廃線危機!?栃木のローカル線・烏山線を徹底解説
こんにちは!
烏山線はネ甲。
どうもこーほくです。
皆さんは「烏山線」という路線をご存じでしょうか。
烏山線は栃木県を走るJRのローカル線、
所謂「地方交通線」です。
実はこの路線、現在大赤字で
営業係数952。
100円稼ぐのに952円かかる計算です。
今回はそんなOne of the most wonderful 路線烏山線の
認知度向上・観光客誘致のために、
栃木県民として責任を持って(?)
烏山線について解説していこうと思います。
※この記事では、鉄道に特別詳しくない方でも分かるように、専門用語等を簡単にしてご紹介しています。厳密に言うと違う言葉を使用していることがありますが、ご了承ください。
烏山線の概要

出典:MaedaAkihiko - 投稿者自身による著作物, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=144106407による
まずは先ほどから私が連呼している、
「烏山線」について解説していきます。
JR烏山線は栃木県塩谷郡高根沢町の「宝積寺」駅と、
栃木県那須烏山市の「烏山」駅とを結ぶ路線です。
宝積寺駅からはJR東北本線(宇都宮線)に乗り入れ、
宇都宮駅まで直通しています。
都心から程近い「ローカル線」感を味わえるということで、
鉄道好きや旅好きの皆様からも人気のある路線です。
詳しい路線データは下を参照ください。
【JR烏山線】
起点駅‥宝積寺駅(栃木県塩谷郡高根沢町)
終点駅‥烏山駅(同県那須烏山市)
路線距離(営業キロ)‥20.4km(名鉄瀬戸線やJR根岸線と同じぐらい)
管轄‥東日本旅客鉄道株式会社 大宮支社
軌間‥1067mm(標準軌)(一般的なJR在来線と同等)
駅数‥8駅
※全線単線非電化
最高速度‥65km/h
Suicaは全線を通して利用不可
※全線単線非電化とは、起点から終点まで片道一車線で、電線がないことを表す。
烏山線の路線データはこんな感じ。
データだけでは全く想像がつきませんが、
ガチのローカル線です。皆さんが想像する通りの。

出典:https://www.jorudan.co.jp/time/rosenzu/%E7%83%8F%E5%B1%B1%E7%B7%9A/
本数は日中時間帯は2時間に1本、
朝夕の時間帯は1時間に1本となっています。

出典:https://transit.yahoo.co.jp/timetable/21819/781?kind=1&q=%E5%AE%9D%E7%A9%8D%E5%AF%BA
個人的には朝夕は高校生が多いという印象で、
やはり高校への通学需要が大きいのかもしれません。
烏山には県立烏山高校がありますしね。
駅数が8駅で、沿線には
「宝積寺」や「大金」などの縁起の良い地名が
多くあるということで、
宝積寺駅を除く7駅に七福神の各尊を割り当て、
看板を設置しています。
七福神巡りもできますね。
(本数少ないから1日仕事になりそうですが。)

出典:Asasa198 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=16041381による
ちなみに地元民からは「からせん」の
愛称で呼ばれているそう。
県内にいくつかある「烏山信用金庫」
通称「からしん」と混同しそうです。
活舌の悪い私が言うのはやめておこっと。
烏山線の車両
さて、先ほどの路線データにて、
烏山線は「全線非電化」
ということをお話ししました。
全線にわたって電気が通っていないということは、
「電車」を運行することができない
ということを表すのですが、
実は烏山線、半分電車みたいなやつが走っています。
「半分電車」とはどういうことかというと、
「電気で走るけど、電気は取り入れない。」
という走り方をする車両の事です。
それがこのEV-301系という電車。

