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集中できないのは“脳の仕様”?

大事な作業をしなきゃいけないのに、気づけばスマホでSNSを無限スクロール…。
「ああ、また時間を無駄にしてしまった…」
と、ベッドの中で一人反省会をするのが、昔の私のお決まりのパターンでした(笑)。

「なんで私は、こんなに意志が弱いんだろう」
「周りの人は、ちゃんとできているのに…」
「このままじゃ、何も終わらないよ…」

そうやって自分を責め続けていたんですが、ある時、ひとつの『考え方』に出会って、スーッと心が軽くなったんです。

それは、「集中できないのって、別に根性が足りないわけじゃなくて、人間の“脳の仕様”みたいなものだよ」という考え方でした。

今日は、自己嫌悪の沼から私を救ってくれたこの「考え方」と、
それを逆手にとって、無理なく“集中モード”に入るための簡単な工夫について、ゆるりと語っていきますね。


私たちの脳は“飽きっぽい”のがデフォルト

昔の私は、とにかく集中力がないのがコンプレックスでした。

学生時代のテスト勉強なんて、最悪。
5分も経たずにシャーペンをくるくる回し始め、気づけば窓の外を眺めて「あの雲、犬の形に似てるな…」なんて考えている始末(笑)。

社会人になっても、そのクセはなおりませんでした。
簡単な資料作成を頼まれたはずが、気づけば全然関係ない調べものに没頭してしまい、あっという間に夕方…。

上司から「あれ、まだ終わらないの?」と呆れ顔で言われた時は、
心臓がキュッと縮む思いでした。
「このままじゃ、本当にダメな人間だ……」

そう本気で落ち込んで、藁にもすがる思いで「集中力 ない 病気」なんて検索していた時、ふと目にしたのが、
「人間の集中力は、たった7秒しかもたない」
という言葉だったんです。

……ここで先に白状しておくと、実はこの説ちゃんとした科学的根拠はないらしいんですよね(笑)
どうやら広告業界の経験則から広まった言葉みたいなんです。

でも、理屈はさておき、当時の私にとってこの言葉はまさに救いでした。
「そっか、私だけじゃなかったんだ」って。

この「7秒で集中力が切れる」という話、私には、ものすごーーくしっくりきたんですよね。

例えばこんな経験ありませんか?

  • 映画を一本見るはずが、30分も経たずにスマホを触ってしまう

  • 2時間のドラマを最後まで見れず、途中で飽きて挫折してしまう

  • 人の話を聞いているはずが、5秒後には晩ごはんの献立を考えている

……ほら、心当たりがありすぎて、胸が痛くなってきますよね(笑)。

科学的な正しさがどうこう、というよりも。
「そっか、私の脳は飽きっぽいのがデフォルトなんだな」という事実を受け入れてしまう。

それだけで、「また集中できなかった…」と自分を責める回数が、ぐっと減るんです。
大事なのは、自分を責めることじゃなくて、この飽きっぽい脳の“クセ”と、どううまく付き合っていくかを考えることなんですよね。

「気合」と「根性」では、脳のクセに勝てない

「そっか、脳が飽きっぽいのは仕方ないんだ!」
と一度は納得するものの、真面目な私たちは、つい“アレ”に頼ってしまいますよね。

そう、「気合」と「根性」です(笑)。

昔の私も、まさにそうでした。
「脳のクセがなんだ! 気持ちで乗り切ってやる!」と、謎の精神論を振りかざしていたんです。

例えばこんな――

・スマホを机の隅に置いて、「絶対に見ないぞ…!」と睨みつける
「今日こそ2時間ぶっ通しでやる!」と、無謀すぎる目標を立てる
眠くもないのに、「集中するためだ!」とコーヒーをがぶ飲みする

今思えば、これって全部、脳のクセに正面からケンカを売っているようなものだったんですよね。

例えるなら、散歩中にあちこち寄り道したがるワンちゃんに、
「コラ!まっすぐ歩け!」と、リードを力ずくで引っ張っているような状態です。

ワンちゃんからすれば、「え、あっちに面白そうな匂いがするのに…」と、余計に抵抗したくなるだけ。
飼い主(私たち)は、引っ張るのに疲れてヘトヘト…。
これじゃあ、お互いに不幸ですよね。

脳の「飽きっぽい」というクセは、呼吸をするのと同じくらい自然なものです。
その本能に、「気合で集中しろ!」と命令するのは、「息をするな!」と言っているようなもの。
そりゃあ、苦しくなって当たり前なんです。

