキー・D・ドラゴンの介入により救われる。
この時点で、ロギア系には明確に対抗手段がないことが判明する。
■ラブーン
引き分け。
メリー号のマストを折るなど、やや損害を出している。
・ゾロ(ウイスキーピーク)
ルフィが誤解によりゾロと戦闘。
まさかのゾロ。
バロックワークスの罠に気づいていないルフィがゾロに襲い掛かる。
のちに実写ドラマ化される際に、このパートは削除されている。
ギャグとして挟まれた要素が強く、実写に再編成される際にはノイズになってしまったらしい。
さっきのラブーン戦もなくなっている。
それでいいと思う。
PSのバトルゲーム、グランドバトルでは、ウイスキーピークのステージを選ぶと腹を膨らませた状態のルフィがトランポリン装置として設置されている。
ルフィがバトルキャラに選択されている場合は普通のトランポリン的装置になっていた気がする。
余談だが、ウイスキーピークでビビがゾロに放った魅惑のメマーイダンスは惜しかった。
のちの四皇幹部を膝まづかせている。カルーがしっかり仕事をできていれば、ビビはゾロを倒せたかもしれない。
・ドリー
弱っている状態とはいえ、一撃でダウンを奪っている。
■Mr.3
足止め方法:拘束および暗示。
戦闘能力自体は脅威ではないが、能力による制御が有効。
■ワポル①
登場直後に吹き飛ばされる。
■ワポル②
ナミを背負い、サンジを抱えた状態でもすべての攻撃を回避している。
■ワポル③
足止め方法:途中に回想を挟む。
城に現れたワポル。先ほどは動けない仲間を抱えていたルフィ。
うっぷんを晴らさんとする勢いでワポルに殴りかかります。
ゴムゴムのブレッドを叩き込むその寸前、チョッパーの回想へ。
セリフも「ブレッ…」で切れている。
16巻はこの後およそ50ページの回想に入り、終了間近で終了。
ぎりぎりで16巻が終わる前に拳がワポルに届きました。
「っっっトォォ!!!!」で急に時間軸が戻ってくる。
連載当時は、すっかり回想前のことを忘れていたので「変な掛け声」と思った。
仕方がない。小学生にとって1か月は長いのだ。
間にチョッパーの戦闘を挟みつつ、城に逃げ込んだワポルを追う展開。
捕まえてしまってからは一方的なもので、城の頂上に固定したワポルをゴムゴムのバズーカで吹っ飛ばし戦闘終了。
ワポル戦でルフィは特にダメージを負わなかった。
・スモーカー(アラバスタ)
エースとの再開チャンスだったが、居合わせたスモーカーに追われるルフィ。
ローグタウンでスモーカーに歯が立たなかったことを思い出し、即逃走している。
前回のことをしっかりと覚えており、現時点では明確な解決法がないことを示している。
ルフィはなんとか捕まらずに逃げ続けたが、最終的にはエースが乱入することで難を逃れる。
その際エースはスモーカーに「お前は”煙”だろうがおれは”火”だ」「おれとお前の能力じゃ勝負はつかねェよ」と言っている。
本気でやりあったらさすがにわからないが、スモーカーも相当の実力者である証拠である。
現時点で、スモーカーはルフィが敵わなそうな相手の一人だ。
クロスギルドによって設定された懸賞金でいうと、スモーカーは大佐で1億ベリー。
しかし、スモーカーは上の言うことを聞かなそうなので、出世は遅いタイプかもしれない。
実力としては中将クラスはあるものとするであれば、懸賞金は5億である。
そのように仮定するのであれば、確かに現在のルフィには手が余る存在かもしれない。
なお、エースは白ひげ海賊団2番隊隊長で、懸賞金は5億5000万ベリー。
スモーカーと同等クラスという感覚も、のちの設定に照らし合わせて特に矛盾がない。
よくできた設定である。
頂上戦争時点でも、ルフィは「いつかエースも超えてみせるさ」と言っている。
5億には敵わない、というレベルが現時点でのルフィ立ち位置なのかもしれない。。
というよりはロギアに弱いのだ。
スモーカーとルフィはレインベースのレストランですぐに再開するが、この際にはホワイトバインの拘束をゴムゴムの風船で解いている。
逃げ込んだ先でカジノレインディナーズの中で檻に捕らえられてしまい、スモーカーとの戦闘は終了。
■クロコダイル① 懸賞金8100万ベリー
足止め方法:一度戦闘不能にする。
麦わら海賊団が首都アルバーナに向かう道中、辛抱たまらなくなったボスが急に来る。
