自然観察で夏をさがそう(2)
夏(4)【チョウトンボ】
前回から引き続き、同じ公園の池にひらひらひらひら、チョウトンボがたくさん飛んでいた。
チョウトンボがいるなんて思っていなかったので、嬉しくなって睡蓮の花をバックにして撮れるまで結構な時間を費やしてしまった。
チョウトンボが見れるのは、7~8月頃。早くて6月下旬も見れるのかな?
まさに、夏だ。

トンボが尾をあげるのは、暑い時に体温調節するためと聞いたことがある。


翅の筋というか模様というか、それがステンドグラスのよう。
チョウトンボの翅は全体的に黒っぽい。光の当たり方で違う色に見えるのだと思う。
以前撮った写真は、晴れのときばかりだったからか青いチョウトンボばかりだった。
今回は、曇っていたおかげなのか紫、緑。背景の色にも影響を受けてピンクも。
同じ場所にとまっていても角度によって微妙に色が変わる。
こんなにきれいだとは知らなかった。
夏(5)【ツバメ】
この池には巣立ち後のツバメの幼鳥たちもいた。
少し飛んでは、代わる代わる木の枝に戻ってくる。

飛んでいるのは親(雌)?燕尾が短いから幼鳥か?
親鳥も頻回に飛んで来て、餌は与えず、餌をとる練習を促している。


何故かこの後すぐに諦めて左へ旋回。
(ピントがあってなくて見にくいですが)

飛び方が一生懸命に見えてかわいい。
鳥好きとしてはツバメを応援するのかと思いきや、チョウトンボが捕まらなくてほっとしていた。
この池のおまけ。
ツバメとトンボが飛び交う中、我関せずのオオバンがいた。


夏の足は茎みたいな色。弁足の趾が見えた。正面から撮りたかった。
夏(6)【花】
この公園にはいろんな花が咲いていた。
暑さで早くも終わってしまっている花もある中で、
まだアジサイが咲いてた。
ちょっと変わったアジサイだけど、
今年は早くに夏が来て、クマ出没情報もあったりしてアジサイを見に行けていなかったので嬉しかった。






まだほかにも変わった花がたくさん。
この暑さでも咲く花がたくさんあるんだね。
前回のブログのコフキトンボがとまっていた植物も、今が花の時期だとか。
ミクリ(実栗)という植物らしい。
環境省のレッドデータブックでは、準絶滅危惧種だそう。
全国的に湿地や沼の減少で、ミクリも減少してきているとのこと。
子供のころに田んぼのまわりで普通に目にしたことがあってもおかしくない植物らしいが、記憶にないだけなのか、気に留めたことがなかったのか、まったく見覚えがない。
トンボの写真に偶然写っていたこのミクリが気になって調べてみた。

ミクリは、雌雄同株。一つの株に雌花と雄花の両方が咲くらしい。
株の上のほうに雄花、下のほうに雌花をつける。
雌花も雄花も白いらしいから、このときすでに花は終わりかけなのかも。時期が遅かったか。

ただ丸くて小さい方が未開化雄花なのかなあ。
イガイガボールに毛が生えたみたいのが雌花の終わりかけかなあ。これが緑色の実になるらしい。
白い雌花が写りこんでる写真があった。
葉っぱに隠れてて全体は写ってないけど。
小さい秋ならぬ、小さい夏を見つけてしまった。

自然観察のいいところは、季節を感じられること、
好きなものや、美しいものに心が躍ること、
知らなかったことを見て調べて、知識や世界がほんの少し広がること。
(知らないことだらけだから。)
今回は、オオオニバスが目的だったので池の周辺の観察をした。
オオオニバスをはじめとして、公園の植物は人が植えて人が作った環境だけど、そこには生き物が住み着いて自然を作り上げてる。
違う場所に行けば、そこにはまた違う夏があるよね。
3時間以上公園をうろちょろして全身汗びっしょり。
暑さの限界で、後ろ髪をひかれながら公園を後にした。
夏の間に、ほかの場所にも行ってこれたらいいな。
参考サイト:
四季の山野草 ミクリ
富山県自然博物園 ねいの里~植物一覧~みくり
