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間違われやすい動物たちをイラストで紹介していく!

2026年7月20日 執筆

メディアや日常の会話などといった、色々な場面でよく間違われる動物たちがいます。
間違えるということは少しは知っているということでもあるので、あと一歩のところまで来ているんじゃないかな~、と思うのです。

その一歩を後押しできたらいいなぁという気持ちで、ゆるっと紹介していく記事を書きました。
イラストもできるだけたくさん描きました!

長くなってしまったので、見たい項目だけ目次から飛んでいただくのもありだと思います。

📝Read in English (Auto-translated)
https://note.com/komichi_studio/n/nff7c8044c534?hl=en


■メジロとウグイス

以前、テレビのとある番組でウグイスの話が少し出てきた時に、こんな映像が流れました。

これはメジロ($${\textit{Zosterops japonicus}}$$)という鳥です。
いたる所でウグイスとして出演しています。

ウグイス($${\textit{Horornis diphone}}$$)はこんな鳥です。
見える場所には出てこないで、ヤブの中などにいることが多いです。

ここで、不思議に思いませんか?
うぐいす色、うぐいす豆、うぐいす餅…

数種類あるうぐいす色の中にはウグイスに近い色もありますが、うぐいす豆とうぐいす餅に関してはメジロの色です。カオスですね。

どうしてこうなったのか

諸説ありますが、どうやら大昔から間違われていたらしいのです。
以下がよく言われている説です。

春になると「ホーホケキョ」ときれいな声が聞こえてくる。
探すと枝のよく見える所にメジロがいる。
ウグイスはヤブの中に隠れて、姿を見せないことが多い。
そしてメジロを見て「あれがウグイスなんだろうな」と勘違いをした。

そして、メジロとウグイスが混同されたまま現代まで続いています。
なかなか壮大な勘違いの歴史です。

もしメディアの方がこの記事をご覧になっていたら、ちょっと気にしてみてほしいな~、と思います!

■タヌキとアライグマ

日本では、一昔前にアライグマの某アニメが流行ったせいか、タヌキとアライグマが時々混同されます。
動物そのものが間違われるというより、イラストのタヌキが間違って描かれることがよくあります。

これは間違ったタヌキのイラストが「こういう風に描かれることが多いよ」という例です。

こちらがホンドタヌキ($${\textit{Nyctereutes viverrinus}}$$)です。
意外と耳は丸くないし、先ほどのイラストとは模様が全然違いますよね。

「タヌキといえばしましまの尻尾!」というイメージが何故かありますが、しましまではないです。

こちらがアライグマ($${\textit{Procyon lotor}}$$)です。
こっちがしましまの尻尾です。

アライグマは指が5本あるので、器用に水中の生き物を捕まえたり、洗うような仕草ができます。
また、後ろ足のかかとを地面に付けて歩きます。

ちなみに、アライグマは北米が原産の動物で、日本では特定外来生物に指定されています。

―タヌキについてのおまけ話

タヌキの仲間は東アジアに分布しています。
日本には、ホンドタヌキ($${\textit{Nyctereutes viverrinus}}$$)が本州・四国・九州に、亜種エゾタヌキ($${\textit{Nyctereutes viverrinus albus}}$$)が北海道に生息しています。

ユーラシア大陸のタヌキ($${\textit{Nyctereutes procyonoides}}$$)は、ロシア・中国・朝鮮半島に生息しています。

日本のタヌキと大陸のタヌキは、DNAや習性・形態などが違うことが分かっています。
そのため、ホンドタヌキエゾタヌキは、約10万~20万年前から日本で独自に進化をした固有種だと言われています。

―ちょっとマニアックな余談

タヌキの学名を調べるのに、めちゃくちゃ手間取りました。
日本のタヌキは固有種だ!→いや大陸の亜種だ→やっぱり固有種だ!
みたいな流れがあったらしく、新しいものと古いものがごちゃごちゃしていました。

Mammal Diversity Database (MDD) で調べた感じ、固有種ということにはなっているっぽいのですが、それが各所に反映されてないようです。

https://www.mammaldiversity.org/

間違っていたら優しく教えてください。

■ムササビとモモンガ

ムササビとモモンガは、混同されるというより「どっちがどっちだっけ?」となることが多いように感じます。
どちらも「滑空をする哺乳類」なので、ごっちゃになりやすいのかな?と思います。私もそうでした。

どちらもリス科の動物で夜行性です。滑空以外はリスっぽい動きをします。

ムササビとモモンガは大きさがだいぶ違うので、実際に見るとすぐに区別はできます。
よく例えられるのは、

  • ムササビは「空飛ぶ座布団

  • モモンガは「空飛ぶハンカチ

これなら、サイズ感も一緒に覚えられるかと思います。

「だいたいこんなもん」という、めちゃくちゃざっくりした図です

ムササビは猫より少し小さいくらいの大きさです。
そのサイズの生き物が飛ぶので、実際に見るとなかなか迫力があります。

―ムササビとモモンガのおまけ話

ムササビ($${\textit{Petaurista leucogenys}}$$)は本州・四国・九州に生息しています。
ニホンモモンガ($${\textit{Pteromys momonga}}$$)は本州・四国・九州に、エゾモモンガ($${\textit{Pteromys volans orii}}$$)は北海道に生息しています。