ルフィは仲間をアルバーナへ向かわせ、自身はクロコダイルを叩きに行く。
初敗北。さすが七武海である。
懸賞金も1億を割っているが、これはまじめに七武海やってまっせ、というクロコダイルのイメージ操作が功を奏した結果である。
実際は国家転覆を目論むどえらい悪役だ。
さて麦わら戦、クロコダイルも技を惜しみなく繰り出す。しかしルフィは彼の腕をカラカラにさせた”三日月形砂丘”(バルハン)以外は間一髪で躱せている。
ルフィの技はすべてヒットしているが、スナスナの実の能力の前に無効化されている。
ルフィはクロコダイルに舐められており、クロコダイルは能力のおかげでルフィの技をよける必要もない。
クロコダイルが放った、ユバに向かう”砂嵐”(サーブルス)を止めようと必死になっている隙をつかれ、左腕の鉤爪で胸と腹の間を貫かれている。
しかしこの際、首から下げていた水筒から滴る水の影響で砂化が不可能となった腕を、瀕死のルフィに折られそうになっている。
能力の研鑽は申し分ないが、素の耐久は課題がある。そもそも課題にすらならないのが本来の想定なのかもしれない。
このあたりは電気を通さないゴム人間に驚いたエネルに似た油断を感じた。
ニコ・ロビンの救出がなかった場合、このまま砂に飲まれて死亡する可能性もあった。
クロコダイルに貫かれた部分はぎりぎり肺を避けたのかもしれない。
しかし右胸やや下から体の中央にかけて穴が開く格好になっている。横隔膜の損傷、下手すると背骨もやられているかもしれない。ゴムだからなんとかなるのか?
砂を脱出したとて!!と思わなくはない。
しかしそこはルフィ。肉を食えば治るのだ。どうなっとるねん。
■クロコダイル② 懸賞金8100万ベリー
復活したルフィとの戦闘。
ルフィは肉を食って元気いっぱいである。なんでやねん。
前回瀕死状態で水がスナスナの実の能力を止めたことを覚えていたのだろう。今回ルフィは水の入った樽を背負って戻ってきた。脳筋に見えて実のところルフィはクレバーである。これが彼の強さの一つだ。
打撃が有効になってからはクロコダイルを圧倒。
しかし、能力者の戦闘という点においては依然クロコダイルに利がある印象。
ルフィも悪魔の実の能力は使い方で強くなる、というクロコダイルの言葉を受けて、ゴムの特性を利用した技を繰り出すようになる。ゴムゴムのピストルを弾き、「散弾(ショット)」として活用。
これはクロコダイル戦で得た経験値によるレベルアップと言える。
腕だけが伸びて来るという先入観を利用し、体ごと移動し二撃目を素早く繰り出すなど、やはり戦闘となると頭がいい。
水樽の中身をすべて飲み干し、水ルフィとなるギャグも、相手の油断を誘う手として有効。
結果クロコダイルは水を被ることになる。
なお、この際飲んだ水が腹から漏れ出す。どうやら穴が開いたのは胃だったらしい。
クロコダイルも本気を出してからは水をそのまま吸収し、無効化。
地に触れるものすべてに渇きを与える”浸食輪廻”(グラウンドデス)で王宮の芝生は砂漠になってしまった。
地形に影響を与えるほどの威力をみると、クロコダイルの能力は覚醒間近の印象。
ルフィは“浸食輪廻”を回避するも、その後捕らえられ、再度カラカラに。
クロコダイルを湿らせるために空中に放っておいた水がたまたまルフィの上に降ってきたことで回復するが、実質2回目の敗北である。
ここまで生き返れたのは本当に運がよかっただけなので、現時点でルフィの戦闘力を計るとすると、七武海レベルの相性が悪い相手には普通にやると負ける、という印象。
ここで言う相性が悪い、とは相手がロギア能力者である、という意味になる。
■クロコダイル③ 懸賞金8100万ベリー
足止め方法;さすがのルフィも体力切れで気絶。
クロコダイルを負う途中、体が動かなくなる。
おそらく、ここまでのダメージや、急な体の渇き、潤いなど無理が祟っている。
しかし、ここで思い切って仮眠をとることにしたとルフィ自身が語っているが、この場面で
思い切った判断ができることが強い。
麦わら海賊団から学ぶ○○のようなしょうもないビジネス書はこのシーンを引用すべきだと思った。
知らんけど。
「血でも砂は固まるだろ。」もうこれに気付いてしまったらクロコダイルも余裕ぶってはいられない。
クロコダイルはここでルフィを敵と認める。ここで!?
