BASE ショップ レビュー 表示 設定 ─ 「レビュー」Appsの有効化から自HP転載・JSON-LDまでの実務手順
BASE ショップ レビュー 表示 設定 ─ 「レビュー」Appsの有効化から自HP転載・JSON-LDまでの実務手順
読者
BASE(thebase.in)で個人ネットショップを運営されているオーナー様で、「商品レビューをショップに表示したい」「お客様の声を自社ドメインの HP にも載せたい」「検索結果に星印を出すにはどうする?」と悩んでいる方に向けた記事です。BASE の Apps 有効化から、自 HP 側への転載、JSON-LD 構造化データまで、一連の流れを実務者の目線で整理します。
今日のポイント(3行)
BASE 側のレビュー表示は、ショップ管理画面から「レビュー」Apps を有効化すれば商品ページに組み込まれます(ショップテーマ側の表示位置に依存)
BASE で集めたレビューを自社ドメインの HP に載せたいときは、景品表示法と個人情報保護法の観点で転載同意を改めて取るのが実務上の安全策です
Google の検索結果で★印を出したい場合は、JSON-LD の Review / AggregateRating を自 HP 側に手書きするか、埋め込みウィジェット経由で自動挿入します(BASE ショップ URL 側は BASE 側の仕様に委ねるのが基本)
1. 全体像:BASE の「中」と「外」でレビュー運用は別物
BASE をお使いの個人ショップ様でよく混乱するのが、「BASE ショップ URL(例:example.base.shop)の商品ページに出るレビュー」と、「自社ドメインの HP(ランディングページ / ブログ / 別 CMS)に出すお客様の声」は別の仕組みで動いているという点です。
BASE の中(.base.shop のショップ URL)のレビューは、BASE の Apps とテーマが管理します。ショップオーナーが HTML を直接いじる必要はなく、Apps を有効化すると定位置に出ます
BASE の外(独自ドメインの HP、ブログ、note、他 CMS)に載せたい場合は、BASE のレビュー文面を自分でコピペする or 自社で改めてアンケートを取る運用になります。このとき、景表法・個情法・著作権の整理が必要になります
この記事では「BASE の中」の設定 → 「BASE の外」への転載 → JSON-LD 付与の順で、4ステップで整理します。
2. ステップ1:BASE ショップの「レビュー」Apps を有効化する
BASE には「レビュー」などの名前の Apps が提供されており、購入者が商品ページからレビューを投稿できるようになります。詳細の仕様・利用条件は BASE 側で随時更新されるため、最新の挙動は BASE 公式ヘルプセンター(help.thebase.in)でご確認ください。本記事では、ショップオーナー目線での一般的な設定の流れを書きます。
一般的な流れは次の通りです。
BASE のショップ管理画面(PC ブラウザ)にログインします
左メニューの「Apps」ページに入り、レビュー系の Apps を検索します
Apps の詳細ページから「インストール」「有効化」のボタンを押します
Apps の設定画面で、表示の ON/OFF、レビュー投稿の条件(購入者のみ/ログイン者のみ 等)、表示件数を確認します
実際の商品ページを開き、レビュー枠が意図した場所に出ているか目視確認します
⚠️ BASE 側の Apps は追加・廃止・仕様変更があるため、ここで書いた操作順がそのまま今も有効とは限りません。「レビュー」「口コミ」で検索して該当 Apps を確認し、Apps 詳細ページの最新説明と help.thebase.in を優先してください。
よくあるつまずき:
Apps を有効化したのに表示されない → ショップテーマ側で該当ブロックがオフになっているケース。テーマ編集画面のレビュー表示位置の設定を確認します
スマホだけ出ない → PC 表示のみ ON になっているケース、もしくはテーマのレスポンシブ設定です
レビューが「空欄」と表示される → 購入者がまだ投稿していない状態。レビュー投稿依頼メールが送れる Apps なら、その送信履歴を確認します
3. ステップ2:BASE の「中」でレビュー投稿を集めやすくする
Apps を入れただけでレビューが自然に集まるケースは少なく、購入者への声がけが最大の変数になります。以下は BASE の仕様に依存せず、どのネットショップでも使える段取りです。
商品発送時の納品書(印刷 or メール)に「到着後 1 週間以内にレビューをいただけると助かります」と一言添える