普通に首都圏で走っている車両を
短くしたみたいな見た目をしていますが、
実はそれらとは全然違います!
この車両は、大雑把に言うと、
「電気を蓄えて電線がない区間では
蓄えた電気を使いながら走る」
という走り方をします。
つまり、スマホやパソコンなど、
電子機器のバッテリー
と全く同じ動きをするということ!
もちろん車両にもバッテリーが搭載されており、
①電線がある区間(宇都宮~宝積寺)や
②充電スポット(宇都宮駅や烏山駅)で
バッテリーを充電します。
そして、電線がない区間では
蓄えた電気を使いながら走る。
私が先程申した意味が分かったでしょうか。
電車は「充電しながら走る」、
ACCUMは「充電した電気で走る」
と考えてもらうと分かりやすいと思います。
この電車の通称は「ACCUM」なのですが、
これは「蓄電池」を表す英語、
「Accumulator」からとられています。
車両の愛称も「蓄電池」
から採られているのですね!
ちなみに、今どんな状況なのかを表す
モニターが、車内に設置されています。
結構面白いので烏山線に乗る際は必見です!
車内モニターを撮影した動画。
(YouTube-Bごりら様の動画より)
ちなみにバッテリーは
リチウムイオン電池を使用しており、
急速充電にも対応しているそうなので、
走行中にバッテリーが切れるという
心配は基本的にありませんので
ご安心ください。
また、詳しい解説は、
「未来へのレポート」梅本拓也(Umemoto Takuya)様が
投稿されている下の記事を読むと
良くお分かりになると思いますので、
ご参照ください。
ちなみにデビューは2014年。
それまではローカル線区間でお馴染みの気動車、
「キハ40」が使用されていました。
私は北海道で一度乗ったことがありますが、
烏山線で走っているのは乗ったことがないです。
乗りたかったなあ…。
ここまで、烏山線のACCUMの特徴的な点を
ご紹介してきましたが、
それ以外の部分は「ほぼ首都圏の通勤列車と同じ」
と言っても過言ではありません。
車内はオールロングシート(進行方向横向き)で
車体の設計自体も「sustina」という
ブランドを採用していますので、
同じsustina車と大差ありません。

出典:https://media.jreast.co.jp/articles/2338
よく見る設計なので安心感はありますが、
非凡というか退屈というかなんというか…。
烏山線の沿線情報
続いては、烏山線の沿線情報を解説していきます。
停車する各駅にある観光スポットやご飯がおいしいお店、
駅ごとのデータについて詳しく解説しますので、
気になった駅のページを見てみてください!
①宝積寺

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=126049793による
烏山線の起点駅にして個人的一番都会の駅。
東北本線の宇都宮方面と矢板・黒磯方面に
乗り換えをすることができます。
まあほとんどの烏山線の列車が
宇都宮駅に直通するので、
宇都宮方面への乗り換えの
需要はほぼないと言って良いでしょう。
所在地は栃木県塩谷郡高根沢町。
駅舎は隈研吾建築都市設計事務所の設計で、
2007年に完成した比較的新しい駅舎です。
東口には近隣の宇都宮市の特産である
「大谷石」を使用した建物である
「ちょっ蔵ホール」があります。

出典:https://4travel.jp/dm_shisetsu/11614078

出典:https://www.tochigi-film.jp/navi/result.php?lid=884
また、ちょっ蔵ホールのある
「ちょっ蔵広場」には、
所謂「おしゃれカフェ」の
「VECCHIO CAFFÉ TRAM-ヴェッキオ・カフェ・トラム」
さんがあります。
ここのピザはマジでうまいです。
皆さんも是非食べに来てみては?
(「VECCHIO CAFFÉ TRAM-ヴェッキオ・カフェ・トラム」さんは、
〒329-1225 栃木県塩谷郡高根沢町石末1785に
本店があります。そちらも是非チェックしてみてください!)

②下野花岡
宝積寺駅から約5分、続いて到着するのが
「下野花岡」駅。

こちらはGoogle マップの
ストリートビューなのですが、
左奥が駅です。
何か路面電車の駅みたいな見た目してますが、
紛れもなく、これが下野花岡駅です。

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115150003による
都会の人からしたら「嘘つくなよお前」
田舎の人からしたら「こんなの当たりめぇだろ」
といった感じかと思われます。
ちなみに私はどちらにも該当しないので
「たまに見るなぁ」ぐらいです。
駅の近くにはかつて
キリンビールの工場があり、(2010年閉鎖)
今は更地になっていますが
「かつてここは通勤需要で賑わったのだろうな」
と過去の栄光に浸りながら訪れると
今の静けさも相まってなぜか感慨深いです。
また、駅から徒歩30分ぐらいの位置に
「高根沢町 歴史民俗資料館」があり、
町内で出土した貴重な土器などを
見学することができます。