鉤爪のなかから毒針が出てくる。一撃食らうと危険な状態での戦いが始まるが、爪での攻撃はこれまで①のラスト以外のシーンでルフィには入っていない。
しかし、ここで一撃毒の攻撃がルフィにヒット。疲労で動きが鈍っている可能性がある。しかしこれはお互い様。
ここで受けた毒がルフィに耐性をつけ、のちのインペルダウン所長マゼランとの戦いでの生存に繋がるのかもしれない。
よくできている。
ルフィは毒で一度ダウンするが、再度立ち上がる。
一度効いていた毒で追い打ちをかけるべく、クロコダイルは爪で攻撃を仕掛ける。これは悪手だったと考えている。
ルフィは比較的大振りな左腕の毒攻撃に対応。爪を折る。
クロコダイルはもしかすると自身の出血で砂化に支障が出ていたのかもしれない。
生身どうしの戦いであればルフィに利がある。
大技をぶつけ合うが、ルフィのゴムゴムの暴風雨(ストーム)で岩盤ごと砕かれKO。
古代兵器の手がかりになるかもしれないポーネグリフの損傷を恐れてか、地下のため自身も危険と判断したのかは不明だが、”浸食輪廻”を発動できなかったため、本気を出し切れていなかった可能性もある。
②→③の連戦で、さすがのクロコダイルにもダメージの蓄積があり、なおかつルフィほど回復も早くなかった点、久しぶりに受けた打撃で耐性のなかったダメージが重く響いた点などが敗因になるのかもしれない。
①、②の時点で本来であれば敗北は確定していたと考えると、今回の勝利は運に助けられた要素も大きい。
しかし、格闘では常にクロコダイルを圧倒していた点を見ると、やはりルフィの戦闘能力の高さはこの時点で七武海レベルに達していたと考えて良いはずである。
覇気さえ習得できてしまえば、打撃無効のアドバンテージは消える。
ギア2、3、4、5のレベルアップなしでも、覇気さえ使いこなせれば、クロコダイルは倒せる。
今回、覇気の代わりに水、血液を代用できた点が勝因とも言える。
■ベラミー① 懸賞金 5500万ベリー
足止め方法:ケンカを買わない。
やはり格下に対しては足止めを行う。
七武海を倒した後で戦う相手は弱くないけど強くない奴がいい。
そうすることで、ルフィが強くなったような錯覚を起こすことができる。
しかし、今回行っている仮定によれば、もしベラミーとであったのがフーシャ村であったとしても、彼はボコボコにやられていることになる。
しかし、作中のベラミーはルフィを3000万のルーキーだと思っているので、舐め腐った態度である。
逃げるなら今。
なお、この付近のシーンはXで広告化したらすっきりマンガとしてそこそこ当たるのではないかと思った。
■ベラミー② 懸賞金 5500万ベリー
ひし形のおっさんの金塊を奪ってしまったベラミー。
これはいけない。ジョンウィックの犬を殺したチンピラくらいまずい。
ルフィとシャンクスは友達をバカにするやつをけして許さないのだ。
ベラミーの放った技は”スプリング跳人”。どうやら処刑人ロシオがこの技でやられているらしい。誰やねん。
無論、ベラミーはワンパンKO。
ここまで、ルフィにワンパンでKOされているのは、本当のモブを除くと
・近海のヌシ
・アルビダ(スベスベの実を食べる前)
だけである。
ベラミーの耐久値はキャプテンクロよりも弱いかもしれない。
そんな敵だった。
・サトリ
サンジとの共闘だったため余裕。
とどめはサンジの”粗砕(コンカッセ)”
・ワイパー
相変わらず、攻撃は見切っているので、危うげな様子ではない。
しかし、ダイヤルを使った未知の攻撃を仕掛けて来る。
ルフィは、回復力もあり、ある程度の耐久も効くためか、攻撃は食らっていく性質もあるような気がする。
さぁここから本番という時点でルフィが蛇に飲まれて戦闘中断。
■エネル 懸賞金なし
足止め方法:ルフィの腕に大きな金の玉を装着する。
エネル自身はこの時点で見聞色の覇気を駆使する存在である。能力が通用しないだけで、単純な戦闘でもルフィを苦しめる実力はあった。しかし、単純な戦闘故、ルフィには敵わない。
当時のルフィが勝てた理由はゴムゴムの実の能力がゴロゴロの実の能力の弱点(電気が通じず、逆に殴ることができる)であったことが大きな要因。
まったく打撃が通用しな買った場合は、さすがに敗北していたはず。
ワイパーが排撃でエネルを気絶させた瞬間に、海楼石をあてたままゾロがエネルを斬っておく、くらい必死に倒しに行く気概があれば、それが唯一の攻略法だったかもしれない。
クロコダイルに殴りこんだのが、ゼウスを手に入れたあとのナミとジンベエの二人だったら、もしかしたらクロコダイルにも勝てたかもしれない。いや、ジンベエは覇気が使えるからナミのアシストもいらないのか。
