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新入社員へ贈る、おせっかいかもしれないけれど大切な話

消費財メーカーで間接部門に勤務している、こじまるです。

ここ最近は、新入社員研修の事務局も担当しており、毎年多くの新しい才能に触れる機会に恵まれています。

今年も無事に新入社員が研修を終え、それぞれの部署へと羽ばたいていきました。 みんな真面目で、本当にいい子たちばかり。

みんなの活躍を心から応援していますし、きっと私の応援などなくても、それぞれが輝かしい未来を切り拓いていくことでしょう。

例年、研修の最後には新入社員たちから感謝の言葉をもらうのですが、今年は特に「さびしいです!!」「配属後も遊びに行っていいですか?」なんて言ってくれる子が多かったように感じます。

すぐに配属先での新しい人間関係や仕事に慣れて、私たちのことなんて忘れてしまうのでしょう。それでも、今年は「もしかしたら、本当にちょこちょこ顔を出してくれるかも…」なんて期待をしてしまうほど、心優しい新入社員たちでした。

そんな、かわいいかわいい新入社員たちへ、私から伝えたいことがありnoteを書くことにしました。

noteにまとめるのは、研修最終日の”事務局からのひとこと”では到底おさまらない量になりそうだからです。

書きだしてみると、全部で10項目もありました(多い)。


新入社員たちには、このnoteを教えていません。なので、おそらくみんなに直接届くことはないでしょう。

うちの会社に限らず、新入社員はたくさんいるので、どこかの新入社員に少しでも響けば嬉しく思います。

また、たまたま、うちの新入社員が見つけてくれたら、それはそれで面白いですね。


1.これからも仲良くしてほしい

これが、私からの一番のお願いかもしれません。

私は総務部門にいるので、開発部門に配属される新入社員とは、研修が終わるってしばらくたつと疎遠になります。

研修直後は「さびしいです!!」なんて言ってくれていたとしても、配属後は新しい部署の人たちと過ごす時間が圧倒的に長くなり、私たち研修事務局のことは、少しずつ記憶から消されていきます。

それは、仕方のないことだと分かっています。一緒に過ごす時間の長さも密度も、配属先の先輩たちとは比べ物になりません。


でも、だからこそ、心のどこかで私たちのことを覚えていてくれて、これからも”仲良く”してくれたら嬉しいです。

会社ですれ違ったときには、
研修のときみたいに元気な挨拶を交わせたら。

総務部から何かお願いごとを、
積極的に協力してくれたら。

そして、いつかあなたが大きな仕事を成し遂げたときには、得意げにその活躍を報告しに来てくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

新入社員研修を担当した者として、あなたたちの成長と活躍が、何よりもの喜びなのですから。


2.”研修で習ったこと”こそ、今あなたの武器になる

次に伝えたいのは「研修で習ったことを、ぜひ実践し続けてほしい」ということです。 これは、単に「教えられたことをやりなさい」という単純な話ではありません。

実は"新入社員研修"というのは、社会人生活において非常に特殊で、貴重な機会なのです。

なぜなら、これ以上ないほど"正確な情報"を、集中的に教えてもらえる最初で最後のチャンスだからです。

会社で仕事をしていると、時にはルールがその人の都合のいいように解釈されてしまうことがあります。丁寧に明文化されたルールでさえ、人によって受け取り方が異なってしまうことがあります。

そうして、少しずつ歪められた解釈が先輩から後輩へと伝承されていくうちに、数年後には元のルールとはだいぶ違ってしまう…なんてことも、残念ながら起こり得るのです。

配属先で先輩から教わるルールが、もしかしたら”正確ではないけれど、間違いとも言い切れない”グレーな情報である可能性もあります。

その点、新入社員研修は違います。 研修を担当する講師たちは「最初が肝心だ!!」という熱い想いを持って"正しいルール"を伝えようと全力を尽くしています。

そして、講師は社内でその分野に最も詳しい人間が担当します(これは、事務局の私が保証します!!)。つまり、社内のあらゆるルールに関して、今この瞬間に最も"正確な情報"を持っているのは、他ならぬ新入社員である、あなたたちです。

