映画キミプリ感想

※ネタバレあり
「映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!」観て来ました。

歴代プリキュア大集合のお祭り作品だった2023年のオールスターF、最推しが主人公を演じた2024年のわんぷりに続き、プリキュア映画を劇場で観るのも今回で三年目。もうすっかり毎年の恒例行事。今年も最高の映画でした。

公式サイトより

一応あらすじはこんな感じ。どこから書いていこう。なんかね、キッズが楽しめるわかりやすい内容なのはもちろんなんだけど「推し活」という言葉が一般的になった昨今の情勢をうまく突いているなぁという感じ。

人間と珊瑚の妖精との命の長さの違いと、輝ける時間が限られているアイドルの尊さを重ねその儚さを伝えてくれた、オタクの大きいお友だちも泣いちゃう内容。

いろいろ書いてみたけどどうやってもまとまらなかったから、いきなり終盤の話になっちゃうけどバトル×ライブシーンを中心に書いていこうと思う。



VS.アマス

伝説のアイドルと会えなくなった悲しみから心を閉ざし、闇に取り込まれて暴走する女神アマス。その圧倒的な力に押し負け、変身まで解けてしまったプリキュアたち。みんなの想いを届けるんだよ!というミドリさんの呼びかけとみんなの応援でパワー回復!ゴッドアイドルスタイル登場!ライブ開演だよ!バトル〜ライブシーンまではこんな流れ。

セトリはアイドル→キュンキュン→ウィンク→ズキュキスの順番。「美少女×歌×バトル」って昔からある構図だけどやっぱり熱いよね。

そしてもっとたくさんのプリキュアがいればいいのに、というみんなの想いからひろプリが登場!!お約束展開ではあるがこういうのがいいんだよ。「ヒーローの出番です!」このセリフは涙腺崩壊のトリガー。

ウィンクとキュンキュンが歌うひろプリOP主題歌をバックに次々とヤミクラゲを倒していくひろプリ!!わんぷり映画では一人だけ必殺技シーンが省略されてたキュアプリズムも、プリズムショットが新規カットで繰り出されて嬉しい!そしてヒーローガールスカイパンチで全てを吹っ飛ばした最後の全員の決めポーズが感謝祭のメインビジュアルーー!!!!

これ。

やりやがったな!!!!(大感謝😭😭😭)
ひろプリの活躍はバトルメインで多くは語らずといった感じだったけど、このビジュアルで良い感じに締めてくれた。

そしてそしてついにわんぷりも登場!!わんわんわーん!!やったー待ってたよ!!どうやって人間に戻ったんだろ、とか細かいところの描写も知りたいけどまた会えたことだけで嬉しいよ。

戦闘中はズキューンキッスの二人がまさかの「わんだふるぷりきゅあ!evolution!」を歌唱。え、艶っぽい…。麗しい…。戦闘は相変わらずの癒しスタイル。巨大化したヤミクラゲにワンダフルとフレンディが「一緒に遊ぼ!」「あなたの声を聞かせて」とハグしにいくんだけど、ワンダフルがもうガバッ!!って感じでガニ股で、(∩ω∩)←こんな感じでニコニコで、ああーこれぞワンダフル〜!!やっぱわんぷり大好きなんですよ。

わんぷりのみんなもヤミクラゲを退け、キミプリの面々がアマスを説得。ここ、去年のわんぷり映画を観た人なら気付いたかも知れないけど、わんぷり映画最大のハイライトである、「いろはと一緒におばあちゃんになるんだワン!」のシーンと同じくわんぷりOPの落ちサビを持ってきてるんだよね。

命の長さは違っても、いつかお別れのときが来てしまっても、出会えたことが大切なんだ。去年は動物と人間の、今年は珊瑚の妖精たちと人間の、命の長さの違いを同じ曲に合わせて伝えてくれている構成に感動。

そのシーンで一番好きなのはキュアキュンキュンのセリフ。

アイドルがアイドルとして
輝ける時間は限られている…
だからこそ儚くて、
心キュンキュンすると思うんです!