出典:https://www.town.takanezawa.tochigi.jp/learning/rekishi/rekimin/
不定期で企画展なども行っているそうなので、
列車の待ち時間に訪れてみるのも
良いのではないでしょうか。
③仁井田
下野花岡から約3分、続いて到着するのが
「仁井田」駅。

出典:Asasa198 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34154035による
先程の下野花岡駅に比べて駅舎が新し目で、
少し立派な駅という印象を受けます(感覚麻痺)
こちらの駅舎は平成25年に建て替えられたものでして、
新駅舎化に伴って規模が縮小されました。
かつてはこんな駅舎で、
列車の行き違いができる構造だったそう。
ザ・昔の駅舎といった感じで、
昔の雀宮駅や岡本駅も
こんな感じだった気がします。

出典:Filler - Photo taken by Filler., CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4656460による
駅の北側には県立高根沢高校があり、
下野花岡駅に比べて
乗降客数は非常に多いです。
駅の南側、県道10号沿いには
小さな市街地が広がっており、
コンビニやスーパーマーケットもあります。
失礼ですが「このあたりの駅では都会な方」
と言って良いのではないでしょうか。
ちなみにこの駅、開業時は
「熟田(にいた)」駅という名前なのですが、
愛知県の「熱田(あつた)」駅
との混同を避けるため、
1925年(開業の2年後)に、
現在の駅名である「仁井田」に改められました。

出典:user:Gnsin - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3910210による
駅周辺にはこれといった
観光スポットはありませんが、
駅前にあるラーメン屋の「三好」さんは
私のおすすめです!
その時は父の運転する車で行きましたが、
昔ながらのラーメン屋という雰囲気も相まって、
ここの「ちゃんぽん」は格別でした。
是非皆さん食べてみてください。
④鴻野山
仁井田駅から約4分、続いて到着するのが
「鴻野山」駅。

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115150474による

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115150476による
この画像を見ると、
道路とつながっているように見えますね。
1面1線の超小規模な駅で、
ホームの幅も狭いです。
だんだんLRTの駅に見えてきました…(笑)
当駅と先ほどの仁井田駅の間に、
高根沢町と那須烏山市の境界があり、
この駅が宝積寺方から見ると初の
那須烏山市にある駅となります。

ストリートビューを見ても分かるように、
マジで路面電車の駅です。
逆にこれが普通鉄道の駅だとは思えませんね。
周辺には東雲ゴルフクラブがあるほか、
宇都宮ブリッツェンのスポンサーである
「Astemo(株)」の那須烏山事業所があります。
それ以外には、小さな集落があるほか、
少し南下すると「こぶし台」と呼ばれる
住宅地があります。
⑤大金
鴻野山駅から約7分、続いて到着するのが
「大金」駅。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%91%E9%A7%85

出典:Scalar - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=40358940による
この駅はガチで都会ですよ~!!!(感覚麻痺)(2回目)
なんてったって当駅は2面2線で
列車同士の行き違いができます。
この設備があるということは、
都会ってことでイイです!(多分)
この駅も仁井田駅に続いて駅舎が新しめですね。

出典:Ribbon - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=97338496による
かつての駅舎がこんな感じ。
洋風と和風を兼ね備えた見た目をしています。
こういった北海道にありそうな駅舎、
何故か安心感があって好きなんですよね~。
そしてこの駅、他の駅にはない
ある「特徴」があります。
それは…、
「JRが建てた神社がある」こと。
1993年に「JR東日本宇都宮地区指導センター」が
建てた神社なのですが、
JRの持つ土地の中にあるということで、
「駅構内にある神社」という扱いになるそう。
大金駅を訪れた際、
この珍しい神社をぜひ参拝してみれば?
駅の北側には、「ナスカラ市場」と言う
大金駅前観光交流施設があります。

