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旅58-旧・麻薬カルテルの都は花祭り

メデジンと言えば、メデジンカルテル…というのは昔の話。
今のメデジンは旅人の多くがコロンビアNO.1と言う町。
コロンビアでここにしかないメトロ(市内電車)が上空を走り、
山肌には茶色で統一された家々が立ち並ぶ。
僕が訪れたのはちょうど一年に一度の大きな祭りの開催期間。
『Feria de las Flores』、日本語に訳すと“花祭り”だ。

僕はとある雑誌のアンデス特集号付録を旅の参考にしている。
これには山々の情報だけでなく、世界遺産や祭りの情報がある。
その中でも一番彩り鮮やかで目に留まるのがこの祭りだった。

メデジンについて、もちろん日本語の情報なんかはない。
とりあえず、セントロ(中心街)へ。メトロから町を見下ろす。
ふらふらと。何気なく。地図は見ないで行く。
公園に着いた。出店が立ち並ぶ公園。サトウキビジュースを飲む。
グアテマラとは違ったアクセサリーやバックが立ち並ぶ。
Tシャツもセンスがいい。南米、コロンビアへ来たのだな、と。
中心駅裏の公園にはブロンズ像が立ち並ぶ。
ふつうはその写実的な曲線美の美しさを主張するはずの像が…

皆太っているのだ。特に下半身。“ふくよかさんの曲線美”ってあるんだ。
ああ、コロンビアへ来たんだな。と、思わずにはいられない。

夕方になると人の波ができる。向こうはなんだか騒々しい。
おお、ステージができているじゃないか。“Paisa”ってなんだ。
聞いてみると、“メデジンっ子”のことをパイサというらしい。
ちなみに、エクアドル人はコロンビア人を総称してパイサと言う。
1Lの生ビールが約1.75US$で売られている。お祭り価格だ。
さてさて、オープニングステージの後にステージに立つのは…
なんと警察官。どうも本物の現役警察官らしい。
コロンビアのお祭りでは地元の警察官も制服姿でステージに立つ。

次の日は馬のパレード。これが祭り前半のメインイベント。
馬だ馬だ、おお、子馬だ? どうも中南米の人たちは馬好きらしい。
狂った感じのおじさんも行進する!

すごい数。もう、3時間も入代り立代り皆見入りっぱなし。
僕は馬に飽きてきたこともあり、乗っている女性の方に気が移る。
馬は縦揺れ。人間も縦揺れ。ということは、胸のボールも縦揺れ。
さすがコロンビア、ボリューム満点だから、揺れる揺れる。
うーん、馬よりそちらに目が行ってしまうのは必然ではないか?

週末の3日、のんびりと祭りを楽しんだ。
しかし、クライマックスの花を背負ってのパレードは次の金曜日。
絶対見逃せないが1週間後。コロンビア滞在2週間の予定なのに。
ということで一旦マニサレスへと、木曜日までちょっと離れる。

戻ってきたメデジン。同じホステルへ戻ってきた。
ちゃんとベッドも確保、とても親切で陽気なスタッフたちと再会。
さて、“花のパレード”・『Desfile de Silleteros』。
人々が背中に背負っている“花モニュメント”が“Silleteros”だ。
これは…、言葉で言い表す必要があるんだろうか? 写真をどうぞ。

伝統的な色トリドリの花をふんだんに挿したもの、
各々のテーマをもって描かれた“絵”のような花飾り。
花を育てた張本人の老婆があまりにも大きいSilleterosを背負い、
観客の要望に答えてクルっと一回転する。
これらの花は彼女らの誇りである。
観衆の声援を受け、クルっと一回転する時の表情がいい。
中には余りにも大きすぎてお付きの男性がいる時も。
それでも大きな花を背負い、歩く。彼女たちの晴れ舞台なのだ。
(下の動画、特に後半はぜひ見ていただきたい!)

僕は前列を確保できず、お金を払って荷台の上から見ていた。
横にはかわいい女の子。僕の左腕に腕を回してジッと見ている。
とはいえ、その女の子は10歳くらい。
女の子にパレードを見せたいお母さんが僕の横に連れてきて、
同伴者のように見えるよう腕につかまりなさいと言われていたようだ。
ただ、腕に腕を回しているのを見てお母さんは“まあっ”笑う。
『アラアラ、ドコデオボエテキタノカシラネ』って感じで。
花まつりで、僕の左腕に寄り添っていたのは…、
花のような女の子であったのだ。






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