仕事と子供、どっちも大事で悩んでいた。それでも最後は、自分で決めた
結婚、妊娠、出産。女性は子供を授かると、仕事と家庭の両立で悩む人が多いと思います。私も仕事と子育ての両立には、かなり悩みました。
そんな私が、悩みに悩んで出した答え。
今日は、その「自分で決めた」ことについて書いていこうと思います。
思い出すきっかけになったのは、一本の映画でした。
ふと一人で、映画を観に行った
土曜日の午後。急に思い立って一人で『プラダを着た悪魔2』を観に行きました。
昔、最初の作品も観ていて、すごくかっこいい女性の映画だったなあという印象だけがずっと残っていたから、ふと観たくなったんです。
映画を観て改めて思いました。仕事に生きる女性って、やっぱりかっこいいなあって。こういう女性ものすごく好きだなあって。
そして、若い頃の自分を思い出しました。20代は私もこんなふうにバリバリ働くキャリアウーマンになりたかったんだよなあって。あの頃、ああいう強い女性に憧れていたなと。
映画の中でミランダという女性が言っていた言葉。
「仕事には制限があるわよ、それでも私は仕事が大好き」
この言葉が、私はものすごく心に残りました。
女性って、子供を産むと働き方を変えざるを得ないことが多いです。独身の頃みたいにバリバリ働きたいと思っても、実際は難しいことが多くて働きながらいろんなことを考えるんですよね。
私は何を大事にしたいんだろう、どう働きたいんだろうって。制限があるなかでも仕事が好きだと言い切るミランダの強さを見て、やっぱりかっこいいと思いました。
キャリアウーマンになりたかった私
ミランダを観ながら、私自身のことを思い返していました。
私は就職する前から、キャリアウーマンになるのが夢でした。バリバリ仕事をやりたい、その気持ちが強かったので、入社して最初の10年は仕事中心の生活をしていました。
その後、結婚、妊娠し、出産をしました。産休に入る前は、ギリギリまで仕事を続けて、きちんと引き継いでから休みに入りました。だから復帰した後も、育休前と同じように働けると思っていたんです。
でも、実際には全然できませんでした。
休んでいる間に、仕事のときの考え方に切り替えるのがうまく出来なくなりました。仕事は子供のことでたびたび中断されるし、部内のやり方も変わっていて、ついていけない。それでも、辞めるなんてありえないとしがみついていました。
そうしているうちに、子供の看病をしていた自分まで体調を崩して休みが続いてしまい、任されているのにできない自分に苛立って、どうしたらいいのか悩んでいました。
本当に大事なものに気づいた時
そんな風に悩んでいた私の転機は、子供の熱性けいれんでした。
在宅で仕事をしていた時のことです。熱のある子供を寝かせながらパソコンに向かっていたら、その子が急に痙攣を起こしたんです。娘と息子、それぞれ別で一回ずつ。
目の前で痙攣している我が子を見ながら、どうしよう、この子はどうなっちゃうんだろうって慌ててしまい、ものすごく心配でした。
それまでの私は、子供も仕事も両方大事だと思っていました。独身の頃は仕事が一番でしたが、子供を産んでからは、どちらも同じくらい大事でどちらも諦めきれませんでした。
なんとか両立できる方法はないかと、できない自分と理想の自分のあいだで歯を食いしばって、ずっと模索していたんです。
でも、目の前で倒れて痙攣を起こしている子供を見たとき気づきました。私は子供より仕事を優先してしまっていたと。どうして仕事を優先していたんだろう、もしこの子に何かあったら私は一生後悔すると思ったんです。
本当に大切なのは、今目の前にいる子供たち。仕事より子供のほうが大事なんだとようやく分かったんです。
だから私は仕事優先の生活はやめよう。子供と穏やかに過ごせる働き方にしようと決めました。
どんなに時間がかかっても、自分で決める
子供を産むと、女性はどうしても働き方に制限が出てきます。私自身もそうでした。でも、そこで一番大事なのは、自分が何を大切にしたいか、ということなんだと思います。
多くの人は、仕事と子供のどちらを優先するかで悩むと思います。どちらも大切で、どちらも譲れないと私自身も思っていましたが、ここには正解はないんですよね。
仕事を優先したい人もいるだろうし、子育てを優先したい人もいる。それはその人自身が出した答えだから、いいも悪いも、正解も不正解もない。
だから、すぐに答えを出そうとしなくていいと思うんです。悩みながら働き続けて、子供を育てるという選択だってある。早く決めなきゃって焦る人もいるかもしれないけれど、自分が納得できる答えにたどり着くまでには、やっぱり時間がかかる。
私は悩み始めてから3年経って、会社を辞めました。その間には、本当にいろんな葛藤がありました。辞めずに働く道もあったし、辞めずに続けている先輩たちも見ていた。私にもできるはずなのに、辞めていいのかなと思うことが何度もありました。
でも、その葛藤も全部ひっくるめて、悩んで悩んで悩み抜いたからこそ、今フリーランスという働き方を選んだことに、何の後悔もありません。自分で悩んで、考えて、もがいて出した答えだから、後悔はないと言えるんです。
ここで、周りの目や、夫や親の意見を入れてしまって、「あの人がこう言うから、こっちにしなきゃいけないのかな」と思い始めると、苦しくなります。どんなに時間がかかっても、どんなに悩んでも、自分で決める。それがすごく大事だなと気づきました。
自分で決めたからこそ、あのミランダのように働くかっこいい女性を映画で観ても、「ああ、かっこいい。でも、今の私がなりたい姿ではないな」って、はっきり思えたんです。
自分で出した答えは、私にとっての正解だった。映画を観ながら、改めてそう思いました。
どんなに悩んでも、どんなに時間がかかってもいい。
最後に自分で決めたなら、その悩んだ時間は、決して無駄にはならない。
そう思っています。
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