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横浜商科大学、15年ぶりの全国へ

15年前、2011年は皆様は何をしていたか覚えていますか?
小学校1年生、6歳だった子どもは23歳となり社会人になっている年数で、2011年といえば東日本大震災など大きな出来事があった年でもある。意外と長いようであっという間の15年だったかもしれない。

そんな2011年に全日本大学野球選手権大会を経験した横浜商科大学が15年ぶりに全国の舞台へ戻ってくる。今回のnoteではそんな横浜商科大学の紹介をしていきたいと思います。





横浜商科大学とは

神奈川大学野球連盟に所属する横浜商科大学
このチームが15年ぶりに全日本大学野球選手権大会へ出場するチームだ。
この春は、開幕戦がここまでリーグ戦3連覇中の神奈川大学。試合展開は悪くはなかったものの、終盤に逆転や勝ち越しを許し2連敗スタートと、成績だけ見てしまうと決して良い状態での開幕ではなかった。しかし、開幕戦を見た時に例年の横浜商科大学と違い、シートノックから声も出ていて、ビハインドの展開でもベンチ・スタンドを含めて雰囲気が決して沈んだりしていないところがあった。

そしてこの春のターニングポイントとなった試合が、第2週目の関東学院大学との1戦目だ。この日の関東学院大学・手塚 悠護(④向上)がストレート、変化球共に抜群で9回2アウトまで得点が奪えない展開が続いた。正直なところ誰しもが関東学院大学の勝利をほぼ確信していただろうという展開から、4番・加藤 蒼惟(③愛工大名電)がヒットで出塁すると、5番・牛久保 圭吾(④東海大静岡翔洋)がフルカウントからセンターオーバーのタイムリーツーベースで同点に。その後連続四球で満塁にチャンスを広げ最後はこの日リーグ戦初スタメンの小林 大地(②湘南工大附属)が左中間へ弾き返し見事サヨナラ勝ちを収めた。この試合以降わずか8試合戦って7勝1敗という見事な試合運びで優勝を飾ることになったが、この試合があったからこそ優勝まで一気に駆け上がっていけたのではないだろうか。


ちなみに、15年前の初戦に対戦したのは東京農業大学生物産業学部(現東京農業大学北海道オホーツク)で2−3で敗戦。リリーフで西宮 悠介(元東北楽天ゴールデンイーグルス)が登板。登板はなかったが岩貞 祐太(現阪神タイガース)も在籍していたり、3番ショートでスタメン出場していた山﨑 珠嗣(元ENEOS)などタレントは揃っていた。

相手の先発は1年生ながらリーグ戦の開幕戦でノーヒットノーランを達成した玉井 大翔(現北海道日本ハムファイターズ)でクローザーには陶久 亮太(現セガサミー)が登板していた。




選手名鑑

そしてここから先は商大の選手名鑑という形で、リーグ戦で活躍した選手や中心選手たちを載せていきたいと思う。ベンチ入り全員は網羅できてはいないのでそちらはご了承いただければと思います。


選手紹介

首脳陣

監督:野本 健二
コーチ:西田 健志

左・野本監督/右・西田コーチ

今シーズンから指揮をとる野本監督。元々はコーチとしてチームに携わっていた方。コーチには昨年まで伏木海陸運送でチームに携わっていた西田コーチが就任。2人とも横浜商科大学OBで1学年違いと現役時代も共にプレーしていただけに阿吽の呼吸でチーム作りをし、15年ぶりの優勝へチームを導いた。


マネージャー:飯田 瑛斗(④向上)

元々は捕手としてプレーもマネージャーへ転身。捕手で培った周りをみる力や気配りなどチームの細かい部分を見てくれている



投手


佐藤 諒音(④向上)

この春のMVPで主に1戦目の先発を任された右腕。
この春は7試合に登板し3勝を挙げ、優勝の瞬間はマウンドで迎えた。
187cmの身長から繰り出されるストレートを軸に、粘り強い投球を見せてくれる投手。全国大会でも初戦の先発が想定される


小林 侑斗(④平塚学園)

サイドとアンダーの中間のフォームから勢いのあるボールを投げ込むリリーバー。スライダーやシンカーなどの変化球を武器にクローザーとして君臨する。下級生の頃からリーグ戦経験の多い投手で難しい場面も何度も経験しておりピンチの場面での登板に期待


駒井 秀成(③平塚学園)

春に投手MVPとなる最優秀投手賞を受賞した右腕。
昨秋は横浜市長杯でも好投を見せており、相手打者の芯を外す投球が持ち味。この春は2戦目の先発を任されていたが、全国では初戦の先発をする可能性も十分にある。


工藤 逞(③文星芸術大学附属)

駒井と同様に1年生からリリーフ登板してい右腕。
140キロ中盤のストレートを軸に鋭く落ちるボールで相手打者の芯を外す投球でアウトの山を築くことができる。7回〜8回くらいにマウンドへ上がってくるのではないだろうか


この他にもリーグ戦では登板機会が多くなかったものの、ブルペンを支えた直井 拓馬(②平塚学園)猿山 由翔(②向上)などの登板にも注目したい。

直井拓馬




捕手

中山 寛明(③桐生第一)

