CST概論⑫~つながり~
つながりについての話をさせて頂きます。
簡単にいうと、体ってつながってますって事を言いたいだけです。
解剖学を習ったことのある治療家は、体の組織同士が密接に絡み合って、繋がっているという事は、すでに知っていると思います。
特に、近年は筋膜がピックアップされてテレビや雑誌、後は色んなセミナーでも言われています。それは、筋膜のつながりは、色々と説明する時にイメージしやすいからです。
ですが、実際の体で言えば、筋膜だけが繋がっているわけではあります。
先程言ったようにあらゆる組織同士が密接に繋がっています。この繋がっているという知識をあなたは、治療にいかせていますか?
筋膜がピックアップされたのも、筋膜のつながりを治療にとりいれるという視点が新しく感じたから、流行っているのです。ですが、解剖学を学んだ人であれば、本来は知っていた知識なのです。体は、つながっているという知識をどういう視点で捉えて、そしてどんな治療にいかす事が出来るのかという事を考える事で、新たな治療方法を発見することができます。治せる治療家は、このつながりを治療にしっかりととりいれています。
そして、高い感覚レベルで、刺激と反応をしっかりとコントロールしながら、つながりを使って治療をしています。
つながりについては、言葉だけでは、あまりイメージしにくいと思います。実際には、足部を触るだけで、肩の可動域が変化することも起こります。全く関係なさそうな部位であっても、体は、何らかの刺激を受ければ、必ずその刺激に合わせた反応をしています。
つまり、何かすれば、何らかの変化がどこかに表れています。ですが、つながりの意識が低いとその事を無視しているため、変化に気づく事ができません。
例えば、肩が痛いと訴えている患者に対して、多くの場合は、肩を治療します。その時には、もちろん事前に肩の評価をすると思います。ですが、肩への治療をしても事前の評価とあまり変わらない事ってあります。
肩を触って、肩が変わらなかったから、あまり意味がなかったと捉えがちですが、事前に腰の評価をしていれば、腰に変化が出ている場合があります。腰ではなく、足に変化が出ているかもしれません。
こんな視点で、考えた事ってありますか。
今までの治療を変える必要はありません。治療はそのままでいいので、診る視点を変えてみて下さい。つながりを意識出来れば、見せ方にも役に立ちます。つながりという視点で、刺激の種類と量をコントロールできると、本当に面白い反応を出すことができます。
詳細に関しては、勉強会などの実技を通して、お伝えできたらと思っています。
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