もちろん「研修で習った内容と違います!!先輩、間違っていませんか?」なんて、真っ向から先輩に指摘する必要はありません。ただ、あなた自身は、研修で学んだことを信じて、粛々と実践してほしいのです。

もし、先輩たちのやり方との間に矛盾を感じているものの、指摘しづらいときには、こっそり私に教えてください。一緒に解決策を考えましょう。


3.目先の小銭より大切なこと:つまらない”ケチ”にならないで

私は自他ともに認める「ケチ」です。コンビニや自動販売機は、もはや高級品だとすら思っています(笑)。

そんな私でも、会社のお金に関して、例えば交通経路を調整して10円でも多く申請しようとしたり、残業時間をギリギリまでつけて5分でも給料をもらおうとする、チマチマとした稼ぎ方をしようとは思いません。

その数十円のために、申請書類をややこしくする方が、よっぽどコスパが悪いと感じるからです。

それなら、1時間きっちり残業した方が簡単に稼げますし、精神衛生上も健全です。もっと言えば、コンビニでのちょっとした買い食いや、飲み会1回の方が、金額的にはずっと大きい。

適切な経費精算はもちろん大切ですが、ほんの少しでも多く会社から取ってやろうとするような、そんな"つまらないケチ"にはなってほしくないと思います。


研修中はなかなか話しづらいお金の話を、もう少しだけするなら、 新入社員のうちに、ぜひ実践してみてほしいことが3つあります。

  1. まずは貯金100万円を目指すこと。

  2. 格安SIMを利用すること。

  3. ふるさと納税をしてみること。

幸い、うちの会社は、世間一般と比較して給与水準は高い方だと思います。ですから、極端な贅沢をせず、普通に生活していれば、貯金は自然と貯まっていくはずです(社宅も驚きの安さ)。

投資に興味を持つ人もいるかもしれませんが、まずは生活防衛資金として、貯金が100万円を目指してほしいです。

最低限1年間を通じて収支をプラスで終えること、そしてできれば100万円の貯金を作ることを目標にしてみてください。

格安SIMとふるさと納税はおまけです。お得なのでぜひ。

(もし仲が良いのであれば)ご両親へ感謝の気持ちを込めて、何か品物を贈るのも忘れないでくださいね。


4.”学び続ける人”であれ:仕事の枠を超えた成長を目指して

学校と会社は、根本的にその役割が異なります。

学校がお金を払って”教えてもらう場所”であるのに対し、会社はお金をもらって”自ら学んでいく場所”だと、私は考えています。 月並みな表現かもしれませんが、非常に重要な違いです。

日々の仕事の中で必要な知識やスキルを身につけていくのは、もちろん大切なことです。 しかし、それと同時に、ぜひ"仕事に直接的には関係のない知識"も積極的に学んでいってほしいと思います。

  • ビジネススキル(コミュニケーション、ファシリテーション、ロジカルシンキングなど)

  • 語学(まずは英語から)

  • テクノロジーの最新動向、世界のトレンド、国際情勢(AI、経済、宗教など)

厳しい言い方かもしれませんが、仕事の時間の中で、その仕事に関する知識"だけ"を身につけている人は、ビジネスパーソンとしてはあまり魅力を感じません(大変失礼な物言いですみません…!!)。

なぜなら、所属している会社の特定の仕事のことは非常によく知っているけれど、そこから先の広がりや深みが感じられないからです。

それは、極端に言えば”うちの会社でしか活躍できない人”になってしまう可能性があるということです(重ね重ね、失礼な表現で申し訳ありません!!)。


ですから、まずは何かひとつでいいので、仕事以外で「学んでみたい!!」と思えることを見つけて、ぜひチャレンジしてみてください。

きっと新しい世界が広がり、それがあなたをより魅力的で、深みのあるビジネスパーソンへと成長させてくれるはずです。

そして、もし何か新しいことを学んだら、ぜひ私にも教えてください。そのテーマについて、一緒にディスカッションできる日を楽しみにしています。

「何から始めたらいいか分からない…」という人は、次の章で紹介する「本を読む」ことから始めてみるのがオススメです。


5.”本を読む”という最高の自己投資:知的好奇心を満たし、人間的深みを増す

私は本を読むのが好きです。

今年(2025年)は4月が終わった時点で25冊の本を読み終えていて、このペースでいけば年間100冊くらいは読める計算です(途中で読むのをやめてしまった本も含まれているので、ちょっと盛った数字ではありますが…笑)。

