6-注目記事2

【注目記事】幼児期研究における倫理/Infoxication(情報中毒)の問題

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。

41 幼児期研究における倫理

研究倫理の問題が広がって色々な動きが出てきた。ニュルンベルク綱領を受けて、1964年と2000年に世界医師会(WMA)においてヘルシンキ宣言が採択された。基本原理は、以下の5つである。1.患者・被験者福利の尊重。2.本人の自発的・自由意思による参加。3.インフォームド・コンセント取得の必要。4.倫理審査委員会の存在。5.常識的な医学研究であること。最初は、医学研究、人間を対象とする生物学研究に適用された。現在では動物研究にまで広がってきた。

https://sites.google.com/site/hoikulab/home/studyandresearch/readarticles/1/8

The SAGE Handbook of Early Childhood Research (2016)の中の研究倫理に関する章を具体的な事例を含めてまとめてある。大学を含めた教育機関で研究を実施しようとする研究者に参考になる。幼児期研究は特に微妙な時期(インフォームド・コンセントをどう得るかなど)であるので、その点でも参考になる。

また、本文では、研究倫理が、ナチスのユダヤ人虐殺の裁判によって作られた1947年のニュルンベルク綱領を出発点として、2000年の世界医師会におけるヘルシンキ宣言の採択によって形成された流れとその内容についてまとめてある。研究に関わる人は読んでおくべきだろう。

42 Infoxication(情報中毒)の問題

かつて、情報の収集や調査は中毒や依存症的になるような仕事だっただろうか? その道に明るい人に問い合わせる、書籍や新聞を読む、図書館を利用する…。電子メールやSNSがなかった時代──をもう誰も思い出せないかもしれないが、あの時代は、家族や友人からの手紙にワクワクし、皆が集まってその手紙を読んだものだ。しかしながら今日では、指先一つでそれらの情報が一瞬で手に入る。それがために、新しい情報を探したり、それを受け取る喜びを忘れてしまっている。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/283738/082700043/?n_cid=nbpnbo_fbbn

いまなお、朝一番でメールを開く時にワクワクする自分は変な人なのだろうか。

確かに宣伝やスパムメールは大量に届くけれども、それらは自動的に仕分けされて目に入ってこない。だから全体の1%に過ぎないかもしれないけれども、重要なメールをワクワクして読むことができる。それは多分変わっていない。

情報に関してもミニマリズムを志向すればいいのだろう。昔は否応なしにミニマリズムであった。現在は、大量な「どうでもいいこと」から逃れるためにミニマリズム【下に参考情報】を自ら実践することが必要なのだろう。

私たちの誰もが、現実の世界では多かれ少なかれ人生の困難(現実の厳しさ)に直面している。にもかかわらず、例えばフェイスブックのタイムラインは、それとはかけ離れた、優雅で素晴らしい生活に限定された世界を映し出している。そしてリンクトインを見れば、誰もが素晴らしい仕事をしているような錯覚に陥ってしまう。インスタグラムを見れば、自分以外の誰もが充実した生活をしているような気持になる。

私は、SNSで素敵な体験をしている他の人の写真や記事を見るのが嫌いではない。それは、自分に元気を与えてくれる。しかし、そうした情報が自分の嫉妬心やイライラを喚起することもあるだろう。それは事実だ。

それは相手が提供する情報の問題ではなく、自分自身の受け取り方の問題だ。自分の問題であるにしても、もし心がさざめくのであれは、躊躇することなく【非表示】や【ミュート】にすればいい。それだけの話だ。【非表示】や【ミュート】という機能はそのために提供されているのだ。自分が目に触れる情報は、自分でコントロールできるし、そうするべきなのである。

【参考】
ミニマリズムについては、この記事が参考になる。

ミニマリズムを実践すると、人生が豊かになる10の理由(体験談)
http://tabi-labo.com/282560/being-minimalist

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