※ちょっと違うかもだけどこんなニュアンス。

時間が限られているからこそ。わかる。推しは推せるときに推せ。一生推して行きたいけど、儚いから美しい。永遠に解けない矛盾。さすがだぜキュアキュンキュン。

バトルシーンのラストは「キズナ シンガリボン」でアマスを闇から解放。これから島を守るために自らは石化し、女神はテラちゃんに引き継いぎ、テラちゃんは力を蓄えるために一人長い眠りにつく。その期間なんと1000年。テラちゃんにライブを見せると約束しみんなは現代に戻る。ここでテラちゃんが残したセリフがまたグッと来る。

「推しのライブが見られるなら、1000年なんて一瞬よ」

ある意味オタク常套句とも言えるセリフだけどハッとさせられた。推しに会いたいと思う日々、自分はこんな風に過ごせてるかな。仕事に追われるつまんねえ日常と闘いながら、週末は自分のヒーローに会いに行く。もっと、好きなことを好きなように楽しむために日々ポジティブな感情で日常(=仕事)に向き合いたい。

ーそして大団円に向けてアイドルフェスが始まる。


ゴッドアイドルスタイルとは


ひとつ疑問なのが、ゴッドアイドルスタイルになるタイミングってあそこであってた?

アマスとのバトルのトップバッターで新必殺技も繰り出したけど、その後みんなの歌唱ラッシュが続くからトドメには至らず。最後に登場した方が良くなかった?

結果的にわんぷりがただのゲストにとどまらず、命の尊さを説いてくれ、登場した意味をきちんと示してくれたから良かったけどこの順番にはどういう意図があったのかまだ読めていない。また観に行ったときに考えてみようと思う。あとデザインは好きなのでもうちょい長い時間見たかったな。


主題歌「HiBiKi Au Uta」

そしてライブシーンをたくさん浴びれた中でも何より良かったのが随所で登場する主題歌。歌詞もメロディも良すぎる。過去編で、テラちゃんの前でうたがソロで歌唱する海辺のシーンが今回の映画で一番好きかも。テラちゃんがうたに墜ちた場面だね。

笑って 笑って
場所はどこでも
心が動くとこに
笑顔はツナガルから

HiBiKi Au Uta 作詞:青木久美子

ここが劇中で初めて歌詞付きでの歌唱になるんだけど、歌詞がラスサビなんだよね。「場所はどこでも」の「こ」を強く伸ばす歌い方がめちゃくちゃ好き。歌はもちろんのこと、作画やカメラワーク、光と影の使い方、どれをとっても心キュンキュンなんです。メロロンもリズムを取って気持ちよさそうに聴いているのもすごく良い。

プリキュアって「絆」と「繋ぐ」ことをとても大切にしている作品だから、歌でそれを表現してくれるのも大好き。また新しい神曲が生まれちゃったな。

そしてアマスとのバトルでゴッドアイドルスタイルに変身して二回目の歌唱。現代に戻って来てアイドルフェスが開幕しての三回目は全員での歌唱。

100年 1000年
時を超えても
心は覚えている
未来に響いてるよ

HiBiKi Au Uta 作詞:青木久美子

ここでのサビはテラちゃんに向けての歌詞と思われる。珊瑚の妖精の一人で、お母ちゃん的ポジションのミドリさんに年齢を聞いたとき300歳を過ぎた頃と言っていたことから、珊瑚の妖精たちの寿命は人間の10倍くらいということが推測出来る。珊瑚の1000年は人間でいう100年。

ここでサブタイトルの「お待たせ!」が効いて来る。過去から1000年待ったテラちゃんに向けての「お待たせ」じゃん…。「キミに届ける」の「キミ」も当然テラちゃんのこと…。

シンプルに刺さる伏線の回収。印象的なシーンで繰り返し挿入することで主題歌を際立たせてくれる。わんぷりの使い方含め脚本と構成が天才過ぎる。脚本だけでなく構成でこんなに感動するとは思わなかった。

