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同じ“いつか”を見てない夫婦






夫は、几帳面で現実主義だ。



無駄が嫌いで、  
ちゃんと考えて、  
ちゃんと管理する。



なのに、  
ものが捨てられない。



矛盾してるようで、  
たぶんこれ、セットだと思う。



壊れてない。  
まだ使える。  
用途もある。



だから、捨てない。



理屈は、全部正しい。



一方で私は、

使ってない=いらない。



そう思っている。



…と思っていた。



でも正直に言うと、  
私も思っている。



「これ、いつか使うかも」

真逆夫婦の奇跡的に一致する部分。



ただ違うのは、  
その“いつか”を信用してないだけ。



たぶん来ない。



来たとしても、  
その頃にはこれの存在、忘れてる。



夫は、来る前提で残す。  
私は、来ない前提でも残す。



同じ「いつか使うかも」なのに、  
見てる未来が違う。



だから、夫に、

「これ捨てていい?」と聞くと、

99%ダメって言われる。



理屈は全部正しい。



でもその理屈、  
家の中をじわじわ増やしてくるタイプの正しさだ。



しかも聞かないで捨てると、

「あれあったはずなのにどこ?」  
と、くる。



出た。



“使う未来、ほんとに発生”



今まで一回も使ってないのに、  
捨てた瞬間だけ、急に必要になるやつ。



あの現象、たぶん名前がある。



夫は「ある前提」で記憶している。  
私は「なくても困らない」で判断している。



同じ家にいるのに、

片方は未来に備えて生きていて、  
片方は今の快適さで生きている。



そりゃ、減らない。

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