【家族史】時代劇の捕物帳から始まった和泉橋の調査について
時代劇の捕物帳から始まった和泉橋の調査について
最近、時代劇の捕物帳をよく読んでいます。
家族史や家系図の仕事の関係で、江戸時代の雰囲気に浸っていたい、というと聞こえはいいのですが、実際のところは、あまり何も考えずにページを進められる気楽さが理由です。
おそらく、実際の江戸時代の雰囲気とは、ずいぶん違った描かれ方をしているものも多いのだろうと思います。それでも、何となく空気の一端のようなものは感じられるのかもしれません。
考えてみると、以前ご依頼のあった「和泉橋」の調査も、発端は捕物帳でした。
物語の中で主人公が町を歩き、和泉橋を渡る場面があり、それが気になって調べ始めたのです。
調べてみると、現在は昭和通りにかかっている和泉橋が、昭和通りができる前の通りにも存在していて、それが探していた和泉橋でした。当時の写真は見つけることができませんでしたが、版画の中に明治時代最初期の和泉橋を見つけることができました。
それなりに、無駄ではなかった、ということにしておこうと思います。
ところで、今読んでいる捕物帳の巻末の近刊予告に、勝海舟捕物帳という作品が紹介されていました。
著者は 坂口安吾。いわゆる「無頼派」と呼ばれ、太宰治、石川淳、**織田作之助**などと並び称される作家だと、Wikipediaにはありました。
どちらかというと、エンターテインメント性の強い作家という印象はなかったのですが、勝海舟を主人公に据え、持ち込まれた事件を推理する小説があるとは知りませんでした。
明治に入ってからの時代設定で「捕物帳」という表題も、なかなか面白い組み合わせです。
これは、ぜひ読んでみたいと思いました。
さて、明治の時代の雰囲気は、どのように描かれているのでしょうか。
