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noriyukikawanaka
クセのある子の正体
「先生、この子…ちょっとクセが強いんです」
保護者が深刻そうに打ち明けてくることがある。
たとえば…
・ひとりで何時間もブロック遊びに没頭する
・給食を頑なに拒否する
・食べ物や服に強烈なこだわりを見せる
親は「うちの子だけ特別に困っている」と思いがちだ。
でも私は知っている。
話を掘り下げていけば、だいたい血筋であるということを。
保護者の”そういえば〜”から続く言葉は大体こうだ。
「実は夫も子どもの頃、1人で図鑑ばかり眺めてたらしいんです」
「私も給食が嫌でお弁当持参してたんです」
「祖父も頑固で、親戚ではちょっとした有名人なんです」
……はい出ました、遺伝子のチカラ。
つまり、クセのある子の正体は…
突然変異でも、育て方の失敗でもない。
だいたい親か親族に似ているという結論。
そう考えると、子どものクセって、悩む対象というより“血筋の再放送”みたいなもの。
深刻に構えるより、「やっぱり出たか」と苦笑いするくらいがちょうどいい。
