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目に見えているものは真実か? どう見えるかは脳の受け取り方次第で簡単に変わります〜光の屈折の話

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 自分の目で見て確かめたものしか信じない。

 そんなことを言う人もいますが……。

 自分の目って本当に信じられるのでしょうか?

 たとえば、昔は小学校でもやっていた色覚検査。

 当時は、子供ながらに『バカにしてる? 何かのひっかけ?』って疑ったものでした。

 人によって色の見え方が違う。

 そんな事実を知ったのは大人になってからでしたが……。

 そういえば、犬の目には世界は人間とは違った色に見えるとか聞いたような……。

 そう考えると、もしかしたら人には認識できない色もあるのかもしれません。

 そして、もしそんな色を纏った存在であれば、人の目には見えないってことになりそうです。

 いや、そんなお伽話的な話をせずとも、実際に今の世の中にはステルス戦闘機なんてものもあるわけですし、

 SFの世界では光学迷彩なんて当たり前。

 もう目に見えない存在などあり得ない、そんな主張自体が非科学的だと言われそうです。

 実際、色だけに限らず、目に見えているのにそこには存在しない。

 そんな場面は、日常に溢れているのですから。

 中学校の理科で、光の屈折って習いませんでしたか?

 水中から空気中に出た光は、水面で屈折します。

 だから、ここにこんな魚がいるよっていう情報を持った光は、途中で進路を変えて目に届くことになります。

 でも、目は、脳は、そんなことは知りません。

 脳にしてみれば、光はまっすぐ進むのが常識で、まさか途中で光が曲がってくるなんて思いもしませんから。

 だから、こっちの方角から光が届いたんだから、その方角に魚はいるんだろうって判断しちゃうわけです。

 結果、実際に魚がいる場所とはズレた位置に、魚がいると認識してしまうわけです。

 そこに見えているのに、そこにはいない。

 そんな認識をずらす技を使う物語のキャラクターとかもいましたが、自分から出る光を屈折させることができれば現実に可能です。

「なぜ水の中を泳ぐ魚を捉えられない……?」

「ふっ、奴ら(魚)はお前の目を、認識を謀っておるのよ」

 あなたの目に映っているものだけが真実とは限らない。

 ファンタジーは日常に溢れています。


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