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岩手旅行記(9)-日本で唯一琥珀を掘れる北東北の博物館で掘り出したのは!?-

いよいよ、北上高地を抜けて、久慈に向かう。

前回はこちら

いつも、カーシェアに乗ると、ガソリンは満タンなのでガス欠をあまり気にしたことがない。

ただ、今日は違った。ガスがない。

ここは北上高地。軽米九戸線から戸呂町軽米線をかなり走り続けているが、全くガソリンスタンドを見かけない。久慈渓流でようやく道が分かれ、国道281号線を左折し北に進むも見えるのは9時側の豊かな自然のみ。山を下り、街並みが見えたときの安堵感といったらなかった。


念願の久慈琥珀博物館へ!

給油して向かった先は、念願の久慈琥珀博物館だ。

小さな山の上にある。てっきり一つの建物かとおもっていたら、いくつかの建物に分かれている。新館と旧館の他に、リトアニア館などもあり、なぜかと思ったらリトアニアは琥珀の産地らしい。

リトアニアの琥珀をバルティックアンバーなどと呼ぶ。

琥珀はウイスキー色の松ヤニかと思いきや、チェリーアンバーなど、色が違うものや、針葉樹のみならず広葉樹もあるそうな。

琥珀は翡翠と同じく勾玉にするために、大和朝廷に運ばれていたらしく、大和からは久慈産の琥珀はでてくるらしい。なんでも勾玉にするのがむしろすごい。

雨天でも体験できた!

まず、雨天では外での採掘はできない。このため半ば諦めていたのだが、なんと山から取ってきてくれた石を割って行う採掘ならさせてもらえるそうなのだ。

お金を払い、ブルーシートの上に石を広げてもらう。

こんな石を割る。右の石に少し白いところがあり、琥珀っぽい

これを見ると、⛏️とか🔨で叩き割るように感じるが、実は道具は使わない。使うのは🖐️である。

9000万年前の石をグシャァする

スタッフさんの説明を聞く。久慈は恐竜王国。折れた樹木に吸い寄せられた虫がそのまま琥珀の中に眠っていたり、琥珀以外にも恐竜の爪や歯、亀の甲羅などが出ることもあるそう。

いた後に、石をもって両手で曲げる。ぐしゃぁ!石を拳で握り潰す。グシャァ!

なんというストレス発散なのか。かれこれ20連勤かつ、それでも間に合わず毎日23時まで働いていた今週なので、ストレスが溜まっていたのか妙に心地よい。

琥珀のことを忘れて、ひたすらに石を割りまくる。9000万年のものをグシャァするのはなんだか申しわけない気持も少しある。

琥珀発見

「ん、これは!」

石です

「ん!これは!」

石です

そんなやり取りをスタッフさんと繰り返す。

そのうち、割った石に黄色いものが。これは!

「琥珀です」

きたーーー!

と思うかもしれないが、大きさ的には米粒の1/4程度、肉眼で目視できるのか危うい程度のものだ。

割るうちにこの程度のものはいくつも出てくる。原石?だから、形がきれいなわけでも、光るわけ粒でもない。ただの不揃いな黄色い何かが出てくる。輝きもさほどない。

次々に現れるマイクロな琥珀たち。もっと琥珀感のあるものはないのかと思いながら、ロマンを掘り続ける。

最終的に、いくつか5mm台の薄い琥珀のようなものを掘り出すことができた。とても嬉しい。これぞ採掘の醍醐味。

1時間弱、ヤンキー座りをしたため、翌日から脛が激強だが、まだまだやりたりない気分だった。よほど楽しかったんだと思う。結果よりプロセス。

だからか、ショップでこれを買うか真剣に悩んだ。極の方が3000円くらい。

さて、握り潰すという普段やらない「力を入れる」活動はなかなかよかった。オフィスワークだと力を入れることがあまりないなと実感。

そのあとは色々とみたいところだったが、早足で新館を見て、車を走らせる。

まだ、久慈には見どころがあるからだ。

「もぐらんぴあ水族館」。ここはすごそうだ。

もぐらと水族館の組合せは一見意味不明に感じるが、水族館なのにトンネルの中から海をみられるというものすごいところなのだ。

北限の海女も時間によってはパフォーマンスしてくれるらしい。これは楽しそう。

ということで、早めに切り上げて、久慈駅方面に向かったのだ。

次回「もぐらんぴあには間に合わなかった編」に続く

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