第104回 ウッドウォッチ
今日はウッドウォッチのお話
ウッドウォッチといえば、かなり前に河野大臣が着用していて話題になりました。
金製の豪華な時計と思いきや、木製のお手軽な時計だったというギャップでニュースになっていたと思います。
人と違ったものが欲しい、金属アレルギー、デザインが面白い等々で選ばれる方も多いと聞きます。お値段も1万円~とリーズナブルに購入できるところもいいですよね。
1970年代にはシチズンもケース素材に木を使った時計を販売していました。カルティエタンクにも木製ケースの時計があり、こちらは今や100万以上になっているらしいです。
ここで今回の時計のご紹介です。
セイコーの提げ時計です。

ケースに木材を使った豪華な提げ時計です。1970年当時18000円という高級品として販売されていました。
木材の種類は、堆朱(ついしゅ)というものらしいです。
堆朱とは一般的にヒノキ材などの素地に漆などを塗り重ねて模様を作る技法のようで、中国から伝来し、日本では室町中期頃から作り始められたそうです。
表題の写真はケース部のアップ画像ですが、塗り重ねられた様子が良く分かると思います。
当時、この堆朱のほか紫檀の提げ時計も販売されていました。

今回の撮影にあたってこの時計を眺めていましたが、時計と言うよりは工芸品、或いは美術品という趣です。
この造形を是非ご覧ください。




