Prologue #2 🇯🇵 早くも旅が終わりかける
当noteは「バイクで世界一周」というクソゲーの攻略本兼冒険の書を目指しています。
全エピソードはこちらから。
これまで:
北海道の自宅を出発し、津軽海峡を越え青森県・大間崎でテント泊。

当面の目標:
ロシア・ウラジオストクよりユーラシア大陸横断を開始する
直近の目標:
ロシア行きの船がある鳥取県・境港までバイクで行く
当プレイヤーについて
さてここで、世界一周バイク旅のプレイヤーである筆者について簡単に紹介しておきたいと思います。

ステータス
特技
野宿
→登山をしていたので、1畳ほどの平らなスペースさえあればテント張ってメシ作って寝れます天気予報
→前職でやっていたので…サービス精神のかけらもない役人相手の事務仕事
→前職で吐きそうなくらいやっていたので…
弱点
初対面の人としゃべること
→レストランでの注文とかマジつらいですバイクの整備
→エンジンオイルの交換とチェーン清掃で経験値が止まっています早起き
→目覚めてから起き上がるまで、布団で1時間もぞもぞします
旅人としての実績
渡航国数:20
北アルプス全山縦走(上高地~親不知 / 夏期15日間)
最高到達高度:6,250m(インドの山)
と、旅人としてはいくつかの致命的な欠陥をかかえながらも、気合と根性でゴリ押しするタイプですので、以後よろしくお願いいたします。
さっそく転倒
旅2日目の朝、野宿をした本州最北端・大間崎を出発します。

好天のもと、下北半島を快走していたところ…

さっそくコケました。
見通しの悪い駐車場から右折しようとした瞬間、対向車が現れたため右折を中断。その際に前輪が段差に引っかかり、踏ん張りきれずに転倒するという、教科書どおりの立ちゴケをしました。
Vstromにとっては初めての転倒です。
自力で引き起こせるか未知数でしたが、サイドパニアが下敷きになったおかげでバイクの倒れ込みが浅くなり、荷物満載でも自力で引き起こすことができました。
幸いダメージはパニアとハンドルガードにかすり傷がついた程度で、バイク本体は無傷です。
「なんだ、倒れても全然余裕じゃん」と安心し(←のちに苦しめられます)、走行を再開します。

青森では偶然にもこんなスポットを見かけて寄り道していました。

さて花見を終え、バイクに戻ろうとしたところ…

バイクさん、お昼寝していました。
おそらく自然に倒れたのだと思われます。
というのも、ここでようやく課題認識したのですが、Vstromには弱点があります。それは、
サイドスタンドでの駐輪時、車体の傾きが浅くなる
のです。
そして、ただでさえ傾きが浅いのに加え、サイドスタンドエンド(通称:下駄)を履いていることや、荷物満載でサスペンションが沈んでいるなどの条件が重なり、車体が直立に近い状態になってしまいます。
そんな状態で風が当たると、いとも簡単に自然転倒してしまうことがわかりました。
本格的な対策はこれから考えるとして、ひとまずは傾斜や段差を利用しながら意識的に角度をつけて駐車することで乗り切ることにします。
それにしても、2日目にして2度もバイクが倒れるという悲劇。
2度目の転倒でパニアが凹んでしまいましたが、走行には支障なさそうなので、精神的ダメージを抱えたまま、引き続き本州を南下していきます。



パニアが取り付けられない
翌朝、出発準備をしていたところ、非常事態が発生します。
転倒でヘコんだパニア。前日までは問題なくステーに装着できていたのですが…

まさかのバイクに取り付けられなくなったのです。
どうやらパニアの変形によって、一度ステーから取り外したら再装着できなくなってしまったみたいで、30分ほど格闘したものの、どうにも装着不可能となってしまいました。
このままでは荷物を運べず、詰みです。(まだ3日目なのに…)
あれこれ思案した結果、最終奥義を発動することにしました。

こういう事態のために、丈夫なバンジーロープを2本用意しておいたのは正解でした。
「脱落しませんように…」と祈りつつ、走行速度を時速40kmに抑えながら、ある場所を目指します。

固縛したパニアを落とさず20kmほど走行し、何とか最寄りのレッドバロンに漕ぎつけました。
困った様子で荷ほどきしていると、店長が声をかけてくださり、開店の15分前にもかかわらず応対してくださいました。
パニアを装着するには歪みを修正するしかないとのことでしたので、買ったばかりのパニアをハンマーでガンガン叩いてもらうことに。

30分ほどぶっ叩いてもらった結果、完全ではないものの、なんとか取り付け可能な状態まで回復しました。
実際にコケてみてわかったこと
今回2度バイクが倒れてわかったのは次のとおりです。
・軽い転倒でもGiviのサイドパニアは凹みうる
・パニアが少し変形しただけでもラッチ部分がステーと接合しなくなる
・変形したら装着できるようになるまでハンマーで叩く
バイクの重さのせいというのもあるかもしれませんが、ちょっとコケたくらいで変形しかねないGiviのパニアはとてつもない不安材料です。
一方で、叩いて修復できる余地があるとわかったのは大きな収穫でした。
こういった点が海外へ行く前に発見できたのは喜ぶべきことなのかもしれません。
その後、お世話になったレッドバロンに工賃を支払おうとしたところ、なんと「お代はいらない」とのこと。
旅の事情をお伝えしたら、「ライダーとして純粋に応援したい」とのお言葉をいただき、せめてものお礼にと北海道のお土産を渡してレッドバロンを後にしました。


3分ごとにバックミラーでパニアの様子を確認しつつ、



新潟・長野を越え、

名古屋の実家に到着しました。
本格的に旅を始めてあぶり出た諸課題に対処するため、ここで数日間滞在します。
走行距離:1,160km

noteで紹介できなかった写真はインスタに入れています。
ぜひご覧ください。
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旅の途中でお世話になった現地の方に、「〇〇さんからのオゴリです」とビールをごちそうします。