【一杯から始まる、人生の基準】❹〜一杯で満足できる人が、最後に残る〜
"黒ラベル"のCMにある
「大人エレベーター」という言葉が、
最近やけに腑に落ちる。
大人になるって、楽になることじゃない。
責任が増えて、割り切れないことも増える。
でもその分、無理をしなくてよくなる。
ガツンじゃなく、
最後まで付き合える一杯を
自然に選ぶようになったら、
もうその階に来ているのかもしれない。
そんなワタシは、昔は、
「足りない」と感じることが多かった。
一杯飲めば、もう一杯…。
一本飲めば、もう一本…。
少し結果が出れば、
更にもっと欲しくなる。
満たされないというより、
満足の基準が、外にあったのだと思う。
誰かより上か?
もっと評価されているか?
まだ取り返せるか?
だから、
飲みすぎて、
働きすぎて、
背伸びをしすぎた。
でも、ある時から変わった。
一杯で、
「今日はこれでいい」
と思える日が増えた。
それは、
我慢しているわけでも、
諦めているわけでもない。
ちゃんと、
自分の適量がわかってきただけのことだ。
一杯で満足できる人は、
欲がない人ではない。
むしろ逆で、
欲との付き合い方を知っている人だ。
煩悩を制御できているのかと。
足りないから足すのではなく、
足りていることに気付ける。
この感覚が持てるようになると、
無理な勝負をしなくなる。
飲みすぎない。
働きすぎない。
抱え込みすぎない。
そして、折れない。
一杯で満足できる人は、
次の日もちゃんと立てる。
人生は、一気飲みの大会じゃない。
途中で倒れたら、
どんな勢いも意味がない。
最後に残るのは、
派手な人でも、強い人でもない。
自分の量を知っている人だ。
一杯で満足できる人が最後に残る。
それは、
ビールの話であり、人生の話でもある。
自宅の冷蔵庫には、
常に幾つかの銘柄が入っている。
それは、自分の適量に合った
"その日の一杯"を選びたいからだ。
味を知り尽くしている定番の銘柄。
期間限定で、今しか飲めない銘柄。
試しに手を伸ばした、新発売の銘柄。
どれが正解というわけではない。
その日の体調や気分、
一日の終わり方によって、
選ぶ一本は毎日変わる。
大事なのは、
「どれを飲むか」ではなく、
「今日はどこで止めるか」
だと。
今日は一杯で十分だな、
と思える日もある。
逆に、今日はもう少し余韻が欲しい夜もある。
無理に決めない。
誰かの正解に合わせない。
自分の適量を、
自分で知っていること。
それが、
冷蔵庫に幾つかの銘柄を入れている理由だ。
ビールも、人生も、同じ。
自分の適量を知っている人は、
焦らないし、無理もしない。
そして、
最後まで、ちゃんと味わえる。
まさしく、"大人エレベーター"だ。⭐️
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