「あなたのため」って本当? 嫌味なアドバイスに負けない心の守り方
こんにちは。
消費財メーカーで間接部門の仕事をしているこじまると申します。
日々仕事をしていると、いろんな方と関わるなかで、思わぬ言葉に心がモヤっとしたり、ときにはイラッとしてしまったりすること、ありませんか?
今回は特に「求めてもいないアドバイス」や、親切を装いつつも、どこか上から目線でこちらの気持ちをざわつかせるような言葉にどう向き合えばいいのか、私なりに考えたこと、そして実践してみた対処法について書きます。
あなたが同じような状況になったとき、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
親切を装って、モヤモヤ言葉を言ってくる人いませんか?
「あなたの成長のためを思って言っている」
「こうした方が、あなたのためになると思って」
こんなふうに"親切心"からアドバイスをくれる方、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。
言葉だけを受け取れば、本当にこちらのことを考えてくれているのかもしれません。
でも、なぜか素直に受け取れず、心の中にモヤモヤとしたものが残ってしまう…。むしろ、腹が立ってしまうことすらありますよね。
先日、私もまさにそんな出来事がありました。
親切な言葉を選んでいるようでいて、こちらの反論を封じ込めようとするような…強く言い返せる雰囲気でもなく、心の中で「うーん…」と唸っていました。
そもそも、なぜモヤモヤするのか
まず、なぜ私たちはそんな言葉にモヤモヤしてしまうのでしょうか。
それはきっと、相手の言葉の"表向きの優しさ"と、その裏に隠された"本音"や"都合"のようなものを、感じ取ってしまうからではないでしょうか。
「あなたの成長のため」という言葉の裏に「自分は正しいことを言っている良い人間でいたい」という相手の願望や、
「本当はあなたに不満があるんだけど、直接的には言いたくないから、こういう言い方で察してほしい」といった遠回しな非難を感じてしまう。
そんな"裏の意味"が透けて見えるから、素直に受け止められず、心がざわついてしまうのだと思います。
これがもし「○○の点で困っているから、こういうふうに改善してくれると助かるな」というように、具体的な理由と一緒にストレートに伝えてもらえれば、受け取り方も変わってくるかもしれません。
特に、アドバイスをしてくる相手に対して、日頃から何か思うところがあったり「いやいや、あなたもこの前同じようなことしてましたよね?」なんて"ブーメラン"を感じてしまったりするときは、余計に腹が立ってしまうものです。
「いつか言い返してやりたい!!」なんて思ってしまうことも、あるかもしれません。
「やり返し」は得策ではない
言い返したい、やり返したい、という気持ちは、人間としてごく自然な感情だと思います。
「相手と対等でいたい」「言っていることとやっていることが違うじゃないか」と感じるのは、あなたが論理的で冷静、そして成長意欲があるからこそです。
でも、感情に任せて「やり返す」というのは、あまり得策ではないように思うのです。
関係性の悪化と対立の激化:
感情的に反論すれば、相手も感情的になり、不必要な衝突を生んでしまう可能性があります。 もしかしたら「こんなことを言われた!!」と周りに言いふらされて、新たな火種が生まれてしまうかもしれません。周囲からの評価の低下:
カッとなって言い返してしまうと、あなた自身の評価を下げてしまうことにも繋がりかねません。 周りの人も、そのアドバイスをしてきた人のことを「ちょっと問題があるな」と薄々気づいていることが多いものです。あなたが同じ土俵に立つ必要はありません。本質的な解決にならない:
相手との関係性がこじれてしまえば、今後の仕事がやりにくくなる可能性があります。 変な噂でも立てられたら、他の部署の人たちとの連携にも影響が出てしまうかもしれません。
一時的にスッキリするかもしれませんが、長い目で見ると、あなたにとってもマイナスになってしまうことの方が多いのではないでしょうか。
モヤモヤの解消と、賢い対処(やり返し)
では、どうすればこのモヤモヤした気持ちを解消し、賢く対処できるのでしょうか。
大切なのは、相手の言葉を"事実"と"感情(相手の都合や解釈)"に分けて冷静に受け止めることだと思います。
まず、言われた内容の中に、"事実"として改善すべき点や、自分の行動を改めるべき点があるのであれば、それは真摯に受け止め、改善していく必要があります。
たとえ言い方が気に入らなかったとしても、そこは自分の課題として向き合うべきところです。
一方で、その言い方だったり、言葉の裏に見え隠れする相手の勝手な都合だったりして腹が立つ部分は、それは相手の課題であり、相手の未熟さからくるものだと切り分けて考えます。
言われた相手や、言葉遣いに引っ張られず"事実ベース"で自分の行動を振り返ることがとても重要です。
(…とは言っても、これがなかなか難しいんですよね。)
もし、冷静に考えてみて、相手の言葉に"事実"としての妥当性がなく、単に相手の感情や都合の押し付け(いわゆる"やつあたり")だと判断できるのであれば、あなたは何も悪くありませんし、改善する必要もありません。
その上で、もし相手に何かを伝え返す(やり返す)のであれば、感情的にならず、下記のような方法で冷静にボールを相手に返してみるのが良いかもしれません。
相手に説明責任を果たさせる:
「ありがとうございます。おっしゃる『成長』とは、具体的に私がどのような姿になることを期待されてのアドバイスでしょうか?」と、相手に具体的な説明を求めてみる。事実ベースで確認する:
「以前、別の方からは○○というご意見をいただいたのですが、今回のアドバイスと少し異なる点があるように感じます。どちらを参考にさせていただくのがよろしいでしょうか?」と、相手の発言の矛盾点や、他の意見との整合性について、冷静に確認を求める。
とはいえ、こちらもカチンときていることが多いので、基本的には"やり返さない、スルーする"のが1番心穏やかに過ごせる得策かもしれませんね。
モヤモヤしても冷静に
相手の言葉にモヤモヤするということは、ある意味、あなたの方が相手よりも"大人"で、相手の言葉の矛盾や裏にある意図に気がついているからこそ、起こる感情です。
そこで感情的に言い返してしまったら、相手と同じレベルに自分を下げてしまうことになります。
ぐっとこらえて、冷静に対処することができたなら、あなたはまたひとつ人間として成長したことになるのだと思います。
皮肉なことに「あなたの成長のため」と言われたその言葉が、結果的にあなたの冷静な判断力や対応力を養い、成長に繋がっているのかもしれませんね。
感情に振り回されずに"事実"と"感情"をしっかりと分けて考えることができたなら、それは本当に素晴らしいことです。
ぜひ、そんな自分を「よくやった!!」と肯定的に評価してあげてください。
おわりに
誰だって、自分が望んでいないおせっかいなアドバイスや、上から目線だと感じる言葉にはモヤモヤするものです。
でも、そんなときこそ冷静に対処することで、あなたの心の平穏と、周囲からの信頼を守ることができるのだと思います。
今回、私自身もなんとか感情的にやり返さずに耐えることができました(たぶん…ですが笑)。
あなたも、もし同じような場面に出くわしてしまったら、このnoteに書いたようなことを少しでも思い出して、冷静なあなたでいられることを心から願っています。
