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一枚のFAXが教えてくれたこと〜便利さの裏側にある〝安全”というおもてなし

いつもnoteを読んでくださる皆さま、ありがとうございます。

箱根旅館組合から届いた一枚のFAXを手にし、思わず背筋が伸びる思いがいたしました。そこには、ある宿泊施設で起きた“火災”についての詳細な報告が記されていたのです。

他山の石として。他人事ではない“火災”の現実

原因は、私たちが毎日当たり前のように使っているコードレス掃除機のバッテリー、つまり“リチウムイオン電池”の発火でした。充電中の過充電や管理上の不備が要因の可能性が高いとのことです…。幸い、そのお宿では人的被害はなかったそうですが、同じように多くのお客様をお預かりし、日々清掃に励む身として、決して他人事とは思えませんでした。

先日飛行機に乗った際も、リチウムイオン電池の持ち込み制限について厳しく案内されましたが、今や私たちの生活に欠かせないこの便利な道具が、一歩間違えればどれほどの脅威になるか。
その事実を、改めて〝自分たちの課題”として突きつけられた心地がいたしました。

宿の中、そして皆さまの暮らしの中で

このFAXを読んで、私たちはすぐに館内の総点検を行いました。
客室の案内用タブレットの充電器に劣化はないか、掃除ロボットやスマートフォンの充電環境は安全か…。
「今まで大丈夫だったから」という慣れが、一番の怖さかもしれません。宿の運営においては、美味しいお食事や心地よいお風呂を提供することはもちろんですが、そのすべては“安全”という揺るぎない土台があってこそ成り立つものです。
目に見える華やかさだけではなく、こうした見えない部分の点検を徹底すること。それこそが、私たちが一番大切にしなければならないおもてなしの根幹なのだと、深く心に刻みました。

おわりに

一枚のFAXが届けてくれたのは、注意喚起だけではありません。「お客様の日常を守る」という、私たちの原点を改めて見つめ直す機会でした。
便利になればなるほど、その裏側にあるリスクにも優しく目を配ること。

皆さまも、ご自宅のコンセント周りや、又、古くなった充電コードを一度チェックしてみてくださいね。これからも、私どもは安心してお過ごしいただける場所であり続けるよう、ひとつひとつ、心を込めて整えてまいります。

箱根強羅温泉 にごり湯の宿
桐谷箱根荘 女将

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