広報AIで“勝手に採点”してみた。ヤッホーブルーイングの名作プレスリリース
こんにちは。広報AIの中の人です。
広報の仕事をしながら、「広報AI」というサービスを開発・提供しています。
「AIでプレスリリースを採点すると、アワード受賞作は満点になるのでは?」
そんな疑問から、今回の「広報AIで"勝手に採点"してみた」シリーズでは、PR TIMESプレスリリースアワード2023でインフルエンス賞を受賞した、ヤッホーブルーイングの『隠れ節目祝い by よなよなエール』を分析してみました。
広報AIによる採点結果:33点 / 60点
項目別スコア
話題性・トレンド性:3 / 10 点
消費者視点:7 / 10 点
データと実績の裏付け:5 / 10 点
導入部分の魅力:6 / 10 点
市場インパクト:4 / 10 点
独自性:8 / 10 点
広報AIは、30点以上を合格基準(メディア掲載確率が高い)にしています。
でも「あれ、意外と高くない。」
実は、私も最初はそう思いました。
でも、リリースを読み進めていくと、「だからこのリリースは受賞したのか」と納得するポイントがたくさん見えてきたんです。
今回は、広報AIの採点結果とあわせて、このリリースのすごさを広報視点で解説します。
AIの総評は「コンセプトは素晴らしい」
広報AIの総評はこちらです。
素晴らしい!メディアに掲載される可能性が高いです ☺️
このプロジェクトは、まさにヤッホーブルーイングのイノベーション精神を表していますね!“隠れた節目”を祝うというユニークなコンセプトが、新しい文化を創造する力を持っていると感じました。また、ライフステージに合わせたお祝いとしてビールを提供することで、顧客との新たな繋がりを形成する素晴らしい機会を生み出しています。サービスの具体的な内容や応募方法が明確で、参加者がどのように関与できるのかがはっきりと説明されています。プレゼントの設定も具体的で、参加者にしっかりとした贈り物が確約されているのも魅力的です。思いやりとアイデアにあふれたこのサービスが、さらに多くの人に届くことを願っています!
つまりAIも、「企画自体は非常に魅力的」と評価しています。
実際、この企画は「卒乳」「卒イヤイヤ期」「卒寝かしつけ」など、これまで誰も祝ってこなかった人生の節目にスポットを当てたもの。
ビールを売るのではなく、「お祝いする文化」をつくる。
ヤッホーブルーイングらしいブランド発想が詰まっています。
点数が伸びなかった理由
内訳を見ると、
話題性:3点
市場インパクト:4点
データ:5点
という結果でした。
例えばAIは、
市場データがあると説得力が増す
季節性やトレンドとの接続があるとさらに広がる
社会への波及効果を示せるとよい
とコメントしています。
これは、広報AIが「プレスリリースとして報道されやすい構成」を評価しているためです。
つまり、「もっと取材されやすくするには?」という観点から採点しています。
それでも、このプレスリリースは受賞した
では、なぜ受賞したのでしょうか。
私は理由は一つだと思っています。
"人の感情を動かしたから"です。
リリースを読むと、この企画は「ビールを配るキャンペーン」ではありません。
妊娠・出産を機に定期便を解約したお客様が、
「また飲める日を楽しみにしている」
という実際のお客様の声から始まっています。
そこから、「卒乳を祝おう」では終わりません。
「卒イヤイヤ期」
「卒寝かしつけ」
「卒お弁当づくり」
さらに、
「あなただけの卒業」
まで広げています。
つまり、商品ではなく、共感を設計している。
これが、この企画の最大の強さです。
AIでは測れない「ブランドらしさ」
広報AIは、
情報量
構成
データ
社会性
独自性
などを客観的に評価します。
一方で、
「この会社だから応援したくなる」
「このブランドらしい」
という空気感までは、まだ完全には数値化できません。
ヤッホーブルーイングは、"よなよなエール"というブランドを通して、"人生をちょっと豊かにする"という世界観を長年積み重ねてきました。
だからこそ、この企画に違和感がない。
むしろ、「ヤッホーならやりそう。」と思わせるブランド資産があります。
ここは、AIだけでは評価しきれない部分です。
広報AIは「先生」ではなく「壁打ち相手」
今回改めて感じたのは、AIは正解を出す存在ではないということです。
広報AIは、
データ不足では?
社会性は伝わる?
タイトルは弱くない?
そんな"チェックリスト"として非常に優秀です。
一方で、ブランドの思想や、人の感情を動かす企画まで否定するものではありません。
今回の33点という結果は、むしろ、「AIだけでは測れない価値がある」ことを教えてくれました。
まとめ
今回の採点結果は33点でした。
しかし、このリリースはアワードを受賞しています。
つまり、
点数が低いから悪いリリースではない。
逆に言えば、
AIが指摘する改善点を取り入れながら、最後は人間が"感情"や"ブランドらしさ"を磨いていく。
それが、これからの広報の理想的なAI活用なのではないでしょうか。
広報AIも、「答えを出すAI」ではなく、「広報担当者と一緒により良いプレスリリースをつくる相棒」として進化させていきたいと思っています。
もし「広報×AI」に興味がある方は、フォローいただけると嬉しいです。
また、「うちのリリースも採点してみたい!」という方は、お気軽にご相談ください。
無料トライアルもできますので、ぜひお試しください!