出典:https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=16856
後述しますが、那須烏山市で有名な
「山あげ祭り」にちなんだお土産などが
販売されているほか、
アイスクリームなどを購入することができます。
そして駅を少し北に行った場所には、
昔ながらの酒店や商店、衣服店もあります!
大金駅、観光スポットがたくさんですので、
ぜひ烏山線を利用する際は訪れてみてください!
⑥小塙
大金駅から約3分、続いて到着するのが
「小塙」駅。

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115150884による

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115150884による
またいつもの感じに戻ってきました。
この駅も1面1線で、
屋根もホームの一部にしかありません。

Googleマップを見ると分かりますが、
駅周辺は一面「緑」です。
荒川に囲まれた位置に駅があり、
周りに少しだけ民家がある程度の駅。
駅周辺には「猿久保田んぼ周辺ひまわり畑」
という観光名所があります。

夏になると一面のひまわりと、
烏山線を一緒に撮りたいという方が
大勢集まり、かなり賑わうそう。
ちなみに当駅の周辺には小学校がないため、
大金-小塙駅間を烏山線で
通学する小学生も多いそうです。
周辺に小学校がないってこんなに不便なのですね。
家の周りに小学校があることに
感謝して生きようと思います。
⑦滝
小塙駅から約4分、続いて到着するのが、
「滝」駅。

出典:Miyuki Meinaka - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=93472362による

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115151017による
この駅も1面1線。
周辺の駅に比べて最近にできた駅で、
開業は1953年。
「古いじゃねぇか!」と
ツッコみたくなる気持ちはわかりますが、
鉄道界ではこれでも新しい方です。
烏山線は大部分の駅の開業が
1900年代前半ですからね。
この駅は特大観光スポットがあります。
それは、「龍門の滝」

出典:MaedaAkihiko - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=123363711による
滝駅から南に歩いて約5分の位置にあり、
「江川」という川の流域にあります。
すぐ近くを烏山線が走るので、
上の画像のように車両と滝を絡めて撮る
撮影方法をしている方をよく見かけます。
幅は65m、落差は20mで、
春はサクラと滝、
夏は深緑と滝、
秋は紅葉と滝、
そして冬は凍結した滝
の写真が撮れるということで、
1年に4回来れば四季の移ろいを
感じることができるのがこの滝の魅力。




いずれの写真も、出典:https://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/nasukara-life/about-nasukara/nasukara-pride/page000912.html
滝がライトアップされる時期もあるそうで、
その時期はこういった滝を見ることができるそう。

もっと滝の写真を見たい方は、
那須烏山市のホームページ
をぜひご覧ください!
絶対に行きたくなるような写真ばかりです!
そして、龍門の滝を見るときに
一緒に訪れた居場所がこちらの
「龍門ふるさと民芸館」。

出典:https://www.nasukarasuyama.com/watch/%E9%BE%8D%E9%96%80%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8%E6%B0%91%E8%8A%B8%E9%A4%A8/
滝を見ながら併設のカフェで
ご飯を食べることができるほか、


こういった展示を見ることもできます!
カッコいい…。
列車の待ち時間にぜひ行っておきたいスポットです。
後は駅北側には宇都宮でお馴染みの
「宇建 烏山営業所」があります。
それ以外は特に…と言ったところでしょうか!
さて、続いてはいよいよ終点の烏山駅ですが、
観光スポットが多すぎるので
烏山駅のデータだけ書いて
周辺観光スポットは別の章にまとめようと思います。
それでは行きましょう!
⑧烏山
滝駅から約5分、烏山線の終点駅、
「烏山」駅に到着です。

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115163363による
これまでの駅とは打って変わって、
大きな屋根が特徴的な駅舎。
ホーム自体は1面1線ですが、
明らかにこれまでの駅に比べて都会に見えます。

駅前の風景がこんな感じ。
昔ながらの市街地といった感じで、
電柱にあるライトが懐かしさを感じさせます。
宇都宮市でこういった所は少ないので、
烏山に来るといつも「なんかいい…!」
ってなりますね。
最高だよ烏山!!!

