俺☆数から見えた「今年の移民ニュース五人衆」を紹介するよ
仕事も納まったので(本当はもう1営業日あると知らなかった/ので無理やり納めました)年の瀬っぽい集計をしていたのですが、三銃士でも四天王でもなく五人衆なのはなぜか。それはね、上位3本だとなんぼなんでもニュースの出どころ偏りすぎいいい。
って自分でも思ったから。以下、論より証拠。
☆110(10月31日、東京新聞)
“「外国人が増えると治安が悪化する」根拠を尋ねるとこう答えた。「ネットに出ているはずです。調べてください」...従来の排外デモではあり得ないが、多くの人が丁寧に取材に答えてくれた”これなあ。
☆87(3月10日、東京新聞)
“初版600部。1500トルコリラ(2025年3月現在で約6200円)。日本国内での販売予定はないが、小島さんから1冊託された東京新聞記者が、この記事の公開と並行して、国立図書館への寄贈手続きを進めている”
☆55(1月24日、東京新聞)
呆気に取られて教育委員会のウェブ見に行ったら某委員メッセージに「初等教育においては少数精鋭ではなく多様な児童生徒が集って学ぶことが大切」という主旨の一節あり、意味わかって言ってる? な顔にしかならん
☆45(3月16日、東京新聞)
「病院での騒動」は全員不起訴で決着済と指摘すると「○○人の性犯罪者が不起訴なのは変」に話が変わる。それ日本人不起訴も同量以上だけどって言うと黙る。国籍でレッテル貼ることこそ変だよ、が伝わらないのよね
☆26(4月20日、弁護士JPニュース)
今回も労作でしたが“実際の最高裁判決を読めば...悪質なデマであることは明らか”って結語はデマに踊らされるというより「踊りたくて踊ってる」人々をどうする。ってフェーズだから途方に暮れてるわけで。って顔に
☆に続く数値は、ニュースへの感想を記した私のコメントに対するリアクション「はてなスター」のカウントです。
2018年に作った私のアカウントに7年で18,000だかの(賛否問わず、なにかしらの)感慨が可視化されている、その数字とみなして降順に並べてみた。
もちろん上記5位の☆26なんて数字、界隈じゃ雑魚of雑魚なんですけど、2025年日本社会の「移民」心象風景の記録にはなっているんじゃなかろうか。
という流れで計5年さかのぼったお裾分け。
■2024年
☆229(3月30日、東京新聞)
“「学則にのっとったもので適正だった」(学生支援課)との立場を崩していない。女性への謝罪も「考えていない」”私学ならいざ知らず謝ったら死んでしまう派が国に属する本件、社会の暗澹たる雲行きを明示しすぎやろ
☆74(10月9日、文春オンライン)
日本も他人事じゃねえんすわ。とくにここ“起きているムーヴの多くが「基本的に移民や難民は抑制」主義であること、そしておしなべてポピュリズムに立脚していること”
☆55(7月23日、デイリー新潮)
ヘイトスピーチ歴ある某市市議が提唱して、全国の自治体に請願書が濫発されている件ですね。「はだしのゲン」でおなじみムーブ/しかしここ、某新聞以上にピュアな悪に染まった媒体、という実績を着々と重ねるねえ
☆46(4月6日、弁護士ドットコムニュース)
“差別はなくならないとも言われますが、私は、これまでの歴史の中で育まれ、蓄積されてきた日常的な差別意識、それを次の子どもたちの時代にまで継承させることだけは、止めたいと考えています”
☆46(6月6日、ハフィントンポスト)
「一見して外国人と判明し、日本語を話さない者は...必ず何らかの不法行為があるとの固い信念を持ち、徹底的した追及、所持品検査を行う」文法の整合性を上回る熱量が感じられますね(棒)
■2023年
☆120(6月8日、毎日放送)
凡庸な悪を量産可能なシステムがとっくに完成している証左として読めるので、この内容の無い「激白」にも意味はある
☆113(11月20日、朝日新聞)
技能実習生は奴隷扱いで良い、難民申請なんて虚構だ、障害者に人権はない。紛れもなく2023年の日本社会が言いそうなことだし実際言う奴いるけど、それで良いわけないだろ。って声の方が大きい社会でありたいのよ
☆88(5月7日、Reuters)
日本のEPA技能実習特定技能、「介護」と称して看護職経験者をアジア各国から集めている(そして看護師になることをあきらめさせ介護福祉士を奨励する)状況を知っていると、心がざわつくんですが
☆70(1月16日、熊本日日新聞)
この裁判官「国民の一般的な宗教的感情を害することが明らか」として孤立出産したベトナム人技能実習生に有罪を宣告したひとですけど、あのときは第1回公判から判決まで1ヵ月かけてたんだな。どうしてこうなった
