「PR IMPAKT®」から始まった。なぜ私は「広報AI」を開発したのか|きっかけ篇
こんにちは。広報AIの中の人です。
広報の仕事をしながら、「広報AI」というサービスを開発・提供しています。
今日は少しだけ、なぜこのサービスを作ることになったのか、その“きっかけ”の話を書いてみようと思います。
違和感は、すごく地味なところから始まった
最初は、本当に些細なことでした。
部下が書いたニュースリリースに目を通して、コメントを入れていく。
広報としては、ごく当たり前の日常業務です。
でも、あるときふと気づいたんです。
👉 「あれ、また同じこと言ってるな」
「もう少し社会性があるといい」
「このタイトルだともったいない」
「切り口は悪くないけど、ニュースとしては弱い」
別の日も、似たようなコメントを書く。
さらに別のリリースでも、やっぱり同じことを書く。
言い回しは少しずつ違うのに、指摘している中身は、ほとんど変わらない。
この感覚が、ずっと頭の片隅に残っていました。
それは「経験」だと思っていた
当時の私は、それをこう捉えていました。
👉 広報としての“経験値”
いろんな案件をやって、うまくいったこと・いかなかったことが蓄積されて、その結果として今の判断がある。
だから、似たような指摘になるのは当然。
…そう思っていました。
でも、あるときふと疑問が湧いた
「これって、本当に“経験”なんだろうか?」
もう少し正確に言うと、
👉 “構造”なんじゃないか?
そんな考えが、ふと浮かびました。
そこで思い出したのが「PR IMPAKT®」
そのとき頭に浮かんだのが、電通PRが提唱している「PR IMPAKT®」というフレームでした。

「PR IMPAKT®️」は、「メディアが報道したくなるポイント」をまとめた電通グループのオリジナルメソッドです。メディアがどのような視点でニュースのネタを取捨選択しているのか、過去のテレビや新聞などの膨大な報道を分析し、6つの視点に分類したものです。
引用 https://prx.dentsuprc.co.jp/blog/c12
過去のニュースリリースや報道を分析して、
👉 「どういう情報がニュースになるのか」
を整理したものです。
例えば、
Inverse(逆説)
Most(最上級)
Public(社会性)
といった要素で、ニュースになる条件が言語化されています。
気づけば、ずっと使っていた
振り返ってみると、自分はこの考え方を実務の中でずっと使っていました。
リリースを書くときも、企画の切り口を考えるときも、頭の中でこんなチェックをしています。
「逆説が弱いな」
「“初”の要素がないから埋もれそう」
「社会との接続がちょっと薄い」
意識していたというよりは、もう“癖”に近い感覚でした。
その結果、うまくいった案件もあった
ありがたいことに、いくつかの案件は大きな露出につながりました。
テレビ番組に取り上げられる
想像以上に話題になる
広報として目指すような場面に関われたのは、本当に貴重な経験でした。
「カンブリア宮殿」や「Newsモーニングサテライト」、 「日曜日の初耳学」、「がっちりマンデー!!」など、有名番組に取り上げていただくこともありました。 流行語大賞にノミネートされたこともあります。
もちろん、すべてがこのフレームのおかげだとは思っていません。
ただ少なくとも、
👉 “ニュースになる条件を考える軸”にはなっていた
それは間違いありませんでした。
立場が変わって、見え方が変わった
その後、自分が“書く側”から“レビューする側”に回ったとき、あることに気づきます。
👉 同じことを、何度も繰り返している
部下のリリースを見て、「PR IMPAKT®」の観点でチェックして、足りない要素を指摘する。
そしてまた別のリリースでも、同じことをする。
ある日のレビュー中、手が止まりました。
👉 「これ、なんで毎回人がやってるんだろう?」
考えていることは、ほとんど同じ。
見ている観点も、ほとんど同じ。
しかも、それは言葉にできる。
完全な“感覚”ではない。
「これ、再現できるのでは?」
そのとき、ひとつの考えが浮かびました。
👉 「だったら、再現できるんじゃないか」
「PR IMPAKT®」はすでに構造化されている。
自分の思考も、その延長線上にある。
だったら、
👉 このプロセス自体をAIで再現できるのでは?
もしそれができれば、
経験が浅い人でも
一定以上の質のリリースを作れる
ようになるかもしれない。
少なくとも、
👉 同じ指摘を何度も繰り返す必要はなくなる
違和感の正体
そのとき、ようやく腑に落ちました。
自分が感じていた違和感の正体は、
👉 「再現できることを、人が何度も繰り返している」こと
だったんです。
こうして、広報AIは生まれた
広報AIの開発は、ここから始まりました。
特別なひらめきがあったわけではありません。
👉 現場の違和感を、そのままにしなかった
それだけです。
ただ、ここからが本番でした
とはいえ、ここからすぐにうまくいったわけではありません。
むしろ、ここからが本当のスタートでした。
思考をどうやって分解するのか
どうすればAIに再現させられるのか
何度も行き詰まりました。
その突破口は、意外なところにあった
そして、そのヒントになったのが…
👉 まさかの「螺旋丸」という発想でした
この話は少し長くなるので、また次の記事で書こうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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※「PR IMPAKT®」は株式会社電通グループの登録商標です。また、「広報AI」は、株式会社電通グループおよび株式会社電通PRコンサルティングが提供・監修・承認・提携しているサービスではありません。