最近はYouTubeやTikTokなどの動画コンテンツで勉強する人も多いと聞きますし、それ自体は素晴らしいことであり、決して否定するつもりはありません。どんな形であれ、学ぼうとする姿勢は素晴らしいです。

でも、それでもやはり、私はあなたに「本を読んでほしい」と伝えたいのです。


動画は、情報が次から次へと流れていってしまうのに対し、本は学びとじっくり向き合う時間を作ってくれます。

なんとなくですが、動画よりも本で得た知識の方が、深く頭の中に残るような気がするのです。

また、あくまで私の体感ですが、本を読むようになってから格段に知識が増え、人間的な成長にも繋がっているように感じています。


本には、先人たちが悩み、考え抜いた末に見つけ出した、貴重な知識や知恵が詰まっています。

先人が多くの時間と労力をかけて得た経験や解決策を、私たちは本1冊を読むだけで学ぶことができるのですから、これほどタイパの高い自己投資はありません。

よくある本のまとめ動画などは、その動画の作成者が「ここが重要だ!!」と感じた部分を切り取って紹介していることが多いですよね。しかし、実際にあなたが同じ本を読んだときに「ここが素晴らしい!!」と感じる場所は、必ずしも動画の作成者と同じとは限りません。

だからこそ、まとめ動画をきっかけにするのは良いとしても、ぜひ実際に本を手に取って、あなた自身の目で読んでみてほしいのです(まとめ動画を見て気になった本を読む、というアプローチは大変オススメで、私もよくやります)。


継続的な読書習慣は、
間違いなくあなたを成長させてくれます。

「読書が良いのは分かったけど、どんな本から読めばいいの?」と思ったあなたのために、私のオススメの3冊を紹介させてください。どれも非常に読みやすく、私自身も大好きな本ばかりです。


  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著:岩崎 夏海)
    ストーリーがとにかく爽快で、読んでいて気持ちがいい一冊です。サクセスストーリーが好きな人には特にオススメ。

  • 夢をかなえるゾウ(著:水野 敬也)
    日々の小さな積み重ねがいかに大切かを教えてくれます。主人公がかなり”ぐうたら”なので、共感しながら楽しく読めます。いわゆるビジネス書に苦手意識がある人は、まずこの本から。

  • 好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則(著:楠木 建)
    ビジネスパーソンが抱える「あるある」な質問に対して、経営学者の楠木先生が痛快に回答していく短編集です。上の2冊と比べると少し分厚いかもしれませんが、中身は一つひとつが短い話なので、意外とサクサク読めます。集中力にちょっと自信がないという人でも、きっと楽しめるかと。


あなたが読書をするようになったら、ぜひあなたのオススメ本も教えてくださいね。


ついでに、読書のコツを2つだけ紹介します。

  1. 習慣化すること
    私の場合は「通勤時間は読書タイム」と決めています。家に帰ってしまうと、どうしてもYouTubeを見たり、ゲームをしたりしたくなってしまうので…(笑)。スマホ(ソーシャルゲーム、X→Instagramなど)を見てしまう時間を、読書の時間にあててみるのがオススメです。

  2. つまらなかったら、途中でもやめる
    どんなに評価が高い本でも、自分に合う合わないは必ずあります。筆者の書きぶりや文体が、どうしても自分にはしっくりこない、ということも少なくありません。読み進めていくうちに面白くなってくる本もありますが、どうしても「これはつまらないな…」と感じたら、思い切って途中で読むのをやめてしまってもいいのです。


6.”変化すること”を恐れないで:今の自分に固執しすぎない勇気

あなたは今きっと、配属先での新しい仕事に向けて、期待とやる気に満ち溢れていることでしょう。

私も新入社員だった頃があるので、その気持ちは痛いほどよく分かります。 むしろ、当時の私は、今のあなたなんかよりもずっと”気持ちの悪い”新入社員だったかもしれません。


