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subarasikiai
チリンのすず。
やなせたかしさんが好きです。
息子にと借りてきたこちらの本。
たまたま目について借りました。

内容は差し控えますが、ショッキングな内容でした。
広い範囲で言うと「加害者と被害者」の構造があって、「恨むこと、許すこと」の意義とは・・・と私は捉えました。
やなせさんはアンパンマンが有名ですが、私はアンパンマン以外の作品が好きです。もちろんアンパンマンは名作だとは思いますが、やなせさんがいつも心に抱いている人間の心の奥の悲しみや憂いが作品に表れていると感じるから。
実際はどうかわかりません。
でもやなせさんが生きてきた過酷な人生の体験から生み出されたものが作品中に散らばっていると思いました。
人間が一番嬉しいことはなんだろう❓
長い間僕は考えてきた。
そして結局、人が一番嬉しいのは人を喜ばせる事だということがわかりました。実に簡単な事です。人は人を喜ばせることが一番嬉しい。
アンパンマンもそうですよね。
お腹が空いている人に自分の顔を分け与える。
戦時中、お腹が空くのは死ぬより辛いという壮絶な体験がモチーフとなってアンパンマンが生まれたそう。
実際に体験した人にしかわからない、辛さってあるから。
どんなことも自分が経験して見ないと本当のことがわからない。
「チリンのすす」を読んで、純粋無垢な可愛らしい主人公チリンがさまざまな出来事の末
想像もつかない結末を迎えたことに最後作り話とはいえなんとも言えない気持ちになりました。
バットエンドではなくハッピーエンドを望んでいたから。
でもここを敢えてそうしないやなせさんの意図を汲みたいと思ったし、そうした理由はなんだろうと深く考えさせられました。
家に置いておきたい一冊です。
正義とは、善と悪とは。立ち向かうとは、愛とは・・・。
子供向けの絵本なのにほんと刺さりました。
