Ep.4 明日朝礼で使える《間が悪い話》
「あなた本当~に、
いつも《 間 》が悪いわよね~(笑)」
これは度々、私が妻から言われる言葉です。
事実、
「そんなタイミングで来るか?」
「なぜ今それを言う?」
という出来事が、
私の周囲ではよく起こります。
ですから、
間が悪い
間抜け
間違い
など、《間》のつく言葉には少々敏感です。
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さて、この《間》とは何なのでしょうか。
今日は建築に携わる者として、
昔読んだ本で紹介されていた
考え方をひとつお話ししたいと思います。
もちろん学説として断定できる話ではありません。
つまり、《諸説ある》ってところで、
「そんな見方もあるのか」
くらいの気持ちで読んでください。
・・・
近年では、
バリアフリーやユニバーサルデザインという
考え方が重視されています。
それは人への配慮を中心とした、
とても大切な思想です。
一方で、
昔の建築には少し違った価値観がありました。
神様や仏様、
あるいは目に見えない存在への畏敬の念が、
今よりも強く意識されていたようです。
仏間
床の間
畳の間
板の間
土間
どれにも《間》という文字が使われています。
そして昔の建築では、
それぞれの空間に格式の違いがありました。
土間(玄関)から一段上がって板の間。
板の間からさらに畳の間。
そして畳の間より高い位置に床の間や仏間。
そんな具合に、
空間には順序や意味が与えられていたのです。
昔、私が読んだ本では、
「間」とは単なるスペースではなく、
物事の順番や関係性を整えるための
知恵ではないか、
と説明されていました。
なるほどと思った次第です。
考えてみれば、
伝統芸能では《間》
剣術では《間合い》
音楽では《拍子》
会話では《タイミング》
という言葉をよく使います。
同じ話でも《間》が良ければ面白い。
逆に《間》が悪ければ、笑いも起きません。
つまり《間》とは、
距離感であり、
順番であり、
タイミングなのかもしれません。
仕事でも同じのようです。
見積書を提出するタイミング。
お詫びに伺うタイミング。
相談を持ちかけるタイミング。
どれも内容だけではなく、《間》によって結果が変わります。
宴席で
「乾杯~!」
と言いながら、
相手より少しでも低い位置から
グラスを合わせようとする人がいます。
あれもまた、
相手との距離感や敬意を表す
《間》の取り方なのかもしれません。
能力や経験も大切ですが、
仕事が上手な人というのは、
案外、
この《間》を外さない人ではないでしょうか。
話す間。
聞く間。
謝る間。
動く間。
今日は少しだけ、自分の《間》を意識してみたいと思います。
もちろん、この話を朝礼で披露される際には、
あまり高い位置から、
得意げに語らないようお気を付けください。
《間抜け》に思われるかもしれませんからネ(笑)。
オリジナル作品を作りたいようでしたら、
うだつが上がらない
土台作り
敷居が高い
なども、建築関連からの派生用語のようです。
朝礼ネタとして、
調べてみると面白いと思いますヨ。
私もそのうち記事にはする予定ですが・・・。
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