ムササビニホンモモンガ日本固有種です。
エゾモモンガはタイリクモモンガの亜種とされています。私はずっとニホンモモンガの亜種だと思い違いをしてました。気づけてよかった。

■ヤモリとイモリ

ヤモリとイモリは、見た目も名前もちょっと似ているからか、間違われやすいです。

ヤモリは爬虫類であり、日本には10種類以上が生息しています。
その中で生息数が多い種類は、ニホンヤモリ($${\textit{Gekko japonicus}}$$)です。

最近の研究で「ニホンヤモリは外来種なのでは?」という説が浮上しているらしいです。
稲作とともに日本に来たかも…とか?
まだ研究途中っぽかったし、難しそうなので調べるのは今度にします。

イモリは両生類で、小さい頃はエラ呼吸で水中生活し、成長すると肺呼吸になります。大きくなっても水辺で暮らします。

日本に生息しているものではアカハライモリ($${\textit{Cynops pyrrhogaster}}$$)が有名ですが、他にも数種類います。

「違うことは分かってるんだけど、名前がどっちか迷う」という方も多いかもしれません。名前に関しては、

  • 家を守る「家守(やもり)

  • 井戸を守る「井守(いもり)

と、漢字で考えると覚えやすいのではないでしょうか。
なんか、漢字だと守護者みたいな雰囲気になってカッコいいですね。

―めっちゃただの余談

調べていたら、井の頭自然文化園水生物館のアカハライモリ観察記録を見つけました。
水の底でころころしているちびイモリの写真が、べらぼうに可愛かったので気になる方はどうぞ↓

生まれたてにはヒゲ?がある:アカハライモリの幼生(前半)2019/07/21

やがて手が出る足が出る:アカハライモリの幼生(後半)2019/08/21

■キジバトとフクロウ

変わったところで、鳴き声の勘違いがあります。

キジバトの鳴き声は「デデー ポポー」などとよく表記されます。
私なりに文字で表すと「デーデ オーッ↑ ポポー」って感じです。
近所では、よく電線にとまって鳴いています。

このキジバトの鳴き声を、フクロウの鳴き声だと思っていた、という人がちらほらいます。
私も子供の頃「昼間だけど、ひょっとしてフクロウだったり?」と期待していました。当然キジバトでした。

フクロウは森に生息する夜行性の鳥なので、昼間に声を聞くことは基本的にはないです。

フクロウの鳴き声は「ゴロスケホッホウ」などと表記されます。
私なりに文字で表すと「ホロッ ホホウホウ」って感じです。
「ギャアッ」とも鳴くそうで、夜の森で聞いたらビビりそうです。

  • 昼間に鳴いているのがキジバト($${\textit{Streptopelia orientalis}}$$)

  • 夜の森で鳴いているのがフクロウ($${\textit{Strix uralensis}}$$)

と覚えていただければいいかなと思います。

■コノハズクとブッポウソウ

昔の人の勘違いで、鳥の名前が決まったことがあります。

コノハズク($${\textit{Otus sunia}}$$)という鳥は、鳴き声が「ブッポウソウ」と聞こえるのです。
私なりに文字で表すと「プッ ポイッ キョー」って感じです。

日本のフクロウ類のなかで一番小さいです。全長20cm。ちっちゃい!

鳴き声として聞こえる「ブッポウソウ」とは、漢字で書くと「仏法僧」であり、仏教で最も尊い3つのものを表す言葉なんだそうです。

コノハズクはフクロウの仲間であり、夜行性なので夜に鳴きます。
真っ暗な夜の森では、なかなか姿を見ることができません。

しかし、昼間になると森できれいな青い鳥を見かけるので、
「このありがたい鳴き声は、きっとこの鳥のものだ」
と勘違いをしました。

そして、昼間に見かける青い鳥にブッポウソウ($${\textit{Eurystomus orientalis}}$$)と名前を付けました。

ちなみに、ブッポウソウは「ゲゲゲ」などと鳴きます。全然違うじゃん。
勘違いというより、もはや決めつけでは…?

コノハズクもブッポウソウも夏鳥(夏の間だけ日本に飛来して生活する鳥)で見られる時期が重なっているのに、片方は昼行性でもう片方は夜行性だったことが、勘違いに拍車をかけたのかもしれません。

関係ない鳥の鳴き声を名前に付けられたブッポウソウと、昭和初期まで鳴き声を誤解されていたコノハズク。
現在は、まぎらわしいので

  • コノハズクは「声のブッポウソウ

  • ブッポウソウは「姿のブッポウソウ

と呼び分けることもあります。

■おわりに

色々な間違いや勘違いを紹介してきました。
おもしろおかしく「へぇ、そうなんだ!」と思いながら読んでいただけたのなら幸いです。

この記事のために「ちゃんと調べて書こう」と思って調べたら、意外と知らないことがありました。
記事を書きながら勉強になって、私はとても楽しかったです!

「知らないことを知る」というのは、本当に楽しいものです。
世界はめちゃくちゃ広いので、知らないことがめちゃくちゃ多いです。
だから「知らないこと」は別に恥ずかしいことではありません。

ぜひみなさんも、気楽に、楽しみながら、色々なことを調べたりしてみてください。

私は無限に好奇心が湧くタイプなので、これからも気になることはどんどん調べたり、新しいことに挑戦したりしていきたいです。
応援していただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


               

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