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「何か言わなきゃ」と焦ったことはありませんか|沈黙との向き合い方

スキルより先に必要なこと|会議の沈黙が怖い人へ


会話が止まった瞬間、
「何か言わなきゃ」と焦ったことはありませんか。 

  • 会議で、意見を求められたとき。

  • 相手が黙ってしまったとき。

  • ふと会話が途切れた、その数秒。 

ほんの数秒なのに、
少しだけ落ち着かなくなる。

この空気を、どうにかしなきゃ。

 

そんな感覚を、
一度は経験したことがあるかもしれません。 

でもそれは、
社交性の問題ではないのかもしれません。 

もしかすると、

「沈黙=失敗」

どこかで覚えた前提が、
静かに動いているだけなのかもしれません。


会議の沈黙が怖い理由|私たちが意味を足してしまうとき

会議で意見を求められた瞬間。
上司への報告で、言葉に詰まったとき。
部下との1on1で、沈黙が続いたとき。

沈黙が流れるとき、
私たちはほんの数秒で、物語をつくります。

・発言が的外れだったのでは
・場の空気を壊してしまったのでは 

でも相手は、 
ただ考えているだけかもしれない。
言葉を選んでいるだけかもしれない。 

沈黙は、拒絶とは限りません。

私たちが、
そこに、意味を足してしまっていることもあります。


沈黙は、止まっていない

言葉が止まっても、
対話が止まるわけではありません。

視線。呼吸。姿勢。 

言葉の外側で、
関係は続いています。

沈黙は、失敗ではなく、 

次の本音が生まれる、
準備時間なのかもしれません。


「待つ」という選択

相手が話し終えたあと、
すぐに次の言葉を重ねない。

ほんの数秒、
そのままにしてみる。

その余白で、 相手がもう一歩、
奥に入ることがあります。

あるいは、自分の本音が、
遅れて顔を出すこともある。

急がない人の言葉は、
静かな重みを持ちます。


沈黙が怖いとき、自分に聞いてみること

沈黙が怖いのは、 

・場の空気を壊したくない
・評価が下がるのではないか
・うまく進められていないと思われたくない

そんな思いがあるからかもしれません。

それは弱さではなく、
関係を大切にしている証でもあります。 

ただ、その沈黙をどうにかしようとする前に、
ひとつだけ自分に聞いてみてください。

「私は今、何を怖がっているんだろう」 

その問いがあるだけで、
沈黙は、
少し形を変えます。


コミュニケーションを整える前に確かめること

沈黙が怖いとき、
揺れているのは“場”ではなく、
その場に立っている自分の状態かもしれません。

  • 焦っているのか。

  • 評価を気にしているのか。

  • うまく進めなければと、少し力んでいるのか。

 

話し方を整える前に、
まず、自分の位置を確かめる。

それだけで、

会話の空気は、
少しやわらぎます。


研修の現場で起きていること

企業研修の現場でも、
この「沈黙」の扱い方はよくテーマになります。

・会議で発言が止まる
・1on1で本音が出てこない
・意見を求めても、場が静まってしまう 

こうした場面で、 

「沈黙をどう扱うか」で、
対話の質は大きく変わります。

沈黙をどうにかしようとするのではなく、
”待てるかどうか”。

それだけで、
相手の言葉の深さが、
変わることがあります。


スキルより先に整えること|伝わる関係のつくり方

こうしたコミュニケーションのズレは、 

スキルの問題だけではなく、

「関わり方の前提」から整えることで、
自然と変わっていきます。

私の研修では、
現場で起きているこうした違和感をもとに、

“伝え方”の前に、
“伝わる関係”を整えること
大切にしています。


おわりに

黙っていても平気な時間。

それは、言葉が足りない時間ではなく、 

言葉がなくても、
つながっていられる時間なのかもしれません。 

次に沈黙が訪れたとき、

すぐに言葉を重ねる前に、
ほんの少しだけ待ってみる。


そこに、まだ出ていない言葉が、
静かに息をしていることもあります。


ご相談について

もし、

・会議や1on1で沈黙が増えている
・部下がなかなか本音を話してくれない
・職場の空気をもう少しやわらげたい

そんな課題を感じていらっしゃる企業様があれば、

現場に合わせたかたちで、
研修や講演のご相談も承っています。

必要な方だけ、
お気軽にお問い合わせください。

それだけで、 会話の空気は少しやわらぎます。

おわりに

黙っていても平気な時間。

それは、言葉が足りない時間ではなく、
言葉がなくてもつながっていられる時間なのかもしれません。

次に沈黙が訪れたとき、 急いで言葉を重ねる前に、
ほんの少しだけ待ってみる。

そこに、まだ出ていない言葉が、
静かに息をしていることもあります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
国家資格キャリアコンサルタント。
米国ABH認定ヒプノセラピスト。
法人を中心に30年・延べ15万人の研修現場に立ってきました。
「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題です。
その気づきを、記事を通してお届けしています。
著書『こころのスイッチ』

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