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Anke Blondé『Dust』ベルギー版"ブラックベリー"の末路

2026年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。Anke Blondé長編二作目。1999年春、画期的な音声出入力システムの開発でIT業界のトップに躍り出たリュックとヘールト。しかし、彼らのペーパーカンパニー網が暴露されることになり、緊急取締役会が召集された。期限は36時間、月曜の朝9時に会社に再集合すれば、警察が穏便に逮捕してくれるということになっていた。技術畑出身のリュックはこれらの事態を恥じており、ウジウジしながら妻の名前がある証拠書類を隠滅しようと奔走する一方で、カリスマ営業マンのヘールトは運転手兼愛人と最後の時間を過ごす云々。技術屋と営業マンというちぐはぐなコンビは、マット・ジョンソン『ブラックベリー』の二人にも似ていた。彼らは第二部で犯罪まがいの空手形を切ったことで第三部で逮捕されていたが、そのどこかの時間が本作品と同じ時間が流れていたのかもしれない。途中から株を保有する近しい知り合いや家族への最後の挨拶回りみたいなのをやり始めて、バス・ドゥヴォス『ゴースト・トロピック』の逆バージョンのような、意味分からんエモーショナルな時間が流れるのだが、こいつら犯罪者だろ!エモがる前に反省しろ!となるなど。犯罪者が最後の悪あがきを通して一旦逮捕まで行って大丈夫か…となる程度まで心が落ち着く話というのは初めてだったが、後追いはしなくて大丈夫です。

・作品データ

原題:Dust
上映時間:109分
監督:Anke Blondé
製作:2026年(ベルギー, ポーランド, ギリシャ, イギリス)

・評価:40点

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