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1000億分の1

神社の跡継ぎ「ゴッド」

僕の高校の連れの中に
地元の神社の跡継ぎがいました。

家の育ちなのか?
やたらと落ち着きのある雰囲気
あだ名は「ゴッド」

そんなゴッドの神社で
大晦日はいつもの悪友たちと
過ごすのが恒例でした。

地元の方々が集う程度の
小さな神社ですが
年末年始は忙しくて
僕たちは手伝いをしていました。

落ち葉の掃き掃除
ゴミ拾い
参拝者にふるまう豚汁づくり

この豚汁が激うまで
焚火を囲って
みんなで食べると最高でした👍

年が明けたら
みんなでお参りをして
おみくじを引いて解散。

高1の冬休み
この神社での最初のおみくじ
僕のおみくじは
「大凶」

周りの人たちも寄ってきて
「大凶」を面白がっていました。
みんなが何だか楽しそうなので
僕も逆に嬉しいぐらいでした。

何せ、普段は落ち着きのあるゴッドが
一番大笑いしてたのです。

その時は・・・・・。

1000億分の1

そもそもこの記事を読んで下さってる皆様は
「大凶」のおみくじを引いたご経験は
あるのでしょうか?

僕は自分以外で引いた方に
まだお会いしたことがありません。

この高校一年から僕は
4年連続の「大凶」でした😅💦

3年連続までは大盛り上がりの周りも
さすがに4年目になるとドン引き。

「キモ~」
「こわ~」

と疫病神扱い。

翌日、連れの原田の家で
みんなでゴロゴロしていたら
ゴッドが慌てて入ってきて

「こうじ、お前やばいぞ!」

ゴッドが言うには

ゴッドの神社は毎年12月に
業者さんにおみくじを5千枚注文
業者さんいわく
そのうち大凶の枚数は5枚のみ
つまり確率は1000分の1
それを4年連続で引く確率は
1000億分の1
よってお前は筋金入りの不幸男
すぐに「お祓い」しろ!

何か、ゴッドのおばあちゃんが
お祓いをする方らしくて
僕の話をしたら
写真を撮って持って来いとのこと。

「とりあえず写真撮るからこっち向け」

そう言って写真を撮って
ゴッドは出て行きました。

お祓い

それから30分ぐらい経ってから
ゴッドが戻って来て

「こうじ、すぐ来い」

何やら、お祓いのおばあちゃんが
僕の写真を見て驚愕したらしい。

「この子をすぐに連れて来なさい」

そうして僕はおばあちゃんの家へ
お祓いの為に向かいました。

おそらく何か悪霊に
取り憑かれているとか言われて
ひらひらした紙が付いた棒を
頭上で振られるって感じだろう。

面倒くさいなあ~。

いかにも霊媒師っぽい
趣のある日本家屋の門をくぐり
霊媒師様がみえる和室に入った。

真剣な鋭い眼光
真一文字の口
白い装束

わ、マジのやつだ・・・。

「そこで正座なさい」

「はい」

「肩が重いじゃろ?」

「・・・いえ」

「麻痺しちょる」

「・・・麻痺?」

「写真もそうじゃったが実物にも取り憑いちょる」

「取り憑いてる・・・ですか?」

「ワシには、はっきり見えちょる」

「はっきり・・・ですか?」
(はい、悪霊って言うんでしょ)


「きのこ🍄じゃ!」


「きのこ🍄・・・ですか?」

「大きいきのこ🍄が肩の上にのっちょる」

「肩の上に?」

「そうじゃ、そいつがワレを苦しめちょる」

「きのこ🍄・・・が・・・ですか?」

霊媒師さんはお祓い棒を振るスタンスではなく
塩を体にぶつけるスタイルみたいで
粗塩なのか?湿気ってる塩の塊なのか?
顔面に当たると、けっこうな痛さ。

そもそも
きのこって体に良さそうだし

あ、「毒きのこ」なのかな?

「きのこの山」食べ過ぎたかな?



それから約一年後のおみくじは
きのこ🍄が去ったおかげなのか
結果は
「末吉」でした。

ゴッドが撮影した実際の画像

この写真で「きのこ🍄」が見える方がいましたら
是非コメントお待ちしております😊

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