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【こんな映画でした】1237.[カジュアリティーズ]

2024年 3月19日(火曜) [カジュアリティーズ](1989年 CASUALTIES OF WAR アメリカ 114分)

 ブライアン・デ・パルマ監督作品。マイケル・J・フォックス(撮影当時28歳)にショーン・ペン(撮影当時29歳)。ベトナム戦争の最中の軍隊の「不祥事」を描く。原作は1969年に発表されている。「CASUALTIES」とは「犠牲者、死傷者(数)、被害者」。だから「戦争の犠牲者」ということでいいだろう。被害者となる少女はベトナム人のテュイ・テュー・リー(撮影当時23歳)。

 観ていてもとても疲れる映画である。俳優たちも相当に大変だったろう。つくづく思う。役者というのは、精神的に過酷な仕事である、と。俳優によっては一つの映画が終わっても、なかなかそこから脱却できないと言っている人もいた。その通りだろう。

 軍隊がある限り、このような事件はなくならない。どこの軍隊でも、このようなことをやっている。記録に残されてないだけだ。ここではベトナム戦争が、まだ最近の戦争であって、このように考え、行動する兵というか人間が存在し得たということだ。

 それでも結局、彼は少女を助けることはできなかった。もしそのような行動を取れば、直ちに味方から殺されていただろう。それは基地に戻ってきてから、トイレで手榴弾で殺され掛かった一事を見ても分かることだ。

 オープニングシーンは、一体何事かと思った。ベトナムから戻ってきていて、電車でどこかへ行くところ。そこに気になる女性が乗車していて見つめることに。そこからフィードバックしてベトナム戦争の当時へ。

 ラストシーンは、やはりその電車の中で、彼女が降りた後、彼女の忘れ物に気がつき降車して追いかけていく。少し言葉を交わすことに。で、私は分からなかったがこの女性はベトナムでの少女と二役であった。つまり似ていたので、見つめてしまった。そして過去となったベトナム戦争でのことを思い出していた。それもトラウマ的に。そういう始まりと終わりであった。

 メイキングで、この二役の女性について監督が触れていた。要するに現代のアメリカでの場面では、彼女の鼻を少しいらっていたようだ。そのせいか私は気がつかなかった。それとレイプシーン(といっても露骨な描写はないのだが)は、当人ではなく吹き替えであったとのこと。

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