何度か飲んで分かった。アサヒ『ゴールド』が狙った立ち位置。〜『黒ラベル』との比較で見えてきたもの〜
最初に飲んだとき、
正直こう思った。
「黒ラベルと違いが分からない…」
でも、
何度か飲んでいくうちに、
その印象は少しずつ変わってきた。
似ているものの、
同じではない。
違いは、
"分かりやすさ"だと思う。
『黒ラベル』は、
飲み進めるほどに良さが見えてくる。
派手さはないが、
全体のバランスで成立している。
一方、
アサヒ『ゴールド』は違う。

一口目から、
しっかりとコクを感じる。
キレもある。
分かりやすく、
"美味い"と感じさせてくる。
ここに、
アサヒらしさがある。
飲み手に判断を委ねるのではなく、
最初から答えを提示してくる。
だからこそ、
多くの人に受け入れられる。
ただ、
その分だけ余白は少ない。
『黒ラベル』にある、
"飲むほどに広がる感覚”"とは
少し違う。
何度か飲んで、
ようやく見えてきた。
このビールは、
『黒ラベル』の代わりではない。
『スーパードライ』とも違う。
その間にある、
"分かりやすさ"に振り切った一杯だと思う。
そしてもうひとつ。
この立ち位置を、
アサヒが出してきたこと。
これは、
かなり大きい。
これまで触れてこなかった領域に、
あえて踏み込んできた。
そう考えると、
この『ゴールド』はただの新商品ではない。
"意思を持った一杯"だと思う。
何度か飲んで、
ようやく納得した。
このビールは、
似ているようで違う。
そしてその違いは、
しっかりと設計されている。
