日本ワインコンクールの頂点「グランドゴールド賞」受賞ワインを頂きました!
日本ワインコンクールって?
日本ワインコンクールってご存じでしょうか?
正直、私はそんなにコンクールに詳しくなかったので、
「え、そんなのあったんだ!」とまずググってしまいました。
検索のトップに出てきたエノテカさんの説明を要約すると──
日本ワインコンクールは、国産ぶどうを100%使用し、国内で醸造された「日本ワイン」だけを対象にしたコンクール。
今年のエントリー数はなんと 860点。
そのうち
銅賞:204点
銀賞:106点
金賞:31点
そして最上位の グランドゴールド賞は、たった1点のみ!
審査員は、ワイン専門家・ジャーナリスト・醸造家・有識者など30名。
ワインをそれぞれ100点満点で評価する、かなり本格的な審査です。
……なんかすごいじゃない!!
味にも造りにもめちゃくちゃ厳しそうだし、
“グランドゴールドは1点だけ”って、もう本当に頂点の中の頂点。
ワインエキスパートとして、
そして同じ地元民としても、
これはぜひ飲んでみたい…!
“伊豆”という、葡萄栽培において決して有利ではない土地で。
まず、中伊豆ワイナリーさんには本当に心から敬意を表したい。
私ごときが生意気かもしれないけれど、正直に思う。
伊豆って、葡萄栽培が本当に難しい土地じゃない?
中伊豆という地域は、もともと生食用の葡萄栽培をしていた土地なのだそうです。
そういう意味では「葡萄を育てる土台」はあったのかもしれません。
でも、
“ワイン用ブドウ” と “生食用ブドウ” はまったく別物。
私は栽培経験があるわけじゃないので細かい専門的なことは分かりません。
ただ、それでも分かることがある。
「伊豆は雨が多い → 病気にかかりやすい!」
「雨が多い → 味が薄まる!」
ワインの世界では、どの産地でもヴィンテージ(年の良し悪し)を語るときに
“雨量” と “雨のタイミング” が必ず話題に上がります。
「良いワインは、良い葡萄から。」
全国のワイナリーが“より良い葡萄”を求めて凌ぎを削る中、
伊豆のように 天候が味方してくれない地域で挑む というのは、
本当に大変なことだと思います。
だからこそ、今回の快挙には胸が熱くなる。
きっと、想像もつかないほどの創意工夫と努力が積み重ねられてきたのだろうと、
勝手ながら感動せずにはいられないのでした。
受賞作品を、いざ試飲!
今回、中伊豆ワイナリーさんで受賞されたワインは3つ。
金賞:伊豆 プティ・マンサン 2024
金賞:伊豆 プティ・ヴェルド 2021
グランドゴールド:伊豆シンフォニー・レッド プレミアム 2022」
まずは伊豆 プティ・マンサン 2024から

最初の印象は「和柑橘」。
黄色よりも、ほんのりオレンジ寄りのやや熟したイメージ。
甘ったるさは控えめで、柑橘の皮のほろ苦さが心地よく、
酸もボディもしっかりしていて“南の白”のような印象。
飲みごたえがあって、とても美味しい!
和食に合わせるなら──
「魚の塩焼き(カボス添え)」「焼き鳥(塩)」「天ぷら」
酸味が料理のアクセントになるタイプ全般と相性抜群だと思います。
プティ・マンサンはもともとフランス南西部、ピレネー山脈の麓で
長く栽培されてきた品種で、雨に強く病気にかかりにくいそう。
“プティ(小さい)”の名の通り、小粒で収量が少ない品種でもあります。
醸造家さんいわく
「酸と糖のバランスが素晴らしく良かった。だから余計なことはしなかった」
とのこと。
なるほど……だからこんなに綺麗に仕上がっているのですね。
伊豆、いや日本にしっくり馴染む品種なんだなと実感。
今後、プティ・マンサンを栽培するワイナリーが増えるかも、
と醸造家さんも話されていました。
まさに「良いワインは良い葡萄から」。
その言葉をそのまま体現した1本でした。
ちなみに、プティ・マンサンとプティ・ヴェルドはまだ買えます。
ポイント還元があるので楽天の方がお得ですね。
伊豆 プティ・ヴェルド 2021
プティ・ヴェルドはボルドーの品種で、
“濃くてスパイシー”が特徴。
ボルドー本国では栽培が難しく、
ブレンド用に数%入れる程度の扱いです。
ですが、日本ではどうやら相性が良いようで、
今回の伊豆プティ・ヴェルドのように
100%で仕立てるワイナリーも珍しくないとのこと。
私は初めてのプティ・ヴェルド100%でしたが、
個人的な推測としては──
ヨーロッパ品種がエレガントに仕上がりやすい“日本”という土地柄、
パンチのあるプティ・ヴェルドが
“ちょうどいいスケール感”にまとまったのでは? と感じました。
(ああ…醸造家さんが目の前にいたのに、何でこれを聞かなかったんだろう私……)
味わいは、ブラックベリー、ブラックチェリー。
タンニンしっかり。
2021ですが、まだ若々しさがあります。
カベルネ・フランほど青くなく、
マルベックほど熟した果実味でもなく、
メルローほど丸くなく、
カベルネ・ソーヴィニヨンのような清涼感とも違う。
「あ、これがプティ・ヴェルドか!」
と腑に落ちる味わいでした。
さすが金賞受賞だけあって、
果実味・酸・タンニンのバランスが良い。
赤ワインの料理には幅広く合わせられそうです。
アルコール度数も12.5%と優しく、
意外と“マルチプレーヤー”なのでは?
そして驚いたのが楽天の価格。
メーカーより明らかに安い。
え、これ金額間違ってない…?
買おうかな…。
いよいよ伊豆シンフォニー・レッド プレミアム2022

もう、一口で分かる。
まごうことなき美味しさ。
860点の中から“1点だけ”選ばれたトップオブトップ。
ブラックベリー、ブラックチェリー、しっかりタンニン。
酸も綺麗で、明らかに熟成ポテンシャルを感じる。
プティ・マンサンの尖っていた部分を、
まるく整えてバランスよく仕上げたような印象です。
セパージュは
プティ・ヴェルド49%
カベルネ・ソーヴィニヨン26%
メルロー25%
せっかくなので醸造家さんに
「セパージュの割合ってどう決めるんですか?」
と質問してみたのですが──
何て良い質問……!
そして私は何て馬鹿野郎……!
この時すでに酔っていた私は、
何て答えていただいたのか覚えていません。笑
ありがたいことに、
ワインリストにないヴィンテージも試飲させていただきました。
2017、2020、そして受賞した2022。
微妙な差ではあるけれど、
やはり2022が一番バランスが良い気がしました。
造り手ご本人によると(ここは覚えてます)、
「最後のコラージュ(清澄)を行うようになって評価が上がった」
そうです。
ちなみに卵白を使用した清澄とのこと。
こうして“垂直飲み”を経験できたのは、
本当に貴重な体験でした。
そして、もう売ってないので買えません。
それほど価値のある受賞だった、という証ですね。
地元民として本当に誇らしいです。
最後に。
このような機会をくださった恩師と醸造家の皆さま、
本当にありがとうございました!!!
早くワインバーを開きたいなぁ……そんな気持ちがまた強くなりました。
そのためにも本業も頑張らねば。
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