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優しいのに、なぜか安心できない人を好きになる理由

優しい人のはずなのに、
なぜか落ち着かない夜があります。

大事にされていないわけじゃない。
冷たいわけでもない。

それでも、

ふとした一言に引っかかる。
返信の間隔に意味を探してしまう。
会ったあと、少しだけ疲れている自分に気づく。

そして、最後はこう思ってしまう。

「私が気にしすぎなんだよね」

「優しいのに不安」は、おかしくない

好きなのに不安。
優しいのに安心できない。
この矛盾した感覚は、
めずらしいものではありません。

心理学では、
「思っていること」と「感じていること」が
うまく噛み合わないとき、
人は強い違和感を覚えるとされています。

そしてその違和感を埋めるために、
多くの人がこう考えます。

「私の感じ方がおかしいんだ」

でもそれは、あなたが間違っているからではなく、
心がこのズレをどうにか理解しようとしている、とても自然な反応かもしれません。

なぜその人に惹かれてしまうのか

安心できない相手なのに、なぜか強く惹かれてしまう。

その背景には、
「愛着」と呼ばれる心のクセが関係していることがあります。

人はそれぞれ、近づきたい気持ちが強いタイプと、近づくほど距離を取りたくなるタイプを持っています。

もし、不安になりやすい心と、
距離を取りやすい心が出会うと、

近づくほど離れる。
離れるほど追いかける。
そんなすれ違いのループが生まれやすくなります。

それは、相性の問題というより、
「安心しづらい組み合わせ」が
自然に起きている状態とも言えます。

離れられないのは、優しさのせい


この関係しんどいなと思っても、
なかなか離れられない。
その理由のひとつが「たまにすごく優しい」という感覚です。

人の心は、いつも同じように優しいよりも、
優しいときと、そうでないときの差があるほうに強く引きつけられる傾向があると言われています。

だから、あの時の優しさが忘れられない。
またああなるかもしれないと思ってしまう。

それは、あなたが弱いからではなく、

人の脳が、「いつ来るかわからないご褒美」に強く反応する仕組みを持っているからかもしれません。

なぜこんなに考えてしまうのか


連絡の意味。
言葉の温度。
表情の変化。

気づけば、その人のことばかり考えている。

それは、「考えすぎ」ではなく、
“分からないものほど気になってしまう”
という心の性質とも関係しています。

相手の気持ちがはっきりしていないほど、
心は答えを探そうとして、
何度も同じことを考え続けてしまうのです。

なぜ冷たさだけが残るのか

優しかった記憶よりも、

あの一言。
あの沈黙。
あの違和感。

そういうものばかりが、
強く残ってしまうことがあります。

人は、心地よかったことよりも、
「おかしい」と感じた出来事の方を
強く覚えやすいと言われています。

それは自分を守るための仕組みでもあります。

だから、忘れられないのは当然で、
あなたが弱いからではありません。

自分の価値まで揺れてしまう理由

あの人の態度ひとつで、
自分の価値が上がったり、下がったりする。そんな感覚になることもあります。

安心できない関係にいると、
「私は大切にされる存在なのか」という問いを、何度も突きつけられることになります。

その結果、相手の反応が、
そのまま自分の価値のように感じてしまうのです。

あなたが悪いわけじゃない

優しいのに不安になる恋。

それは、あなたの感じ方が間違っているからではなく、
いくつかの心の仕組みが重なって、
そう感じやすい状態になっているだけかもしれません。

惹かれる理由も、離れられない理由も、
考えてしまう理由も、傷つく理由も、
全部、あなたの弱さではなく、
人の心がもともと持っている動きの中で
説明できることばかりです。

だから、「こんな恋をしている自分はダメだ」そう決めつけなくて大丈夫です。

今夜は、少しだけその違和感を否定せずに、

「ちゃんと感じ取れているんだ」と
受け止めてあげてください。

安心できないのに気づいていること自体が、
あなたの心がちゃんと働いている証拠だからです。

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