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どうして、あんな冷たい人を好きになってしまったんだろう?ー天邪鬼なアイツー

やさしくない。
素直じゃない。
近づくと、すぐシャッターを下ろす。

天邪鬼?
コミュ障なの?

出てくるのは、辛辣なツッコミと刺さるダメ出しだし。
もう、いい加減にしてーー!!!

……なのに、惹かれてしまう。

本当はもっと、あたたかくて、穏やかで、安心できる関係がいいはずなのに。
なのに、なぜ?
どうして、あんな冷たい人を好きになってしまうんだろう?

そんなあなた。
たぶんあなたは、やさしくて、お人好しで、我慢づよくて、意外と負けず嫌いで、情熱的なんじゃないですか?

そんなあなたを、ここではこう呼びましょう。
恋愛のアルピニスト──すなわち、“ラブピニスト”。

「いやいや、わたし登山なんて興味ないし?」
そう思った方も、ちょっとだけ聞いてください。

その恋愛……雪山登山とそっくりなんです。

恋愛にも、いろんなスタイルがあります。
たとえば、

・公園で手をつなぎながら、のんびりお散歩&ピクニック
・休日にちょこっとハイキングして気分転換

でも中には、こういう人もいる。

「エベレスト登ってみたくて♡」

……あ、あなたのことですよ。

あなたの目指しているのは、エベレスト級の難関、
“あの人”という名の山──恋かもしれません。

雪山の恋愛って、こういうこと

エベレスト級の登山って、ほんとに過酷。
吹雪、滑落、凍傷、酸欠、雪崩、クレバス……フルコンボです。

登ってる最中に「やっぱムリ!」って下山せざるを得ないこともあるけど、
それでも山頂で数分間だけご来光が見られたら──

「わたし、生きてる……!」
って、泣けるくらい感動しちゃう。

で、その感動が忘れられなくて……また登ってしまう。

それが、エベレストみたいな山であり──
ツンデレの“デレ”すらないような、ツンツンで天邪鬼な彼との恋でもあるのです。 

愛されたくて登ってるのか、それとも、登るのが好きなだけなのか

「彼がちょっと笑ってくれた」
「珍しく弱音を吐いてくれた」
「数週間ぶりにLINEが来た」

──そんな“ご来光イベント”が起きるたびに、
登山の疲れも吹き飛んで、心がふわっと浮かび上がる。

「やっぱりこの人なんだよな」
「この人の本当の姿を、私だけがわかってあげたい」

そう思って、「そこに山があるから」と、また登り出してしまう。

でも……ふと立ち止まってみてください。

「……あれ? わたし、今けっこう苦しくない?」
「ていうかこれ、“恋”ってより“修行”じゃない?」
「もしかして私って“修行”好き……?

恋の相手が“彼”じゃなくて、“状況”になってるかも?

ツンツンで天邪鬼な彼は、
近づこうとするとすぐ逃げる。
感情は見せないし、頼らない。甘えてこない。

だからこそ、「この人の中の本当のあたたかさに触れたい」と思ってしまう。
その気持ち、すっごくわかります。

でもね……

もしかしたらあなたが本当にハマってるのは、
彼そのものじゃなくて、
その過酷な状況なんじゃないでしょうか?

まるで命がけの雪山登山みたいに。

「愛されてる?愛されてないかも…?」というスリル。
「私だけがこの人をわかってあげられる」というロマン。

それ、恋じゃなくて──
登山病かもしれません。

登らない愛もある

ときには、一度 山を降りるという選択もあります。
「本当は、どんな恋がしたい?」
「本当は、どんなふうに愛されたい?」

スリルはなくても、笑って一緒におにぎり食べる恋だって、心はずっとあたたかい。

今つらいなら、無理して登り続けなくていい。
愛は、雪山じゃなくても咲きます。
もっとあたたかくて、あなたの魅力がちゃんと届く場所で。

それでも、「登りたい!」と思うなら──

今度は、自分の意志で、自己責任で、納得づくで。

「私も好きよね〜」と実感しながらも
自分がどうしても登りたいと思った山なら、
きっと、意味があります。

……まあ、登山成功のあとは急に興味が冷めて、
「はよ降りよ。次はあの山やな〜」ってなる話も、よく聞きますが…。

……登ったあとのことは、登ってみてからのお楽しみ!

次回は
「心が凍える恋をしていませんか?──ヒマラヤ系男子との付き合い方」
をお送りします。



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