私が新卒で入社したのは、世間的にはほぼ無名と言っていい、小さな会社(仮にN株式会社)でした。

就職にあたって親元を離れることになった私は、実家を出る日、両親にこんな発言をしたのです。

「帰ってくる頃には、『お子さん、N株式会社で働いているの!? すごいわね!!』って周りから言われるくらい、私がこの会社を大きくしてくるよ!!」と。

こうして文字にしてみると、自分で自分にドン引きするくらい、本当に”バカで世間知らずな若者”だったと思います。まあ、それくらい、私も新入社員の頃はメラメラと燃えていたわけです。


社会人として仕事をしていくと、学生時代に学んできた専門分野や、自分自身が得意だと思っていたこととは、全く異なる業務を担当することも少なくありません。また、仕事を通じて様々な価値観を持つ人々と出会うことになります。

そうした経験を積み重ねていくうちに、自分自身に求められる役割や、本当にやりたいと感じることが、少しずつ変化していくこともあるでしょう。

残念ながら、当時の私は、自分の変化に全く気が付けませんでした。

だから、学生時代の専門分野に、いつまでもしがみつこうとしてしまったのです。

「私の専門分野(強み)を活かして仕事をしなければ意味がない。そうじゃないと、これまで頑張ってきたことが無駄になってしまう…」

そんな思い込みにとらわれ、心の底から好きだとは言えない分野の仕事を、何年も続けることになりました。もちろん、そんな状態で良い成果が出せるはずもありません。

心からその仕事が好きで、寝ても覚めても考えているような人に、敵うはずがないのです。


そんな私に転機が訪れたのは「もしかして、人と関わることや、人と人のあいだに入って調整することが得意なのではないか?」と、ふと気が付いたときでした。

考えてみれば、私はある程度どんな年齢や学歴の人とでも、相手に合わせた自然な会話をすることができ、それを純粋に楽しめていることに気が付きました。

例えば、工場の製造ラインで働く高卒の若いスタッフたち、タバコとビールをこよなく愛するベテランのおじさん社員、ちょっと気難しいところのある大学教授、定期的に機器のメンテナンスに来てくれる外部の業者の方々、そして、自社に商品を熱心に売り込みに来る営業さん…

どんな相手であっても、わりと自然体でコミュニケーションができて、良好な関係性を築けているように感じたのです。

周りを見渡してみると、それが必ずしも得意ではない人もいることに気が付きました。たった1本の電話をかけるのをサボったり、事前の根回し不足のせいで仕事が進まなかったりする人たちです。

私はビジネスパーソンなら”特定の分野にものすごく詳しくて、常に冷静沈着で頭脳明晰なクールな人”という理想になる必要があると思っていました。

しかし、それは自分自身の本来の姿や特性とは、全く合っていなかったのです。むしろ”誰にでも気軽に話しかけて、社内のあちこちに顔が利いて、たまにちょっとドジもするけれど憎めない人”、そんなキャラクターの方が、よっぽどしっくりくる。

この、ささいな事実に気が付くまでに、私は5年以上も費やしてしまいました。

やっと、それに気が付いてからは、本当に仕事がしやすくなりました。 無理に自分を偽る必要がなくなり、自然体でいられるようになったことで、周りからも以前より信頼されるようになったと思います。

(”頭がいいこと”が、必ずしも”信頼されること”に直結しないのが、会社という組織の面白いところであり、また難しいところでもあります。)

その証拠に、以前よりもずっと多くの部署から、様々な相談や依頼の声がかかるようになりました。

だから、あなたにも「"今"やりたいと思っていること」や、「"今"自分が得意だと思い込んでいること」に固執しすぎないことをオススメします。

自分自身の気持ちの変化を、どうか怖がらないでください。 将来のあなたが、今のあなたと全く違う人間になっていたとしても全く問題ありません。

むしろ、変化していくことの方が、ごく自然なことなのだと、私は思います。


7.君だけの”好き”と”得意”を見つけ出せ:あなたの次の武器を見つけよう

1つ前の章の内容と少し似た話になりますが、あなた自身の”好き”や”得意”を仕事の中に見つけてください。

これまでの人生では”趣味”と”勉強(あるいは得意科目)”をそれぞれ分けて考えてきたのではないでしょうか。例えば「K-POPが大好き!!」とか「数学が得意だった」といった具合に。