出典:Mister0124 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=115163360による
ところでこの烏山駅、
これまでの駅と比べて、
圧倒的に違う所があります。
それは何でしょう?
上の画像をもとに考えてみてください!!
答えは…「駅構内に電線がある」こと!
今までの駅には電線がなく、
バッテリーを充電できない駅がほとんどでしたが、
烏山駅は折返し駅のため停車時間が長く、
充電する時間もあるということで
電線が設けられています。
私の感覚的に片道で消費する電力は40%程度なので、
もしかしたら烏山駅で充電する必要性は
薄いのかもしれませんが、
予防線として充電しているのでしょうか?
ちなみに烏山駅で列車を観察していたところ、
約10分ぐらいで充電が完了する様子でした。
急速充電、恐るべし。
さて、ここからは烏山駅の観光スポットを…。
と言いたいところですが、
そうすると烏山駅の紹介だけ
異次元の長さになってしまうので
次の章に分けようと思います。
それでは行きましょー!
那須烏山市・烏山駅周辺のご紹介
続いては烏山駅周辺の
観光スポットやご飯がおいしいお店などを
ご紹介していこうと思います!
魅力いっぱい・観光スポットいっぱいの
那須烏山市の魅力をぜひ感じて下さい!
①山あげ祭

出典:https://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/community-tourism-industry/tourism-info/festivals-events/page000416.html
山あげ祭は、約450年続く、
例年7月の第4土曜日を含む金・土・日に行われる
那須烏山市「八雲神社」の例大祭の奉納行事です。
約450年ですよ450年!!!
大体室町~安土桃山時代にあたります。
織田信長が足利義昭を追放して倒幕したあたりです。
圧巻なのが市街地に仮設の舞台を設けて
歌舞伎を行う場面!

出典:https://www.tochigitoyota.com/blog/store/detail/414090
全て手作りの幅7m、高さ10m以上、
奥行きはなんと100mの山と舞台装置一式を
一日に6回以上組み立て・解体を行い、
各地点で歌舞伎や神楽などの余興を奉納します。
しかも、これを3日間やります。
非常に大規模な祭りだということがお判りいただけたでしょうか。
そしてこの祭り、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、非常に偉大な祭り。
それ故に宇都宮市民でも小4の社会で山あげ祭について学びます。
これだけ偉大・大規模な山あげ祭ですが、
初めて行くなら絶対に見ておきたい
「3つのポイント」があります!
①「山」が立ち上がる瞬間

これだけの大きさの山が、
一糸乱れぬ若衆たちの行動によって
一瞬のうちに立てられます!
いきなりこの大きさの山が出てくるので、
迫力満点、驚くこと間違いなしです!
②炎天下で踊る美しい歌舞伎
先程も申し上げた通り、この祭りは
7月末に行われます。
7月と言えば、暑いですよね。
そんな中、屋外で歌舞伎の
パフォーマンスが行われます。

出典:https://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/yamaage-matsuri/kabuki-dance/page000968.html
基本的に歌舞伎は屋内で行われることが
多いですが、山あげ祭りでは屋外で行うので、
迫力満点!役者さんの迫真の演技を間近で
楽しむことができます。
③狭い路地を通り抜ける舞台移動
最後は、「舞台移動」に注目してみましょう!
山あげ祭りは、
一日に6回舞台の組み立て・解体を行うことは
先程も述べたのでご存じかと思いますが、
一日6回、同じ場所で演技をするわけでは
もちろんありません。
1回1回場所を移動して演技をしますので、
必然的に「解体して運んで組み立てる」
必要が出てくるのです。
その移動の際に通り抜ける路地がとにかく狭い!

こちらは神社の階段を下っている画像ですが、
とにかく多くの人の力を使って
通り抜けています。
常に危険と隣り合わせのため
物凄い迫力を感じます!
ここまで、山あげ祭とその魅力を
ご紹介してきました。
山あげ祭は非常に大きな祭りのため、
那須烏山市でも一大行事となっている関係で
市内には「山あげ会館」という
博物館的なものがあります。
ホームページにもある通り、
山あげ会館では
山あげ祭の大屋台が展示されているほか、
山あげ祭のミニチュア、
動画での解説など、
山あげ祭について沢山学べる場所ですので、
烏山にお越しの際にはぜひ訪れてみてください!
【アクセス】
住所:栃木県那須烏山市金井2丁目5−26
開館時間:午前9時から午後4時
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
JR東日本「烏山」駅から徒歩約6分
北関東自動車道「宇都宮上三川」ICから車で約50分
②島崎酒造
続いてご紹介するのは、
「島崎酒造」さん。
「東力士」という日本酒、
皆さんはご存じでしょうか。

