子どもの熱せん妄、備忘録

人生で2度目の子どもの熱せん妄を目の当たりにして動揺がおさまらない。
せん妄は解熱とともに収まり、今はケロッと元気にしているが、またいつあれがあるかと思うとゾッとする。
ネットには知識がたくさん溢れているけれど、人はそれぞれ違う。子育てをする中で、先輩たちの体験談に支えられた部分も大きいと思ったので、ここに備忘録としておく。自分の記録のためにも。いや、と言うか、完全に個人的な記録。


1度目の熱せん妄は、長男が9歳の頃。新型コロナウイルス感染症にかかって、毎日高熱が続いていた真夜中であった。
眠っていたはずの長男がムクっと起き上がり、そのままふらふらと歩き出して家中を歩き回った。慌てて後を追った私は長男の手を取り一緒に部屋に戻った。「ベッドはここだよ」と伝えたら、長男は頷いてベッドに横たわり眠った。
ほんの2〜3分。
しばらく様子を見て、しっかり寝入ったのを確認するまでは眠れなかった。その後、熱せん妄が起こることはなかった。

そして、2度目の今日は長女9歳。
昨日から調子が悪そうではあったが、発熱はなかった。食欲が落ちているので便秘かな?などと考えていた。
今朝、起きてからYouTubeを見ていた娘。食事が遅々として進まない。おかしいと思って熱を測ったところ、39.5度。カロナール服薬で解熱。昼には食欲が戻り、うどんと兄の食事からチキンカツを一つもらって食べていた。熱も37.7度まで下がり、一見調子がよさそうに見えた。食欲が戻り、食事をしっかり摂れたことに安心していた。
しかし、16時頃、突然ガタガタと震え出す。息も上がっている。きっとまた熱が上がってきたんだと、布団を掛けて様子をみたけれど、震えは止まらない。カロナールを再度飲めるまであと1時間。うずくまって咳き込んだと思ったら嘔吐。なんとか洗面器で吐瀉物を受け止めた。時間がなかったので、洗面器にビニール袋を被せることができなかったけれど、ぶちまけたり、素手キャッチするよりはなんぼかマシ。それでも布団や服に飛沫が飛び散ったので、着替えさせ、布団を洗濯機に入れ、別の布団をかけて椅子を移動させた。
吐瀉物を処理している時にまさかの嘔吐第二波襲来。直後、ぐったりしていたけれど、本人からシャワーをしたいと言ってきた。
もう9歳で、「1人で入る」と言われたら、無理やり一緒に入り込むわけにもいかない。私は吐瀉物を処理したり、洗濯物の予洗いをしたりして待つ。風呂場からは娘の鼻歌が聞こえた。あれ?吐いたらスッキリしたのかな?機嫌よくてよかった、なんて考えていた。
風呂から上がった娘はしっかりとした足取りで歩いてきた。けれど、突然「ねぇ、お風呂のドア変なんだけど。反対だよ」なんて言う。
はて?なんのこと?
よくわからないので、2人で見に行くけれど、いつもの風呂のドア。
娘曰く、タオル掛けが風呂場側じゃなく、脱衣所側にあるのかおかしいと。今更?この家住んで何年になります??
「いつものドアだよ」と伝えたけれど、なんだか娘は首を傾げている。
それから次は、リビングのドア「こんなに大きかったっけ?変だよ!」「時計が変!うちの時計は壁に張り付いてない!」「ママって本物?本物のママはどこ?!」
んんん!?
私の存在まで??ここまできて、これはせん妄なのではと気づいた。
息子のせん妄を経験してなかったら、もっと慌てたかもしれない。
ググったら、高熱で脳が興奮状態になっているだけで、解熱とともに落ち着くはず、言うことを否定せずにそばで見守れと。
背中をさすりながら隣に座るけれど、それから何度も何度も「本物のママはどこ?偽物でしょう」「時計が変」「ドアが変」の繰り返し。否定しないで応じるけれど、こう何度も何度も繰り返されると辟易とした。特に「本物のママはどこ?」が続くことに…。ついには長男の部屋へ乗り込んで「ママが偽物だ」「ドアが大きすぎる」と長男にも訴える。長男もギョッとしていた。
少し落ち着いて椅子にすわってYouTubeを見始めたので、長男に少し見てもらって、私は廊下で「#7119」に電話した。

#7119で、今朝からの症状を伝えると、
・唇の色が紫になってないか
・顔色は悪くないか
・水分は摂れているか
・尿が出てない、少ないことはないか
を確認された。どれも問題ない。更に
・暴れていないか
を確認された。暴れるほどの興奮ではない。

以上から、「今日か明日の朝の受診を推奨する」と言われた。
かかりつけ医が今日まで盆休みなので、明日の朝受診することにする。ちなみにカロナールを早めに飲んでいいかと問うと、薬のことは答えられないと言われた。そういえば、熱せん妄のことも全く触れなかった。受診をすぐにすべきかどうかに答えるもののようだ。

その後、娘はYouTubeを見ながら自ら横になり、17時には38.5度に。その1時間後には37.7度に。また自分で風呂に入って、20時には36.4度になった。
こんな劇的な変化するのか。
今、元気にお喋りしているが、これは二峰性の発熱をするのではないかと警戒している。前の発熱も熱せん妄はなかったけれど、二峰性発熱だった。油断大敵。
熱せん妄だろうなって当たりがついていたから、ググったり、#7119コールしたりできたけど、そういう知識がなかったらどんなに怖かっただろう。ネットのある時代でよかった。本当によかった。また何かあれば続きを書く、かもしれない。

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