私たちがやるべきだったのは、勝ち目のない戦いを挑むことじゃなかった。
脳という名のワンちゃんを力でねじ伏せるんじゃなくて、
「こっちに行ったら、もっといいオヤツがあるよ」と、うまく誘導してあげることだったんですよね。

集中力のカギは、意志力ではなく「3つの設定」だった

意志力で脳のクセに立ち向かうのをやめた私が気づいたこと。
それは、集中力のカギは「気合」や「根性」なんかじゃなく、意外なほど簡単な3つの「設定」にありました。

「え、そんなことで?」と思うかもしれませんが、この一手間が驚くほど効くんですよね。

視界から「ライバル」を消してしまう

まず最初にやるべきは、一番手強い敵、スマホを視界から消すことです。
脳にとって、スマホは目の前の退屈な作業より何倍も魅力的なライバル。

これは、デート中に、自分のパートナーより素敵な異性が隣に座っているようなもの。そりゃあ、気になってチラチラ見てしまいますよね(笑)

なので、作業を始める前に、物理的に見えなくしてしまいましょう。

・スマホをカバンの中や別の部屋に置く
机の上の漫画や雑誌を本棚に戻す
関係のないPCのタブを全部閉じる

こんなふうに、意志力で「見ない!」と戦うのではなく、そもそも「見えない」環境を作ってしまう。

脳は意外と単純なので、これだけでライバルの存在をすっかり忘れてくれるんです。

ゴールを「25分後」に設定する

次にやるのは、脳をうまく「ごまかす」ことです。

いきなり「2時間頑張るぞ!」と宣言するのは、脳からすれば「今からフルマラソンを走れ」と言われるようなもの。「うわ、ムリ…」と、やる気をなくして当然です。

そこで、「25分だけ頑張って、5分休もう」と提案してあげるんです。これ、ポモドーロ・テクニックって言われる有名な方法ですね。

①タイマーを25分にセットしてスタート
タイマーが鳴ったら、必ず5分休憩する
これを1セットとして、繰り返す

「とりあえず、そこの電信柱まで走ってみようか」くらいの軽いノリです。

短いゴールとご褒美(休憩)をセットにして、「これさえ乗り切れば休める!」と思わせてあげるのがコツですね。

頭の中の「ごちゃごちゃ」を、全部書き出す

最後の仕上げは、脳の「迷子」を防いであげることです。

「あれもこれもやらなきゃ…」と頭の中がごちゃごちゃだと、脳はどこから手をつけていいか分からず、パニックを起こしてしまいます。
これは、散らかり放題の部屋で「さあ、掃除を始めよう!」と言われても、途方に暮れてしまうのと同じ状態です。

なので、作業を始める前に、まず「今日やること」を紙やメモ帳に全部書き出してみましょう。

・メールの返信
〇〇の資料作成
△△さんへの電話

頭の中にあるタスクを外に出して「見える化」してあげる。
ただそれだけです。

大事なのは、「脳に記憶させておく」という負担から解放してあげること。
「次は何だっけ?」と思い出させる手間をなくすだけで、脳はその分のエネルギーを、目の前の作業に集中して使えるようになります。

集中力は「才能」じゃなく、誰でもできる「技術」だった

ここまで、脳のクセとの付き合い方について、色々と語ってきました。

この3つの設定を始めてみて、私はあることに気づいたんです。
今まで私が喉から手が出るほど欲しかった「集中力」って、一部の人だけが持っている、生まれつきの「才能」じゃなかったんだなって。

あれは、料理のレシピにそっくりな、誰でも再現できる「技術」だったんです。

材料(タスク)を整理して
余計なもの(誘惑)を片付けて
適切な火加減(時間)で調理する

その手順さえ知っていれば、誰だって美味しい「集中」という料理は作れる。
昔の私は、ただそのレシピを知らなかっただけなんですよね。

レシピを知らないのに、「なんで美味しい料理が作れないんだ!」と自分を責めていた。
今思うと、本当に滑稽な話です(笑)

もう「自分はダメだ」なんて思わないで

もし今、この記事を読んでくれているあなたが、
昔の私のように「自分は集中力がないダメな人間だ…」と悩んでいるなら、それは大きな勘違いです。

あなたはダメなんじゃない。
ただ、自分の脳の「取扱説明書」を、誰も教えてくれなかっただけなんです。

自分のクセを知って、ちょっとした工夫でご機嫌をとってあげる。
それだけで、私たちの脳は、驚くほど素直に力を貸してくれます。

ぜひ、3つの設定の中から、1つだけでも試してみてください。
きっと、気合や根性に頼らなくても、スッと目の前のことに没頭できる。
そんな嬉しい瞬間に出会えるはずですから☺️





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