それ自体は素晴らしいことですが、それだけだと、なかなか仕事には活かしづらいものです(間接的に活かされることもありますが)。

私がここで伝えたいのは、日々の仕事、あるいは仕事の一部分を切り取ったところに、あなただけの「”好き”や”得意”を見つけてほしい」ということです。

私の例で言えば「人と関わることが好き」で、特に「人と人の間に入って調整することが得意」なのだと思います。

一方で「会議で使うような整った資料を作成するのは嫌い」ですし「仕事の"目的"そのものを深く掘り下げて練り上げるのは苦手」です。

私が担当している新入社員研修の業務に当てはめてみると、こんな感じになります。

新入社員のみなさんと関わるのは、本当に「好き」です。そして、研修を担当してくれる社内講師の方々との、日程調整や内容のすり合わせといった業務は「得意」です。

一方で、新入社員研修の目的や年間スケジュールなどを説明する資料を作成するのは「嫌い」ですし、研修の"目的"そのものを深く練り上げていく作業は「苦手」です。

研修講師を務めることもある私からは、ちょっと意外かもしれませんが、人とワイワイ話すのは好きで得意なのに、大勢の前でお堅いプレゼンするのは、嫌いだし苦手なのです。


あなたも、まずは与えられた仕事を、できるだけ細かく分解してみてください。

その中で「これは好きだな」「これは得意かもしれない」と感じられる部分がないか、探してみてほしいのです。

それが見つかれば、あなたなりの”勝ちパターン”が、きっと見えてくるはずです。 その「好き」で「得意」な部分は、あなたの強力な武器となります。 ぜひ積極的に活用して、仕事を有利に進めていってください。

どうしても「嫌い」で「苦手」な部分は、それが「好き」で「得意」な人を探し出して、助けてもらいましょう。

もちろん、嫌いで苦手なことでも、社会人として最低限こなせるように努力しておく必要はあります。

私だって、資料作成が嫌いとはいっても、最低限のものは作りますし、仕事の目的を考えてプレゼンすることもあります。

繰り返しになりますが、最低限の努力だけでは、その分野が本当に「好き」で「得意」な人との差は埋まりません。

K-POPが本当に好きな人は、四六時中XやInstagramで最新情報をチェックしていて(情報収集)、時間を見つけてはライブに足を運んでいる(実践してさらに深く身につける)のと、おおよそ同じだと考えてもらえれば分かりやすいでしょう。

配属されてすぐの頃は、目の前の仕事をこなすのに精一杯で「好き」だとか「得意」だとかを考えている暇なんてないかもしれません。

それでも、心のどこかで「仕事とは、自分にとっての好きと得意を探す冒険の旅なんだ」くらいに考えておいてくれると嬉しいです。

もし、あなたが社内の誰かと繋がりたいと思ったときには、遠慮なく私を頼ってください(好きで得意なので)。そのかわり、いつかあなたの「好き」と「得意」で、私を助けてもらえると嬉しいです。


8.”効率化”と”手抜き”は全くの別物:本質を見誤らないで

配属されてしばらくは余裕があったとしても、少しずつあなたの仕事は増えて、忙しくなっていくでしょう。そうなると、必ず”仕事の効率化”が求められるようになります。

私にとっての効率化とは"今までと同等、あるいはそれ以上のアウトプット(成果)を出しながら、投入する労力や時間を減らすこと"だと考えています。

単に「メンドクサイからやらない」とか、「この手順は飛ばしてもバレないだろう」といったことは効率化ではなく、単なる”手抜き”です。


効率化を実現するためには”経験”と”知識”が不可欠です。

今までと同等以上のアウトプットを出すためには、その仕事の全体像や本質を深く理解するための”経験”が必要ですし、仕事量を減らすためには現在のやり方をより良く改善するための”知識(あるいはスキル)”が求められます。