ライブシーンラストはキミプリOP主題歌。ひろプリ、わんぷりも再登場してみんなで歌って踊ってファンサして!このライブが全部本当にかわいいんだよ。隙あらば手を繋ぐソラましとかおそろいポーズのわんぷりのみんなとか。

正直、大好きなわんぷりで物足りなさを感じていた点の1つに「歌」があったんだよね。

にぎやかで楽しい曲が多いんだけど、本編でも映画でもすごく丁寧に人間と動物の関係性を描いてくれていたからから、そことの連動性が弱く感じてしまって。でも今年はそれを全て補って余りあるくらい楽曲が全部強い。じわじわと確実にキミプリが好きになっていってる自分がいる。約一ヶ月後に開催されるキミプリライブも楽しみだ。

そしてそのままエンドロールへ流れ、映画は完結。思いを吐き出しただけなのでだいぶまとまりがないけど、ここまでが映画を三回観た段階での感想です。

シンプルにめちゃくちゃ面白い作品です。
おそらくまだ何回も観ると思うから新しい発見ができるといいな。あと、今年もエンドロールのイラスト良すぎるから特典にしてね。


松岡美里さん

最後に主人公・咲良うた/キュアアイドルを演じてくれた松岡美里さんについて書かせて下さい。

キミプリの情報が解禁され歌唱力の高い彼女が主人公と知ったとき、きっと素晴らしいプリキュアを演じてくれるんだろうなと思った。

声優がキャラクターに合わせて声の質感を変えて、その「キャラ声で歌う」というのはアニメでは当たり前の事なんだけどその慣習にずっと違和感があって。一般的なアーティストに限らず、地声と歌声が違うことは当たり前なのに、アニメではキャラ声のまま歌唱しているコンテンツが大半であることが疑問だった。無理して声を出しているように感じてしまうことが多くて。

でも松岡のキュアアイドルにはそれが全くない。まずはこの動画の歌唱を聴いて欲しい。
※ちなみに「松岡」って呼び捨てなのは本人がファンにもそう呼んで欲しいと希望してるからなのであまりお気になさらず。

インタビューとか見てもらえればすぐに分かると思うんだが、普段の松岡の声とキュアアイドルの声はかなり違う。そしてこれが「松岡美里」としての歌唱。キュアアイドルと全然違うのが分かると思う。

これを聴いてから松岡のキュアアイドルとしての歌唱を聴くと、別の人でしょ?と誰もが思うくらい。

キュアアイドルはキャラクターの声で歌っていることに間違いはないのに、自分が感じてきた違和感が全然ない。ライブや歌唱シーンが多い劇場版だと改めてただ歌唱力が高いだけじゃないってのを思い知らされる。元々高い歌唱力を、数々の音楽系コンテンツを経験することで磨き上げて、キミプリで存分に発揮しているように思える。

誰が演じているか、どんな演技をしているのかを意識してプリキュアを認識するようになったのがトロプリからなんだけど、そこから毎年「このキャラクターの声優は、この人しか考えられない!」ってなる。サマーもプレシャスもスカイもワンダフルも、そしてもちろんアイドルも。特に劇場版は毎年主人公がガッツリ主人公ムーブしてくれて、めちゃくちゃかっこよく描いてくれるから好きにならざるを得ない。

去年、自分の最推しの長縄まりあさんがわんぷりで主人公を演じ、その影響力の大きさを思い知った。きっと松岡もその影響力やプレッシャーを感じていると思うけど、確実にたくさんの人たちをキラッキランランにしてくれている。

松岡は昔から歌うのが好きと言っていたが、自分の武器で成長し続ける姿は本当に尊敬出来る。キミプリも早くも後半戦。ここからさらに盛り上がり続けて最後まで駆け抜けて欲しい。そして少し気が早いが、キミプリ感謝祭でさらに大きくなった松岡に会えることを楽しみにしています。


思ってたよりだいぶ長くなった!
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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