☆58(5月26日、東京新聞)
この件はどういうエクストリーム擁護が可能なんだろう、と思っていたんですがなるほどそういう感じ! という学びあるブコメを視認できたのでよかったです(片っ端から非表示にしながら)
■2022年
☆112(5月25日、NHK)
外務省公開情報を見てもピンと来なかったのでシンガポールの研究所の調査(回答数1,677)を見たらそっちでは「信頼できるmajor power」として本邦がUS、EUを上回る首位(中国にダブルスコア)で、つまり報道官の温度は正しいよね
☆42(10月9日、日本経済新聞)
カナダが人手足りないから週20時間までに制限していた留学生バイトの上限撤廃するわ。ってニュースもあって(ただし新規入国ではなく今いる留学生対象)我々に足りないのは人手以上に危機感な気がするんすよ
☆42(8月29日、NHK)
ここでいう「留学生」、在留資格の範囲で適切に労働力を提供し、かつ彼らなしでは成り立たない教育機関へ適切に資金を供する者。という意味なので、コロナ前の世界がいつまでも続くといいな。って願望漏れすぎやろ
☆33(8月4日、朝日新聞)
加害者4人と被害者間では示談が成立しているので、これは技能実習制度の親玉である外国人技能実習機構が県警に刑事告発した件。という理解でよろしいか。つまりなんだか分からん阿吽の呼吸が働いてます?
☆26(5月6日、共同通信)
タイムスタンプが錯綜してるけど“外国籍であると判断したことを理由に参加を拒否していたと明らかにした。「ビザの取得が非常に困難」と理由を説明”って配信もある模様。薪をくべ続けるぞという強い意志でも?
■2021年
☆190(9月8日、東京新聞)
これ6月の話で、何がヒドいって3カ月経っても進展がないこと。警察がこんなていたらくじゃ公安委員会に訴えても何も起きまい、とは思ったけど、そのうち忘れるだろうって思われてるんですかね。忘れるわけないだろ
☆83(11月8日、Togetter)
企業単独型と団体監理型があり、ここで「良い例」なのは前者、巷でやり玉にあがるのは後者(ざっくり説明)。何故みんな前者にしないのかというと、そら煩雑な書類仕事とかあるからですね
☆73(3月21日、日本経済新聞)
毎回思うんですけど“厚生労働省の調査では、新型コロナの影響で解雇された実習生は約4200人(1月末時点)...外国人技能実習機構(東京・港)によると約60人は仕事を見つけられないでいる”ってそんな少ないわけがないよね
☆73(1月14日、Yahoo!ニュース エキスパート)
それな。“党の重要な支持基盤である経済界は、外国人労働力の導入拡大を求める。一方で、党の「岩盤支持層」となっている保守・右派層は、「移民社会」につながる動きを排撃する傾向がある”
☆49(5月16日、NHK)
ここがダメなのはまあ業界内では何年も有名なんですけど、それでも想像していた5倍ぐらいのボリュームで叩かれていてさすがに笑った。どうした、これまでだって報道できたろうに。何があった。
■雑感
コロナ禍の傷跡が癒えない時期のニュースが上位に来ている2021年には、ランクからは外れますが
こんなニュースもあって。
そう、あのころは「戦前」だった。という感慨、「南アジア出身母子」に浴びせられたヘイトが4年後もふさわしい罰が下されるに至っていないこと、クルドヘイトが突然ブームになったこと、むかしNHKというニュースサイトありけり。
など、同一トピックを経年で追う意義をしみじみ感じました。
あと5人衆5年分25人衆のうち東京新聞が三分の一を占めてしまっているのは我ながら遺憾。右か左かでいえばそりゃ左なんだけど、産経新聞の言説に眉をひそめるのと同じぐらいには「結論ありき」メディアの在り方には賛同しないんですよ、私。自分のコメントを恣意的に選んだわけではなく、☆の数で並べたらこうなっただけで……(=思うようには弁解できてないけど、まあいいや)。
★12.29追記
このエントリ上げた時点で2025年5番目だった弁護士ドットコムよりスター多くついた記事が出てしまい。
☆38(12月29日、文春オンライン)
2025移民トピックでこのテキストから抜けているのは外免切替とクルドヘイト/事実に基づかない「為にする」騒ぎでも、本当:嘘が10:0ではなく9:1だったので火種が消しにくかった、その課題が可視化された。が自分のまとめ
☆28(12月27日、+αオンライン)
「なぜ嘘の情報まで投稿してクルド人を悪く思わせたいのか。もう地元の人だけでなく、日本中の人がクルド人は悪いことをしていると思い込んでしまっています」(15歳)