出荷完了メール・購入完了ページに、レビュー投稿ページへのリンクを置く(BASE 側で許可された範囲で)
LINE 公式アカウントがあれば、購入者向けリッチメッセージで依頼する
「レビューを書いてくれたら特典(割引コード・ミニサンプル)」の仕組みは、景品表示法上の優良誤認表示の観点で注意が必要です。高評価を条件にすると「対価付きレビュー=実態より良く見せる表示」と見られかねないため、評価の内容に関わらず投稿に対して一律の小さなお礼(送料 100 円引き等)とし、レビューページでも「投稿お礼として一律配布」と明記するのが安全です(詳細は消費者庁の景表法ページ)。
4. ステップ3:BASE の「外」(自社 HP・ブログ等)にレビューを載せるときの整理
BASE の商品ページにレビューが貯まってきたら、ランディングページや Web サイトのフロントにも「お客様の声」を出したくなります。このときよく詰まるのが転載の同意です。
BASE のレビュー投稿ページでの同意文言(利用規約)は、「BASE のショップ内での表示」を前提としていることが多く、自社ドメインの別媒体への再掲載までは当然に含まれない前提で動くのが実務上の安全策です。転載する場合は、投稿されたレビューの投稿者に対して、
再掲する媒体(自社 HP・ランディングページ URL)
表示範囲(全文か要約か)
氏名・ニックネームの表記ルール(イニシャル / 匿名 / ニックネームそのまま)
取消の連絡先・期限
を明示して、メールか LINE で「はい」をもらう形にします。個人情報保護委員会のガイドラインでも、個人データを本来想定されていない媒体に再提供する場合は、原則として改めて本人同意を取る方向が整理されています。
なお、投稿者の氏名がフルネームで BASE 側に保存されている場合でも、自社 HP に載せるときはイニシャル or ニックネームまで匿名化するのが、名誉毀損・プライバシー配慮の実務として無難です。
5. ステップ4:自 HP 側で JSON-LD を付けて検索結果の★印を狙う
BASE の .base.shop ドメイン側の構造化データは BASE のテーマ・Apps 側で制御されているため、ショップオーナーが独自に書き換える余地は限定されます(HTML をフリー編集できる一部の Apps/テーマを除く)。一方で、自社ドメインの HP に転載したレビューについては、自分で JSON-LD を書いたほうが検索結果の★印候補に載せやすくなります。
Google Search Central の Review snippet の仕様では、構造化データで示すレビューは「そのページに実際に表示され、事業者のコントロール下で集めたもの」であることが求められます。つまり、自社 HP 側で転載表示し、その内容と一致する JSON-LD を書けば要件を満たしやすい、ということになります。
最小例として、自 HP 側の <head> に以下のような JSON-LD を入れる運用です(値は実データに差し替え):
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Product",
"name": "{商品名}",
"review": [
{
"@type": "Review",
"reviewRating": { "@type": "Rating", "ratingValue": "5" },
"author": { "@type": "Person", "name": "K. S." },
"reviewBody": "{要約したレビュー本文}"
}
],
"aggregateRating": {
"@type": "AggregateRating",
"ratingValue": "4.8",
"reviewCount": "12"
}
}
</script>
AggregateRating は、Google 側の現行仕様でレビュー 3 件以上を目安に書くのが安全です。また、構造化データに書いた review の本文・評価と、実際のページ表示の内容は一致させます(乖離は Rich Results の審査落ちの典型パターン)。
効果表現の扱いは BASE の中と同じで、「全員に同じ結果が出るわけではない旨」の併記は転載した体験談にも徹底します。特定商取引法(通信販売の表示義務)との関係では、商品説明ページの必要表示との整合も確認します(詳細は消費者庁の特商法ページ)。
6. ステップ5:BASE 以外に Google レビューを併用している場合
BASE で物販、実店舗で対面販売、Google ビジネスプロフィールにも出稿 ─ という個人事業者様は多いです。この場合、