会社にいると、時々「ルールを知らなかったので、できませんでした」「この作業、やらなくても特に問題なさそうですよね?」「AIを使えば、この仕事なんて一瞬で終わりますよ!!」といった声が聞こえてくることがあります。これらは、残念ながら手抜きの場合がほとんどで、本質的な効率化ではないと私は考えています。

  • 「ルールを知らなかったからできなかった」は社会人として論外です。

  • 「やらなくてもいいのでは?」と思ったときは、その理由をきちんと関係部署に説明し、正式な手順を踏んでルールそのものを変えるべきです。
    あなた個人の勝手な判断で、決められた手順を省略してはいけません。 あなたにとっては不要に思えるルールでも、他の部署にとっては重要な意味を持っていることが多いのです。それを、あなたの都合だけで勝手にやめてしまうのは、組織人として許されることではありません。

  • 「AIを使えば簡単じゃん!!」という意見に関しては、TPOをわきまえてほしいと思います。
    私もAIは大好きで、日常的に活用している人間なので、AIを使うこと自体は大いに推奨します(このnoteのもAIにかなり助けてもらっています)。

    しかし、例えば、あなたが仕事に関する何らかの研修に参加していて、そこである課題が出されたとしましょう。その課題の回答を、まるまるAIに作らせて、そのままコピペして提出したとしたら…それは果たして本当にあなたの力になっているでしょうか?

    課題を出している側の立場に立って考えてみれば、それが不適切な行為であることは、あなた自身にもわかるはずです。

    もちろん、課題に対する回答をより良いものにするためにAIを活用する(関連情報を調査したり、文章作成のサポートを依頼したり、論理構成の矛盾点がないか点検させたりする)のは適切な使い方ですし、むしろどんどん活用してほしいです。


会社にまだ慣れていない、フレッシュな視点を持っている、あなただからこそ見つけられる”効率化のポイント”がたくさんあるはずです。

ただ、忘れてはいけないのは、現在の仕事のやり方も、先輩たちが長年努力し、試行錯誤を繰り返しながら築き上げてきたものだということです。

ですから、最初からそれを頭ごなしに否定するような態度はとってはいけません。まずは今の仕事に真摯に取り組みながら、「もっと効率的にできないかな?」という探求心を常に持ち続けてほしいと思います。

業務効率化やAIの活用は、私の大好きな分野でもありますので、もし何か困ったことがあれば、いつでも気軽に声をかけてください。


9.本当に”耐えられないくらいつらいとき”は、ためらわずに逃げてほしい

偉そうなことを色々と語ってきましたが、実は私は、いわゆるメンタル不調が原因で、会社を長期間休んでいた経験があります。

今思えば、見栄を張って、自分にできる以上のことをやろうとして、頑張りすぎてしまったのが原因でした。

会社を休み始める直前のことや、休み始めてすぐの頃の記憶は、心身ともに回復した今でも思い出したくありません。

とにかく、会社に行きたくないのです。

夜になると「また朝が来てしまうのが怖い…」と考えてしまい、なかなか寝付けません。慢性的な寝不足になりますし、それ以上に「会社に行きたくない」という強烈な拒否反応で、体が全くいうことを聞いてくれず、布団から起き上がることができなくなりました。

せっかくの休日も、ずっと会社のことが頭から離れません。何をしても気分が晴れることはなく、憂鬱な時間が過ぎていくだけ。しかも、解決策が見つからないことばかりを延々と考えるので、ひたすらに悩みが深まり、気分が落ち込んでいくという悪循環に陥っていました。

当時のパートナー(また後ほど出てきます)にも、本当にたくさんの迷惑と心配をかけてしまいました。


厳しい現実かもしれませんが、良くも悪くも、あなたがひとり休んだくらいで、会社が潰れてしまうようなことはありません。

特に、うちの会社のように1,000人以上の社員がいるような規模になれば、あなたがひとり欠けたとしても、残りの999人で十分に業務は回っていきます。

だけど、あなたという人間は、この世にたったひとりしかいません。

もし、あなたが無理をしすぎて心が壊れてしまったら、あなた自身にとって、そしてあなたの周りの人たちにとっても、大変な事態になってしまいます。

真面目で優しいあなただからこそ、きっと任された仕事に対して、一生懸命に取り組むことでしょう。

でも、それは、あなた自身が気が付かないうちに、無理をしてしまう危険性をはらんでいるということも忘れないでください。

「え、あの人が!? 昨日まであんなに元気だったのに…」と周りが驚くような人ほど、実はその危険性が高いと、私は自身の経験から感じています。


もしあなたが同じような状況に陥りそうになったときには、どうか勇気をもって、そこから”逃げて”ほしいのです。

もし、どうしたらいいか分からなくなったときは、いつでも相談に乗りますので、遠慮なく私を頼ってください(誰かに話を聞いてもらったからといって、全ての問題が解決するわけではないのが、この手の問題の難しいところですが…)。