強肩というかもはや爆肩。セカンドへのポップタイムがアベレージで1.8秒台を記録するなどランナーを走らせないのも捕手としての大きな素質なのではないだろうか。打撃面では主に2番を任されるのだが春のリーグ戦では犠打0だが、打率.333とバントではなく打ってチャンスを拡大する2番打者という形でチームに大きく貢献している。

中山がフルイングでマスクを被っていたため、捕手登録としてベンチ入りしていた髙田 友瑠(③宮崎日大)は代打での出場、中嶋 勇夢(②八幡商業)は出場はなかったもののイニング間の投球練習の補助であったりブルペンなどでのリリーフ陣のサポートなどでチームに貢献しており、リーグ戦経験のない1年生にも活きの良い選手がいるとの情報はあるので、どうメンバーが入ってくるかに注目したい

髙田友瑠


内野手

牛久保 圭吾(④東海大静岡翔洋)

この春、横浜スタジアムで売った瞬間の1発を放った豪快なスイングが持ち味の選手。かなりガッチリとした体型とノーステップに近いフォームでストレートをしばきあげて低めの変化球は見逃してくるだけに相手バッテリーへのプレッシャーをかけてくる。内野手登録だがライトを守っている。東京ドームでアーチを描けるか


多羅尾 光祇(③啓新)

下級生の頃から商大のセカンドを守り続ける選手。
守備は派手なプレーこそないものの、安定感があり堅実な守備と言える。
打撃では主に3番として出場。打率3割超えの成績を残しているのはさすがなのだが、個人的には1アウト2塁の場面で回ってきた際に追い込まれた後に最後は進塁打で終わるなど打率以上の貢献度が高いように感じる



加藤 蒼惟(③愛工大名電)

4番としてこの春15打点を記録し見事打点王に輝くなど、勝負強さに磨きがかかっておりその期待に応える一打を放ち続けた。特に優勝を決めた神奈川工科大学との試合では1戦目に先制タイムリー、2戦目に先制ホームランと第1打席目のチャンスでしっかりと結果を出した。全日本大学野球選手権でもその勝負強さを見せてほしい



平 怜樹(③佐賀商業)

この春、彗星の如く現れた商大の核弾頭
1番DHで全試合スタメン出場を果たし、打率3割を超える活躍を見せた。1番打者ながら11打点と打点ランキングの上位5名に入っており、下位打線で作ったチャンスをしっかりと返す役割を果たした。一振りで打線に勢いづけることができるかに注目だ



石塚 快士(③桐生第一)

商大のムードメーカー兼ガッツマン
主に5番や6番などでスタメン出場することが多く、チーム内2位タイとなる14安打を記録。塁上でのパフォーマンスはもちろんだがガッツポーズも激しい(?)のでこういう選手が塁に出るとベンチも盛り上がってくる


福岡 義行(②加茂暁星)

登録は内野手だが、センターを守る選手。
打撃は少し苦しんでいる部分はあるものの、守備でお釣りがくるくらい貢献度が高いように感じる。俊足を活かした守備範囲の広さとスピードで左中間や右中間の長打コースの打球を好捕したりシングルヒットで止められている。東京ドームという慣れない環境だが、その守備力を遺憾なく発揮してもらいたい


小林 大地(湘南工大附属)


開幕戦は出場がなかったものの2週目以降にベンチ入りを果たし、そのままレギュラーの座を掴んだ選手。第2週の関東学院大学戦ではリーグ戦初ヒットをサヨナラ打で飾るなどここぞの場面で存在感を出した。守備範囲が非常に広く、レフト前に落ちそうな打球に追いついたりと投手を非常に助けている


ここには記載がないがマネージャー・飯田 瑛斗の弟で内野全般を守ることのできるユーティリティプレーヤーの飯田 碧斗(③向上)などが控えている



外野手

猪飼 一斗(④静岡商業)

2026年度横浜商科大学の主将。元々は足のある選手でスピードを活かした選手という印象を持っていたが、今年の春は途中からスタメンに復帰すると神奈川工科大学戦1戦目では貴重なホームランを放つなどここぞの場面での活躍を見せてくれた。主将としてというよりかは1選手として、東京ドームの舞台を楽しんでほしい

外野手に関しては内野手登録の牛久保や福岡が守っており、外野手登録でメインで出ていた選手がほとんどいない。一方でそうなっている以上は外野手登録の選手にもチャンスは多く眠っている可能性が高いだけに今後の底上げに期待しておきたい


最後に

横浜商科大学の初戦は大会初日、東京ドームでの第4試合に日本文理大学との試合になります。東京ドームなので雨の心配は一切ないだけに安心して予定は組めると思います。笑

15年ぶりの全国に加えて普段、使用することのない東京ドームでの試合と難しい条件となっているが、相手も普段から東京ドームで試合するわけではないので条件は同じ。いかに先制点が取れるかが鍵になるだろう。是非とも東京ドームで商大の勇姿を見にきてください。


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