というかこの組み合わせなら、ロイ・マスタングも倒せる。もしかしたらエースも倒せるかもしれない。
世界政府から犯罪者認定を受けておらず賞金首では無いため、エネルに本来懸賞金は無いのだが、尾田栄一郎先生はSBSで「あの厄介さから考えても5億以上はかたいかもしれませんね」と回答。
当時判明していた最高金額はドンキホーテ・ドフラミンゴの元3億4000万ベリーであり、5億以上という金額はかなり高めに設定されている。
まぁ、ドフラミンゴも例えばクロコダイルなどと戦う場合は苦戦するだろう。
相性によって戦闘力の差がひっくり返る点はONE PIECEの面白さだと思う。
■フォクシー 懸賞金2400万
なんとベラミーよりも低い。
ノロノロの能力は恐ろしいが、ルフィの敵ではない。
ゴムゴムのピストルを受けて、KOできていないので、ベラミーよりは耐久力がある。
さすが、元ボクサーである。
デービーバック編はアニメに追いつかれそうになったおだっちが、なんとでも引き延ばしできそうな話を考えたという噂を聞いたことがある。
本当だろうか。
■青キジ
この時点では一味が束になっても敵わない相手。
一騎打ちとなった際に、ルフィが青キジに放ったのはクロコダイルを岩盤ごと砕いたゴムゴムの暴風雨だったが、これすらも青キジにはまったく効いていない。
ルフィは能力で凍らされてしまったが、クロコダイル討伐の借りを果たす代わりに見逃され、一命をとりとめる。
完敗。
・ウソップ
ルフィをよく知っているだけあって、序盤はウソップのペース。
しかしそれで勝てるほどは甘くない。
お前が俺に!!!勝てるわけねェだろうが!!!!
である。
余談だが、ワンピースカードには「お前が俺に!!!勝てるわけねェだろうが!!!!」という名前のカードがある。攻撃力6000までのキャラクターをKOする効果だ。ワンピースカードにおいて、ウソップのカードはすべて、攻撃力6000以下の設定になっている。
・ブルーノ
六式使いのCP9のうちの一人。
超人である。
しかし、超高速移動である剃は完全にルフィ見切られている。
その速度、東の海で見ましたよ。
それなりの決め技らしい、嵐脚ですらルフィにすると「うん。まぁ、わけねェや」である。
フーシャ村を出て1か月半程の17歳が、わけねェ訳がねェのだが。
やはりルフィの戦闘力の高さがうかがえる。
ちなみにこの戦闘でルフィはギア2を発動する。
本人曰く、覚醒のきっかけは青キジに負けたことで、こんなんじゃ仲間を守れない、というのが大きな理由らしい。
クロコダイルに言われた「悪魔の実の能力は使い方で強くなる」をルフィなりに考えて応用しているところがかなり頭がいい。
青キジに負けたのは3月12日。エニエスロビー入りは3月20日である。
男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ、とはよく言ったものだ。
それにしても、ゴムって何ができるかなぁ~の先で「血の巡りを加速させて身体能力を強化できるかも」にたどり着くのは頭が良すぎる。
まぁ頭がよくないと
ゴムゴムの大蛇砲
ゴムゴムの犀榴弾砲
ゴムゴムの黒い蛇群
なんて技名は出てこないですよね。
ブルーノの戦い方を見て剃を習得しているので、強い奴の戦い方を吸収して強くなるタイプかもしれない。
これまで、格上のボスたちは能力バリバリのロギア系だったので、直接参考にできなかったかもしれないが、悪魔の実の能力に頼らない超人であるCPの戦い方は大変参考になった可能性がある。
(海兵であるガープにみせてもらっていた可能性もあるが。)
■ルッチ
素の力では互角の印象。
ゾオン系能力で豹の姿になった際も、ギア2で対応できている。
敵サイドのライバルというと、初めはひょっとするとスモーカーになるのかな、と思っていたが、この戦いからは、なんとなくルッチなんじゃないかと思うようになった。
ほぼ互角、という描写は今までなかったし、
海賊だがいいやつなルフィ
正義側だが殺しを楽しむルッチ
の姿は、対照的な気がする。
ゴムゴムのピストルに回転を加えて「ゴムゴムのライフル」としていたり、技に磨きがかかった印象。
ゴールデンライフルから着想を得たのかな、と思うと、空島の戦いもしっかり糧としている。
初めから強かった、というのは言いすぎなのかも。。。
リトルガーデンに巨人がいなかったら、ギガ3の発送もなかったかもしれな…いや、オヤビンの一味に巨人いたわ!!