10.人生を”共にできるパートナー”を見つけるということ

さて、これが最後のメッセージです。

”人生を共にできるパートナー”についてです。

このテーマは、個人の価値観によって意見が大きく分かれるところですし、それぞれの意見に絶対的な正解や不正解があるわけでもありません。ですから、あくまでもイチ個人の意見として読んでもらえたら嬉しいです。


私は異性を愛するタイプで、同じく異性を愛する相手と結婚して、一緒にに生活しています(いわゆる男女の結婚です)。

心から好きな人と家族になり、一緒に歳を重ねていけるというのは、本当に素晴らしいことだと、日々実感しています。

会社で仕事をしていると、本当に色々なことが起こります。決して良いことばかりではありません。

時には、どうしようもなく嫌なこと、耐えがたいほどつらいこと、腹の底から怒りがこみ上げてくるような理不尽なことだってあります。

そんなときでも、家に帰ると「おかえり」と、大好きな人が笑顔で迎えてくれるというのは本当に嬉しいものです。私のパートナーには、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

あなたに強制するつもりはありませんが、私個人としては、恋人やパートナーを作るということに賛成です。 もしお互いの気持ちが一致したのであれば、同棲したり、結婚したりすることにも、心から賛成できます。

今の世の中、ひとりでも十分に楽しめるコンテンツで溢れています。 誰かと予定を合わせるのがメンドクサイと感じたり、意見が合わなくて衝突するのが煩わしいと感じたり、結局のところひとりが1番ラクだと感じる気持ちも分かります。

でも、それでもなお、大切な誰かと一緒に過ごせる時間は、そうした小さな煩わしさを補って余りあるほど、尊いものだと、私は思います。

もし、あなたに将来、心から大切だと思える人ができたなら、ぜひ私にもお祝いさせてください。

社内では "同期婚" なんていう話もチラホラ耳にするので、少しだけ楽しみに待っておくことにします(笑)。


おわりに:あなたはすでに最高のスタートを切っている!!

予想はしていましたが、伝えたいことが多すぎて、とんでもなく長い文章になってしまいました。

それなのに、まだ最後に1つだけ、どうしてもあなたに伝えておきたいことがあります。

”あなたはすでに最高の社会人生活をスタートさせている”ということです。

私は転職を経験しています。転職してきて思うのは、うちの会社は”とっても恵まれた環境"だということです。

給料の水準も高く、福利厚生も充実していて、多様性に富んだ優秀な人材がいます。

あなたは本当に素晴らしい社会人生活のスタートをできていると、私は断言できます(前職のみなさんごめんなさい!!)。

新卒採用でこの会社に入社したあなたにとって、この恵まれた環境が”当たり前”だと感じているかもしれません。しかし、世の中の大半の会社から見たら、決してそんなことはありません。

そして、同じように今の環境を「当たり前」だと思っている一部の人たちは、会社に対して様々な不平不満を口にしているかもしれません。

あなたには、同じように文句ばかりを言う人にはなってほしありません。

この恵まれた環境で働けることへの感謝の気持ちを忘れないでください。

それでもなお、納得がいかない部分や、もっと良くしていけるはずだと感じる部分は、それを変えていくために、声をあげられる人間になってほしいと思います。

そして、もしあなたが「もっとこうしたいんだ!!」という熱い想いを語ってくれたときには、私は全力であなたを応援します。


研修期間が終わり、私たちは今日から、本当の意味での”同僚”となりました。

これから一緒に、うちの会社を盛り上げていく大切な仲間として、改めて末永くよろしくお願いします。



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