Google ビジネスプロフィール側のレビューは、オーナー返信機能で丁寧にコミュニケーションを取る(Google 側のエンゲージメント指標)
Google 側のレビュー本文を自社 HP にコピペする場合は、前章のレビュー転載同意と同じ手順を踏む
JSON-LD には、自社 HP 側で改めて取得した(または同意を取った)レビューのみを入れる
の 3 点に整理すると、媒体ごとの役割分担がシンプルになります。BASE 内のレビューと、自 HP 転載用のレビュー、JSON-LD に入れるレビューを「一つの台帳」で管理すると、後からの同意取消・差し替えが楽になります。
7. koe で解決できる範囲
ここまでの運用を Excel・スプレッドシート・BASE 側の Apps と自 HP 側の HTML ベタ書きで回すことは可能ですが、「自社ドメイン HP に載せるお客様の声」を集めるフォーム、同意台帳、ウィジェット設置、JSON-LD の自動出力までを 1 つのツールに寄せたい場合は、koe.arere.jp をご検討ください。現時点で実装済みの機能は次の通りです。
回答フォーム作成(カスタム質問 / 星評価 / 写真アップロード / 公開 URL)
テスティモニアル管理(一覧・公開 ON-OFF・タグ・検索・フィルター)
埋め込みウィジェット(1 行の <script> で自 HP に設置、カルーセル・グリッド・マソナリー・単体の 4 テンプレ)
AI 要約・ハイライト(長文のレビューから掲載に向くフレーズを自動抽出、Claude API 利用)
Google レビュー取り込み(Google Places API 経由、外部レビューの集約)
JSON-LD 自動生成(ウィジェットスクリプトが親ページの <head> に LocalBusiness / Review / AggregateRating を自動注入。iframe を使わず Light DOM 配置で Googlebot に認識されやすい。レビュー 3 件以上で AggregateRating を自動出力。全プラン無料)
LINE シェアボタン(フォーム URL をお客様に LINE で送る)
Stripe 決済(Free / Pro / Enterprise プラン)
ただし、BASE ショップ URL(.base.shop)の中に表示する UI は BASE 側の仕様の範囲になります。koe が直接提供しているのは、「自社ドメインの HP・LP」側に出す収集フォームと埋め込みウィジェットです。BASE の中側は BASE の「レビュー」Apps、自社ドメイン側は koe の埋め込み、と役割分担するイメージです。
また、同意・取消の構造化管理(媒体・期間・取消トークン URL)は現時点で koe 外の範囲です。メールか LINE の運用台帳で管理いただく形となりますので、その設計も別途必要です。
まとめ
BASE ショップの「中」は Apps で有効化、テーマ側の表示位置を確認するのが設定の基本です
BASE の「外」(自社 HP 等)への転載は、投稿者に改めて同意を取り、氏名は匿名化し、景表法の注記を併記するのが安全です
JSON-LD の Review / AggregateRating は自 HP 側に書き、構造化データとページ表示は必ず一致させます
販路が複数ある場合は、一つの台帳で「どの声をどこまで使っていいか」を管理しておくと運用が崩れません
koe.arere.jp に登録して、自社ドメイン側の「お客様の声」フォーム・ウィジェット・JSON-LD をまとめて始める(無料)
参考(一次ソース)
BASE(個人・小規模ネットショップ作成サービス)公式サイト
https://thebase.in/BASE 公式ヘルプセンター(Apps・ショップ管理の操作手順の一次情報)
https://help.thebase.in/景品表示法 優良誤認表示・有利誤認表示の基本解説(消費者庁公式)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/個人情報保護委員会 ガイドライン(個人データ第三者提供の本人同意原則)
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_kanminkan/Google Search Central: Review snippet 構造化データ公式仕様
https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/review-snippet特定商取引法(通信販売の表示義務)関係情報(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_transaction/
