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子供が5歳ぐらいの時、一緒にピアノを練習していました。

子供がピアノの先生に習っていて、それを私に教えてくれていました。

初めは同じぐらいのペースで進んでいたのですが、だんだん子供に追いつけなくなりました。

初めは、練習量の違いと思っていたのですが、どうもそうではないようでした。

週末に練習しているのを見ると、子供の練習は15分ぐらいで終わってしまい
ます。

一方、私は1時間練習しても、1曲完成しない。

もう、その時点で5曲ぐらい差が開いていました。

その後、発表会で子供と連弾することになり、初めて先生のレッスンを受
けることになりました。

初めて、先生の前で緊張しながらピアノを弾いた私に、先生はこう言ったのでした…。

「素晴らしい!」

思わず、「え?」と言ってしまいそうになりました。

なぜなら、家で練習していると妻から、姿勢が悪いだの、タッチが強いだのと指摘されていたからです。

妻は、子供の頃からピアノを習っていたので、ある程度、弾けます。

ところが、先生はまずは私を認めてくれました。

さらには、「発表会では連弾だけでなく、ソロもいかがですか?」とまで言ってくださいました。

もちろん、二つ返事で「はい」と答えました!

その後は、指揮の練習をしたり、色鉛筆で楽譜にスラーを書いてみたりと、ただ、ピアノを弾くだけでなく、色々なことを体験できました。

できなかったことが、できるようになると、先生は「素晴らしい!」と言ってくれます。

先生が日常から無意識で承認する人なのか、それとも、レッスンだから意識して生徒を承認しているのかは分かりません。

どちらにしても、承認されたほう悪い気がするはずもありません。それどころか、もともと好きでやっていたピアノが、ますますやる気になりました。

そんな楽しいレッスンが終わって家に帰ってから、はたと思いました。

「自分は、コーチングのセッションにおいてクライアントさんをきちんと承認しているのだろうか?」

そんなことを自問しながら、頭を抱え込んでしまいました。

一対一のコーチングやコンサルティングでは、承認は欠かせないポ
イントです。

そして、確実に相手の行動へプラスの影響を与えます。

メルマガやセミナーでは、「承認の威力」を説きながらも、自分では疎かにしていることに気がつきました。

今、打ち間違えて気がつきましたが、「商人」とは「承認」できる人なのかもしれません。

人は、自分を認めてくれる人のところへ自然と集まります。人が集まれば、商いができる。

SNSがこれだけ普及している理由の一つに「承認欲求を満たす」があります。

家族が共感してくれないちょっとしたことでも、他人は「いいね」や「スキ」してくれたり、コメントで承認してくれる。

それがうれしくて、ついつい、投稿する。

意識して承認を増やし、いつしか、自然体で人を認められる人間になりたいものです。

あなたは今日、誰を承認しますか?

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