出典:https://doukutsu.azumarikishi.co.jp/products/amakuchi
実はこの島崎酒造さん、
その東力士の蔵元なのです!
烏山駅からほど近い
島崎酒造さんの本店では、
東力士の他たくさんのお酒やワイン、
食品や東力士のグッズなど、
様々な商品を購入することができます。
ちなみに私はここで
「東力士リキュールセット」を母と購入し、
父に渡したらすごく喜んでくれました!

出典:https://shokuhin.shop-pro.jp/?pid=31721646
ちょっとお高めですが
父の日や誕生日のプレゼントなどにもお勧めです。
しかし、これだけではないのが島崎酒造さんで、
烏山駅から車で約6分、徒歩40分ほどの場所には、
島崎酒造さんの「どうくつ酒造」があります。

出典:https://www.nasukarasuyama.com/watch/%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%8F%E3%81%A4%E9%85%92%E8%94%B5/
こちらの洞窟は第二次世界大戦時に、
戦車の製造のために建造された
地下工場の跡地を使用したもの。
実際には戦車を製造することはなく、
終戦から何十年も放置されていたのですが、
平成19年から清酒の貯蔵庫として生まれ変わりました。

出典:https://azumarikishi.co.jp/tour/
洞窟内の温度は1年を通して平均10度程度で、
温度が変わったとしても上下約5度の幅なので、
清酒の貯蔵に最適なんだそう。
洞窟内ではお酒の試飲もできるそうなので、
お酒好きの方はぜひ訪れてみては?
③烏山和紙会館

出典:https://www.fukudawashi.co.jp/
最後にご紹介するのは、
「烏山和紙会館」。
実は烏山、和紙が有名なんです!
烏山の和紙は、「楮」を原料とし、
手すきで作られるのが特徴。

出典:https://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/community-tourism-industry/nasukara-brand/page004025.html
紙の製造には豊富な水が必要なのは
皆さんご存じかと思いますが、
烏山は太古の昔から付近に「那珂川」が
流れており、水が豊富だったため
この文化が根付いたそう。
烏山和紙は厚手で紙質が緻密であり、
強さと優雅さを兼ね備えており、
奈良時代に都に直接土地の特産物を
納めることが定められていた「調」には、
「写経料紙を産出す」と書いてあるぐらいの
特産物だったそうです!
烏山和紙は山あげ祭の「山」にも使用されており、
特産物が地域に深く根付いていることも
よく分かりますね!
他にも、烏山和紙を使用した和紙製品は沢山あるので、
もし興味があったら検索してみるのもアリです!

出典https://tesigotosenka.com/karasuyamawasi.html

出典:https://4travel.jp/travelogue/10049506
また、烏山和紙会館を運営する、
「福田製紙所」さんでは、
烏山和紙を漉く体験も行っているそうで、
はがきを漉いたり、紙を漉いたりできるそう。
小学生などの体験学習にもってこいですね!
いかがだったでしょうか。
那須烏山市の魅力、良く伝わったでしょうか。
これ以外にも書ききれないほど沢山の
那須烏山市の魅力はありますので、
興味のある方は下の
「那須烏山市観光協会」の
ウェブサイトをぜひご覧ください!
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、
この紹介で那須烏山市に興味を持った皆さんは、
今すぐえきねっとから新幹線を予約して
那須烏山に来てください!
絶対ですよ~(笑)
烏山線の歴史
烏山線紹介の最後は、
烏山線の歴史について解説していきます。
やっぱり物事を深く知るには
「歴史」を知ることが一番大事ですからね~。
①開業
1894年、東北本線のルートが
鬼怒川の水害の危険性を鑑み、
現在のルートに変更されました。
これに伴い宝積寺駅が開業。
ここから烏山線の歴史が始まります。
1911年には、烏山町の島崎善平らが、
鉄道院に「宝積寺~烏山」を結ぶ、
軽便鉄道の敷設請願書を国の機関である
「鉄道院」に提出します。
1912年には敷設が許可されました。
当時の計画では、烏山を超えて、
水郡線や常磐線に接続する予定だったそう。
所謂、「東西連絡線」というやつです。
福島の磐越東線や栃木-茨城の水戸線が
これに該当します。

