#250 【書評】アマテラスの暗号 ~日本人のルーツを知るべき理由~
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。今日は「アマテラスの暗号」という日本人が意外と知らない日本人のルーツに迫る本を紹介します。
〇本書を手にしたきっかけ
先日、狂犬ツアー@京丹後に参加しました。ツアー解散後ににゃんちパイセンに宮津駅まで送っていただいき、籠神社(このじんじゃ)と眞名井神社(まないじんじゃ)の参拝もご一緒させていただきました。
これらの神社の歴史について教えていただいたり、旅行先でも神社を見つけるとお賽銭をされるとのことで、神社への関心のキッカケを伺ったところ、キッカケの1つである「アマテラスの暗号」という本がとても面白いと紹介いただきました。その本に籠神社や眞名井神社も登場するとのことです。
アマテラスの暗号は帯にダ・ヴィンチ・コードを凌ぐと評される歴史ミステリーで、これは面白そうとKindleでポチリました。
〇ダ・ヴィンチ・コードを凌ぐ歴史ミステリー
本書は、ユダヤ人が古代日本に渡来し日本の発展に大きく貢献したという「日ユ同祖論」について様々なエビデンスを元にした研究成果をミステリー小説仕立てに綴られています。
私は「日ユ同祖論」を本書で初めて知り、都市伝説だろうと思いましたが、読み進めるうちに否定する事が難しいのでは?という気持ちになりました。
しかし、近年、日ユ同祖論の研究成果はイスラエルの学会からも驚きをもって好意的に評価され、いまや日本史と世界史の正式な一頁になろうとしているとのことです。
そのような驚きの日本人のルーツを解き明かしながら展開されるテンポの良いストーリーは、まさにダ・ヴィンチ・コードを思わせる面白さがあり一気に読み切ってしまいました。
また、宮津にある籠神社、眞名井神社だけではなく、本書には伊勢神宮、伏見稲荷大社、諏訪大社なども登場します。旅行が好きでこれらの神社には訪れたことがあるものの、歴史や神事、神社にある鳥居や建物の意味がわからずになんとなく建物を眺めてお賽銭するだけだったのですが、本書によってそれらの意味が解説されるのも面白く、とても学びになりました。
〇日本人としてのルーツを知ることの意味
本書で最も印象的だったのが、世界的な歴史学者トインビーが発見した〝これまで世界の歴史のなかで、十二歳までに自民族の神話を教えることを止めた民族は、すべて百年以内に消滅した〟という恐ろしい法則です。
日本人(少なくとも私)は自分達の祖先について教えられたり、話す機会がほとんど無いないように思います。
これは戦後、GHQが学会やメディアを操作しながら歴史を書き換え、日本が何のために戦ったかを忘れさせた上で、CIAの前身であるOSS(戦略任務局)が策定した『日本計画』のもと、自国の近代史を否定させ、日本神話と日本人の心を切り離したことが原因とされています。
二十世紀の知の巨人であり神話学の世界的権威でもあるレヴィ=ストロースをして、〝世界の神話はほとんど歴史との連続性がないが、唯一、日本神話だけは歴史と結びつき、神話から歴史への移行は巧妙〟といわしめたのにも関わらず、日本人は自分たちのルーツも、歴史との繫がりのどちらも知らない、世界唯一の根無し草民族に成り下がってしまったと。これではナチスがユダヤ人に行った民族浄化政策と同じではないか?とまで述べられています。
日ユ同祖論を肯定するか否定するかはどちらでも良いかと思います。
本書を読むことで、日本の教育では日本人のルーツが教えられないこと、自分自身で日本人のルーツを知ろうとすることの大切さを理解することができました。
歴史ミステリーとしてもとても面白かったので、ぜひ手に取ったいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
