【取材報告】オープンキャンパス2025(理学部・経営学部 編)
神戸大学の2025年度のオープンキャンパスが8月6日(水)、7日(木)、8日(金)の3日間にわたり、開催されました。
毎年、受験を希望する高校生に向けて開催されるこのイベントは、今年も全11学部で実施され、各学部の教育内容に関する説明や、在学生による学生生活の紹介、研究内容の展示、模擬講義といった多様なプログラムが行われました。夏休み期間中の開催ということもあり、大勢の参加者で賑わい、キャンパスライフを体感するよい機会となりました。今回、私は6日に理学部を、7日に経営学部を取材しました。
理学部
理学部では8月6日に、六甲台第2キャンパスの理学部学舎で、各学科の説明会ののち、数学科、物理学科、化学科ではツアーが、化学科、生物学科、惑星学科では、研究内容を自由に見て回る形式のプログラムが行われました。今回は、後者の自由見学を中心に取材しました。
化学科
化学科の自由見学では、実験室にて、教員や大学院生によって研究内容の説明が行われました。生命とタンパク質の関わり、光触媒作用によるグリーン水素製造、分子からなる色の変化といったテーマが、初めて学ぶ高校生にも分かりやすく解説されており、高校生たちは熱心に耳を傾ける様子が見られました。説明後には、大学生活に関する質問をしたり、大学院生や学部生と出身地について話したりするなど、和やかな雰囲気の中での交流が見られました。

生物学科
生物学科の自由見学では、研究対象である多様な生物を間近で観察できるため、分かりやすい展示が行われていました。ハチや蚊のような身近な昆虫から、シャジクモ藻類、ヒナノボンボリなどのあまり耳にしない珍しい生物まで、様々な研究内容について、高校生たちは説明に聞き入り、積極的に質問を投げかけていました。

惑星学科
惑星学科の自由見学では、惑星宇宙物理学や計算惑星学といった多様な研究分野の展示が行われました。ポスターや動画、模型などを活用した展示は、参加者の興味を引く工夫が凝らされており、特に宇宙の起源に関心を持つ高校生たちが、意欲的に教員へ質問する様子が見られました。

オープンキャンパスに参加した高校生たちに感想を聞きました
あまり今まで大学での学習がどんなものなのかを知らなかったので、実験を実際に見ることを通して想像することができました。(高校2年生 T)
自分が知らない単語を丁寧に説明してくださったので、展示内容が理解しやすく、良いと思える学科が多かったです。(高校2年生 M)
経営学部
経営学部では8月7日に、六甲台第1キャンパスの出光佐三記念六甲台講堂で来校型のオープンキャンパスが開催されました。
経営学部の特色や入試に関する説明、在学生による、経営学部の留学プログラムである「KIBERプログラム」や、公認会計士資格の合格をサポートする「会計プロフェッショナル育成プログラム」などの体験談を含む様々な企画が実施され、参加した多くの高校生は、熱心に耳を傾け、盛んにメモを取るなど、真剣な姿勢で話を聞く様子が見られました。

オープンキャンパスに参加した高校生に感想を聞きました
キャンパスに来るまでに道に迷ってしまったときに、学生の先輩方が教えてくださって、優しかったです。模擬講義は、実際の講義を受けているような感じがして、面白かったです。(高校2年生 Y)
取材を終えて
8月6日の理学部オープンキャンパスでは、普段訪れることのないキャンパスで、自分の専門外の研究に触れることができ、とても新鮮な体験ができました。特に印象的だったのは、生物学科の石崎公庸教授によるゼニゴケの研究です。遺伝子の研究だけでなく、コケの生命力を生かして宇宙食としての可能性を探るという、既存の枠を超えた研究姿勢に感動しました。

8月7日の経営学部オープンキャンパスでは、経済学と似ていると捉えられがちな経営学が、異なる学問であることを改めて実感しました。田頭拓己准教授の模擬講義では、マーケティングの視点である「セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング」を学んだ後、その枠組みを疑い、本当に正しいのかを問い直すというアプローチが、とても興味深かったです。
どちらの学部とも、普段自分自身が触れることのない学問分野だったので、新たに知ることが多く、学びが多かったです。専門外の人にも理解できるよう説明してくださっていて、学問の面白さを知ることができました。今回の取材を通して、高校生の皆さんには、少しでも興味のある学部があれば、是非オープンキャンパスに参加していただきたいと思いました。
関連リンク
・神戸大学受験生ナビ
・神戸大学大学院理学研究科・理学部
・神戸大学大学院経営学研究科・経営学部
(文責:経済学部1年 北村)