ルッチはギガントピストルで吹っ飛んだ先がたまたま海軍の船の甲板だったため一命をとりとめているが、この運の良さもルフィに通ずるものを感じる。
ジェットガトリングでKO。
CP9との戦いでは、ルフィは明確にレベルアップした戦いをみせている。
流石にここまで来ると、フーシャ村出発時と同じ、とは言えないかもしれない。
戦闘の記録はここでいったん打ち止めとする。
◆まとめ
ルフィはフーシャ村を出航してから、
「攻撃が通用する相手には確実に勝利している」。
敗北しているのはロギア系能力者など「攻撃が通用しない相手」に限られる。
そして、その問題を解決できた場合には勝利している。
ここで作中時間を確認する。
出航:2月7日
クロコダイル撃破:3月4日
つまり、ここまでの期間は約1か月である。
この短期間で戦闘能力が大幅に成長したとは考えにくい。
したがって、ルフィは最初から一定以上の戦闘能力を持っていたと結論づけられる。
結論として、
ONE PIECEは
「主人公が成長していく物語」ではなく、
「元々強い主人公の冒険を描いた物語」である。
また、序盤では楽に勝ててしまうボス戦を引き延ばすため、多くのエピソードで
「ボス戦までの時間をいかに引き延ばすか」
という構造が採用されている。
この構造は
ワンパンマンやマッシュルなど、
いわゆる主人公最強作品にも共通する手法である。
ルフィのレベルアップのきっかけは
・青キジへの敗北
・CP9との戦闘
であると考えられる。
そのため、ルフィがフーシャ村出航時点の戦闘力のまま戦っていたボスは、エネルまでとする。
ここで、改めて村出航当時のルフィの懸賞額を想定する。
エネルを倒した時点でのルフィは懸賞金1億ベリーである。
本来であれば不利なロギア系能力者のと戦闘は3回。
スモーカー(ローグタウン)戦はドラゴンの介入で中断。
クロコダイルには3回挑んでようやく1回勝利。
エネル戦では、圧倒的相性の良さであらゆる攻撃を無効化し、勝利。
現在のルフィは海軍視点で見るとロギア系能力者をぶつけて捕まえようと思えば、なんとかなりそうなルーキーといった評価なのではないだろうか。
おそらくギア2,3習得後、クロコダイルと再戦しても状況によっては負ける可能性が高い。
高速で動けたとて、物理攻撃は通用しないのだ。
しかし、ベラミーを圧倒していたので、1億以下の相手には負けることはない。
懸賞金1億ベリー以上になると、ちょうど、のちに登場するウルージが1億800万ベリーである。
※バルトロメオが2億に対しディアマンテ、トレーボル等ドン・キホーテ海賊団の幹部は9900万ベリーなので、これ以降は純粋に金額が高い→強いとも言えない気がするが
次のボスであるゲッコーモリアが3億と考えると、ギア2,3なしでがっつり能力者のモリアに勝てるイメージはない。
やはり、出航時の戦闘力としては懸賞金換算で1~2億ベリーあたりが打倒であるといえる。
仮定していた10~20億は言い過ぎであった。
作中時間に照らし合わせると、実は一番成長速度が速いのはコビーなのでは…。
完
◆付録:ONE PIECE日程表(抜粋整形)
2月7日:フーシャ村を出航
2月8日:アルビダ撃破、ゾロ加入
2月9日:シロップ村到着
2月10日:クロ撃破、ウソップ加入
2月14日:クリーク撃破
2月15日:アーロン撃破、ナミ加入
2月18日:ローグタウン到着
2月19日:リトルガーデン
2月21日:チョッパー加入
3月2日:アラバスタ到着
3月4日:クロコダイル撃破
3月10日:エネル撃破
3月27日:モリア撃破