上の画像で、赤線が現在のルート、
青線が建設される予定だったルート(予測)です。
こう見ると、かなり壮大な計画
だったことが分かると思います。
おそらく全長は50km以上ありますね。
敷設が許可されたのは良いものの、
肝心の建設がなかなか始まらずにいました。
実はこの時、日露戦争後で日本は
資金難に陥っていたのです。
この路線を開業させるお金はない!
ということで、国からの建設認可が下りず、
なかなか工事が始まらなかったのですね。
1914年には、第一次世界大戦が開始。
日本は日英同盟に則って参戦しましたが、
本格的な参戦とはいきませんでした。
このとき、第一次世界大戦により欧米が疲弊した
関係で、欧米はアジア市場から遠のきます。
軍事系の製品を欧米に頼っていた日本は、
それらを手に入れることができなくなり、
「ならば自分から作ってしまおう!」
となった関係で、重化学工業が発展。
逆に軍事系の製品を欧米に
輸出するようになり、
輸出が輸入を上回り、
日本はあっという間に好景気に。
その勢いを利用して、
1921年、烏山線の建設が開始されました。
その2年後には、建設が終了し
めでたく開業!
こうして、烏山線は構想から
約30年の時を経て開業したのです。
②次々と開業する駅と、気動車の運行開始
1934年、これまで全列車が
蒸気機関車(SL)だったのが、
一部列車が気動車に置き換わりました。

辻圭吉 - 「阪神間鉄道回顧録」P38, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15922311による
同時に下野花岡、鴻野山、小塙の
各駅が開業しました。
またその20年後の1954年には
滝駅が開業。
この時に現在まで続く8駅体制が
完成しました。
③赤字リストと烏山線の衰退
1968年、国鉄は赤字が特に酷い線区を
廃止する旨のリスト(赤字83線)を公開。
それに烏山線も含まれていました。
ちなみに、同時期に関東で廃止が検討されたのは
「烏山線」「真岡線(現・真岡鐡道線)」
「木原線(いすみ鉄道)」の3つ。
私からすると全て馴染み深い路線です。
しかし、ここで終わらないのが烏山線。
烏山線が廃止されるのを防ぐため、
住民が「乗って残そう」運動を行いました。
その結果、翌年1969年には、
烏山線の歴史上最も多い利用客数を記録。
その後の1979年には、
当時最新鋭だった「キハ40系」が運行を開始。

出典:Rick300 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=14758590による
烏山線の衰退が目に見えて分かるようになったのが
この頃です。
④JRへの移管とその後
1987年、国鉄分割民営化により、
烏山線はJR東日本へと移管されます。
期間は開きますが2014年には
「烏山線の車両」の章でご紹介した
EV-301系(ACCUM)が運行開始。
蓄電池車両として注目を集めました。
2017年にはすべての列車が
ACCUMに統一、キハ40は引退しました。
そして2025年には
車内に直接自転車を持ち込める、
「サイクルトレイン」の実証実験を開始。
これからも烏山線は、
地元民の足として
地道に栃木東部を駆け抜けていきます…
地元民として、烏山線が廃止されないことを、
心から願っております。
あとがき
今回は、栃木のローカル線である、
「烏山線」をご紹介しました。
廃線危機の赤字ローカル線ですが、
首都圏から程近いにも関わらず、
ローカル線の旅が日帰りでできる
非常に魅力的な路線ですので、
今回の記事で興味を持った方は
ぜひ烏山線で旅をしてみてください!
沿線には魅力もたくさんです!
美味しいご飯を食べて、
都会ではなかなか浴びることのできない
マイナスイオンを浴びて、
デジタルデトックスを
するのもいいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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それでは。
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